admitir は「認める・受け入れる・許容する」を表す動詞
admitir は、事実や誤りを「認める」、人や申請などを「受け入れる」、行為や条件を「許容する」といった意味で使われる他動詞です。
- 事実・誤り・責任などを「認める」ときに使います。
- 人の入学・参加や、申請・書類などを「受け入れる」ときにも使います。
- 行為・数量・ファイル形式などが許容範囲に入ることも表します。
日本語では、目的語や使用場面によって「認める」「受け付ける」「収容できる」「対応する」などに訳し分けます。まずは活用を確認し、そのあとで具体的な意味と使い方を見ていきます。
admitir の活用
admitir は、規則活用の-ir動詞です。語幹母音や綴りに変化はなく、現在分詞は admitiendo、過去分詞は admitidoです。
グアテマラを含む地域では、vos に対して、直説法現在形の admitís、接続法現在形の admitás、肯定命令の admití などが使われます。一般例文では、原則としてtúを使用します。
分詞
| 種類 | 活用 |
|---|---|
| 現在分詞 | admitiendo |
| 過去分詞 | admitido |
直説法
現在形
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | admito |
| tú(vos) | tú: admites vos: admitís |
| él / ella / usted | admite |
| nosotros / nosotras | admitimos |
| vosotros / vosotras | admitís |
| ellos / ellas / ustedes | admiten |
点過去形
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | admití |
| tú | admitiste |
| él / ella / usted | admitió |
| nosotros / nosotras | admitimos |
| vosotros / vosotras | admitisteis |
| ellos / ellas / ustedes | admitieron |
線過去形
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | admitía |
| tú | admitías |
| él / ella / usted | admitía |
| nosotros / nosotras | admitíamos |
| vosotros / vosotras | admitíais |
| ellos / ellas / ustedes | admitían |
未来形
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | admitiré |
| tú | admitirás |
| él / ella / usted | admitirá |
| nosotros / nosotras | admitiremos |
| vosotros / vosotras | admitiréis |
| ellos / ellas / ustedes | admitirán |
可能法(過去未来)
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | admitiría |
| tú | admitirías |
| él / ella / usted | admitiría |
| nosotros / nosotras | admitiríamos |
| vosotros / vosotras | admitiríais |
| ellos / ellas / ustedes | admitirían |
命令法
肯定命令
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| tú(vos) | tú: admite vos: admití |
| usted | admita |
| nosotros / nosotras | admitamos |
| vosotros / vosotras | admitid |
| ustedes | admitan |
否定命令
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| tú(vos) | tú: no admitas vos: no admitás |
| usted | no admita |
| nosotros / nosotras | no admitamos |
| vosotros / vosotras | no admitáis |
| ustedes | no admitan |
接続法
現在形
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | admita |
| tú(vos) | tú: admitas vos: admitás |
| él / ella / usted | admita |
| nosotros / nosotras | admitamos |
| vosotros / vosotras | admitáis |
| ellos / ellas / ustedes | admitan |
過去形(ra形)
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | admitiera |
| tú | admitieras |
| él / ella / usted | admitiera |
| nosotros / nosotras | admitiéramos |
| vosotros / vosotras | admitierais |
| ellos / ellas / ustedes | admitieran |
admitir のコアイメージと使い方の手がかり
admitir のコアイメージは、人・物・事実・条件などを、拒まずに「受け入れられるものとして中に入れる」ことです。
事実や誤りを認める場合は、その事実を否定せず、自分の認識の中へ受け入れます。学校が学生を受け入れる場合は、その人を学校や講座の中へ入れます。数量やファイル形式を許容する場合は、その対象を設備やシステムが処理できる範囲に入れます。
- admitir un error:誤りを事実として受け入れる
- admitir a un estudiante:学生を学校や講座へ受け入れる
- admitir hasta ochenta personas:80人までを収容可能な範囲に入れる
- admitir archivos PDF:PDFファイルを処理可能な形式として受け入れる

「中に入れる」というイメージなら、どの文でも「入れる」と訳せるの?

そういうわけではありません。人なら「受け入れる」、事実なら「認める」、数量なら「収容できる」のように、日本語訳は文脈によって変わります。コアイメージは訳語を一つに決めるものではなく、使い分けを考えるための手がかりです。
admitir の基本的な意味と使い方
admitir は他動詞で、後ろに認める内容や受け入れる対象を置きます。目的語には、名詞句だけでなく、que節や haber+過去分詞を置くこともできます。
事実・誤り・責任を「認める」
自分の誤り、責任、行為、ある出来事が事実であることなどを、否定せずに認めるときに使います。
名詞を直接目的語にするほか、admitir que+直説法で「~ということを認める」、admitir haber+過去分詞で「~したことを認める」と表せます。
Admito que me equivoqué al cambiar la fecha.
直訳:私は認めます、日付を変更したときに私が間違えたことを。
意訳:日付を変更したときに間違えたことを認めます。
que me equivoquéは、何を認めるのかを示す節です。ここでは、実際に起きた間違いを事実として認めているため、直説法のme equivoquéが使われています。
admitir queの前に de は置きません。admitir de que とはしない点に注意が必要です。
El conductor admitió su responsabilidad en el accidente.
直訳:その運転手は認めました、その事故における自分の責任を。
意訳:その運転手は事故の責任を認めました。
この例では、名詞句の su responsabilidad が直接目的語です。en el accidente は、何についての責任なのかを示しています。
Marta admitió haber usado mi computadora sin permiso.
直訳:マルタは認めました、許可なしに私のコンピューターを使ったことを。
意訳:マルタは私のパソコンを無断で使ったことを認めました。
haber usado は完了不定詞です。パソコンを使った行為が、マルタがその事実を認めた時点より前に起きたことを表しています。
admitir は、誤りや責任を認めることを表しますが、それだけで謝罪や反省まで表すとは限りません。謝ったことまで示す場合は、別にその内容を加える必要があります。
admitir que の後ろで使う法は、admitir の意味と従属節の内容の捉え方によって変わります。認める内容を事実として述べる場合は、直説法を使います。一方、「ある行為や状況を受け入れる・許す」という意味で、従属節の内容を事実として断定しない場合には、接続法が使われることがあります。
人・物・申請などを「受け入れる」
学校や組織が人の入学・参加を認めたり、施設が人や動物の入場を認めたりするときにも admitir を使います。申請・作品・書類などを受け付ける場合にも使われます。
人を直接目的語にする場合は、原則として人を表す前置詞 a を置きます。
La escuela admitió a veinte estudiantes en el curso de verano.
直訳:学校は受け入れました、20人の学生を夏の講座に。
意訳:学校は夏の講座に20人の学生を受け入れました。
a veinte estudiantes の a は、人を直接目的語にするときの前置詞です。en el curso de veranoの en は、学生が参加する講座を示しています。
店舗や施設の掲示・規則では、受動の se を使った se admite や se admiten が使われます。
En este café no se admiten mascotas.
直訳:このカフェでは、ペットは受け入れられません。
意訳:このカフェはペット同伴不可です。
この文の se は、独立した代名動詞 admitirse を作っているのではなく、「ペットは受け入れられない」という受動の意味を表しています。
mascotas が複数形なので、動詞も複数形の admiten になります。単数名詞なら、se admite を使います。たとえば、No se admite comida. は「食べ物は持ち込めません」という意味です。

No se admiten mascotas. の se は、admitirse という再帰動詞なの?

ここでは再帰動詞ではありません。mascotas が「受け入れられる」という受動の意味を表す se です。複数の mascotas に合わせて、動詞も admiten になります。
La oficina admite solicitudes hasta el viernes.
直訳:その事務所は金曜日まで申請を受け付けます。
意訳:その事務所では、金曜日まで申請を受け付けています。
申請・書類・作品などが目的語の場合、日本語では「受け入れる」よりも「受け付ける」と訳すほうが自然なことがあります。hasta el viernes は受付期限を表しています。
行為・条件・数量を「許容する」
admitir は、人の発言や行為を容認する場合のほか、施設・機器・システムなどが一定の数量や形式に対応できることも表します。
No admito ese tipo de comentarios durante la reunión.
直訳:私は会議の間、その種類のコメントを許容しません。
意訳:会議中、そのような発言は認めません。
この文では、人が主語となり、ある種類の発言を許容しないことを表しています。文脈によっては「認めない」「容認しない」「許さない」などと訳せます。
Esta sala admite hasta ochenta personas.
直訳:この部屋は80人まで受け入れます。
意訳:この部屋の定員は80人です。
部屋や会場が主語の場合は、意志を持って人を「認める」のではありません。一定人数を収容できることを表すため、日本語では「収容できる」「定員は~人である」などと訳します。
El sistema admite archivos PDF de hasta diez megabytes.
直訳:そのシステムは10メガバイトまでのPDFファイルを受け入れます。
意訳:そのシステムは、10MBまでのPDFファイルに対応しています。
機器やシステムが主語の場合は、「ファイルを受け入れる」から転じて、「その形式に対応する」「そのファイルを処理できる」という意味になります。
このように、admitir の日本語訳だけを「認める」と固定すると、文脈によっては不自然になる可能性があります。何が主語で、何を目的語にしているかを確認することが重要です。
no admitir+名詞で「~を許さない」
no admitir+名詞では、「~を許さない」「~の余地がない」という意味を表せます。人が行為を容認しない場合だけでなく、問題や状況が延期・議論・例外などを許さない場合にも使われます。
La reparación del techo no admite más demora.
直訳:屋根の修理は、それ以上の遅れを許しません。
意訳:屋根の修理は、これ以上先延ばしにできません。
no admite más demoraは、これ以上延期できないほど対応を急ぐ必要があることを表します。文章や公的な説明で使われることのある表現です。
同じ構造で、no admitir discusión なら「議論の余地がない」、no admitir excepciones なら「例外を認めない」という意味になります。
法律・手続きで「受理する」
法律・行政・公的な手続きでは、申請・証拠・訴えなどを正式な手続きの対象として「受理する」という意味でも使われます。
El juez admitió a trámite la solicitud.
直訳:裁判官は受理しました、手続きの対象としてその申請を。
意訳:裁判官はその申請を、手続きの対象として受理しました。
admitir a trámite は、申請などを審理・処理の対象として受け付けることです。申請内容が正しいと認められたことや、最終的に承認されたことまで表すわけではありません。
admitir から派生した語には、次のようなものがあります。
- admisión:入学、入場、受理
- admisible:受け入れられる、許容できる
- inadmisible:受け入れられない、容認できない
admitir・aceptar・reconocer の違い
admitir、aceptar、reconocerは、日本語で「認める」「受け入れる」と訳されることがあり、文脈によっては意味が重なります。ただし、それぞれには次のような中心的な使い方があります。
- admitir:事実や誤りを認める、人や申請を受け入れる、一定の行為・数量・形式を許容するときに使います。
- aceptar:依頼や申し出に肯定的に応じる、提案・招待・条件・援助などを受け入れる場面で使います。
- reconocer:事実を正しいものとして認める、権利や資格を認めるほか、人や物を識別する意味でも使います。
「自分の誤りを認める」は、admitir un error と reconocer un error のどちらでも表せることがあります。この文脈では両者の意味が重なり、明確な差をつけにくい場合もあります。
一方、日常的な招待や提案を受け入れる場合は、まず aceptar を選ぶと使い分けやすくなります。ただし、admitir にも、申し出られたものを受け入れる語義があります。

申し出や招待を受け入れるときにも、admitir を使えるの?

使える文脈はあります。ただし、日常的な提案・招待・援助を受け入れる場面では、まず aceptar を使うと理解しやすいです。admitir は、事実を認めたり、入場や参加を認めたり、許容範囲を示したりする場面でも使われます。
reconocer には、「顔を見て誰か分かる」「以前見た物だと分かる」という識別の意味もあります。この意味では、通常 admitir へ置き換えることはできません。
admitir の意味と使い方のまとめ
aceptar や reconocer とは意味が重なる場合がありますが、中心となる使用場面は異なります。
admitir は、事実・誤り・責任などを「認める」ときに使います。
人の入学・参加や、申請・書類などを「受け入れる」「受け付ける」という意味もあります。
施設・機器・システムが一定の数量や形式を「許容する」「収容する」「対応する」ことも表します。
admitir que+直説法、admitir haber+過去分詞、admitir a+人+en+場所・組織が重要な構造です。
No se admiten mascotas. の se は受動の意味を表し、名詞の単数・複数に合わせて動詞も変化します。
コアイメージは「受け入れられるものとして中に入れる」ですが、実際の日本語訳は主語・目的語・文脈によって変わります。


