スペイン語で「今、何時ですか?」と聞いたり、「3時です」「10時まであと15分です」と答えたりする表現は、旅行や日常会話でよく使います。
基本となるのは ¿Qué hora es? と、時刻を答える Es la una. / Son las… です。
この記事では、基本的な時刻の聞き方・答え方から、「何時に?」「何時から?」「何時まで?」と予定を確認する表現まで整理します。また、「〜分前」を表す menos と、アメリカの広い地域で使われる para を使った言い方も紹介します。
スペイン語で時間を聞く基本表現
- 「今、何時ですか?」の基本形は ¿Qué hora es?
- 1時は Es la una.、2時以降は Son las dos. のように言います。
- 「何時に〜しますか?」は ¿A qué hora…? を使います。
- 「〜分前」は menos のほか、ラテンアメリカの広い地域では para を使った表現も見られます。
「今、何時ですか?」は ¿Qué hora es?
現在の時刻を聞く基本的な表現は ¿Qué hora es? です。まずはこの形を基本として覚えておくと使いやすいでしょう。
¿Qué hora es?
直訳:何時ですか?
意訳:今、何時ですか?
知らない人などに尋ねる場合は、Disculpe を前に付けることができます。
Disculpe, ¿qué hora es?
直訳:すみません、何時ですか?
意訳:すみません、今何時ですか?
時刻を教えてもらえるか尋ねるなら、次のようにも言えます。
Disculpe, ¿me puede decir la hora?
直訳:すみません、私に時刻を言ってもらえますか?
意訳:すみません、何時か教えていただけますか?
¿Qué horas son? という聞き方もある
¿Qué horas son? という複数形も使われます。ただし、一般的な形は単数の ¿Qué hora es? です。
複数形の ¿Qué horas son? は、ラテンアメリカの一部の国で一定の頻度で見られ、とくに民衆的な話し言葉で使われることがあります。
¿Qué horas son?
直訳:何時ですか?
意訳:今、何時ですか?

¿Qué horas son? と聞いても、文法的な間違いというわけではないの?

許容されている形ですが、初級者が自分から使う場合は、まず一般的な ¿Qué hora es? を基本にすると分かりやすいです。
スペイン語で時刻を答える基本
時刻を答えるときは、基本的に動詞 ser を使います。
ポイントは、1時とその分数では単数形、それ以外の時刻では複数形になることです。
1時は Es la una、それ以外は Son las…
1時は Es la una. と言います。
Es la una.
直訳:1時です。
意訳:1時です。
「1時ちょうど」と明確に言いたい場合は en punto を付けられます。
Es la una en punto.
直訳:1時ちょうどです。
意訳:ちょうど1時です。
2時以降は Son las + 数字 になります。
Son las dos.
直訳:2時です。
意訳:2時です。
Son las diez.
直訳:10時です。
意訳:10時です。
una が女性形なのは、省略されている女性名詞 hora に対応しているためです。時刻の文では1時とその分数を単数として扱い、その他の時刻では son las dos、son las tres のように複数形を使います。
「〜時〜分」は y でつなぐ
「9時10分」のように分を加える場合は、時刻と分を y でつなぎます。
Son las nueve y diez.
直訳:9時と10分です。
意訳:9時10分です。
Son las cuatro y cinco.
直訳:4時と5分です。
意訳:4時5分です。
Es la una y veinte.
直訳:1時と20分です。
意訳:1時20分です。
1時台では、分が付いても Es la una… の形を使います。
15分は cuarto、30分は media
15分には cuarto、30分には media を使った表現があります。
cuarto は「4分の1」、media はここでは「半分」という意味です。
Es la una y media.
直訳:1時と半分です。
意訳:1時半です。
Son las dos y cuarto.
直訳:2時と4分の1時間です。
意訳:2時15分です。
Son las siete y media.
直訳:7時と半分です。
意訳:7時半です。
Son las dos y quince. や Son las siete y treinta. のように数字で表すこともできます。
「〜分前」の言い方:menos と para
次の時刻までの残り時間を使って、「10時(になる)10分前(=9時50分)」「3時(になる)15分前(=2時45分)」のように時刻を表すこともできます。
代表的なのが menos を使う形です。また、ラテンアメリカの広い地域では、分を先に言って para で次の時刻につなぐ表現も使われます。
この違いは、単純に「スペインでは menos、ラテンアメリカでは para」と完全に分けられるものではありません。どちらの形も理解できるようにしておくと実用的です。
menos を使う「〜分前」
menos を使う場合は、次の時刻から何分戻るかという形で表します。
Son las diez menos diez.
直訳:10時マイナス10分です。
意訳:10時10分前です。/9時50分です。
Son las cinco menos cuarto.
直訳:5時マイナス4分の1時間です。
意訳:5時15分前です。/4時45分です。
Es la una menos veinte.
直訳:1時マイナス20分です。
意訳:1時20分前です。/12時40分です。
menos cuarto は「15分前」を表す代表的な形です。
para を使う「〜分前」
ラテンアメリカの広い地域では、次の時刻までの残り時間を para で表す形も使われます。
Faltan diez minutos para las diez.
直訳:10時まで10分が足りません。
意訳:10時まであと10分です。/9時50分です。
Falta un cuarto de hora para las tres.
直訳:3時まで4分の1時間が足りません。
意訳:3時まであと15分です。/2時45分です。
Faltan veinte minutos para las cinco.
直訳:5時まで20分が足りません。
意訳:5時まであと20分です。/4時40分です。
時刻そのものを表す場合は、veinte para las cinco のように para を使った形もあります。
Son veinte para las cinco.
直訳:5時まで20分です。
意訳:5時20分前です。/4時40分です。

menos と para のどちらを使えばいい?

まず menos の形を理解したうえで、para を使った形も知っておくと、アメリカのスペイン語で時刻を聞くときに理解しやすくなります。
朝・昼・夜など時間帯を付ける言い方
「朝8時」「夜10時」のように時間帯を明確にしたい場合は、時刻の後ろに de la mañana、de la tarde、de la noche などを付けます。
おおまかな区分として、de la mañana は朝から正午まで、de la tarde は正午から日没まで、de la noche は日が暮れてから真夜中までを表します。
ただし、実際の時間帯の捉え方には幅があります。また、真夜中から夜明けまでの時間には de la madrugada が使われますが、de la mañana と表現される場合もあります。
mañana・tarde・noche
Son las ocho de la mañana.
直訳:朝の8時です。
意訳:朝8時です。
Son las tres de la tarde.
直訳:午後の3時です。
意訳:午後3時です。
Son las diez de la noche.
直訳:夜の10時です。
意訳:夜10時です。
de la mañana と por la mañana は使い方が異なります。
de la mañana / de la tarde / de la noche は、具体的な時刻に「朝・午後・夜」を付けるときに使います。
Son las ocho de la mañana.
直訳:朝の8時です。
意訳:朝8時です。
一方、por la mañana / por la tarde / por la noche は、「午前中に」「午後に」「夜に」のように、ある時間帯に行動することを表すときによく使います。
Trabajo por la mañana.
直訳:私は午前の時間帯に働きます。
意訳:私は午前中に働きます。
深夜から夜明けまでは de la madrugada
madrugada は、真夜中を過ぎてから夜明けまでの時間帯を表します。
深夜のバスや早朝の飛行機など、日付が変わったあとの時刻を確認するときにも役立つ表現です。
Son las dos de la madrugada.
直訳:深夜から夜明けまでの時間帯の2時です。
意訳:深夜2時です。
El autobús sale a las cuatro de la madrugada.
直訳:バスは明け方の4時に出発します。
意訳:バスは早朝4時に出発します。
正午は mediodía、真夜中は medianoche
12時については、mediodía(正午)と medianoche(真夜中)を使うと、どちらの12時なのか明確になります。
Nos vemos al mediodía.
直訳:私たちは正午に会います。
意訳:正午に会いましょう。
El autobús sale a medianoche.
直訳:バスは真夜中に出発します。
意訳:バスは夜12時に出発します。
時刻表などでは24時間制も使われる
交通機関の時刻表、営業時間、予定表などでは、18:30 や 22:15 のような24時間制の表記も使われます。
24時間制では0時から23時までの数字を使うため、午前・午後を付けなくても時刻を区別できます。旅行中に時刻表や予約画面を確認するときは、この表記にも慣れておくと便利です。
「何時に?」は ¿A qué hora…?
現在の時刻を聞く ¿Qué hora es? に対して、予定や行動が行われる時刻を聞く場合は ¿A qué hora…? を使います。
日本語ではどちらも「何時」と訳せますが、次のように区別します。
- ¿Qué hora es?:今、何時ですか?
- ¿A qué hora…?:何時に〜しますか?
¿A qué hora sale el autobús?
直訳:何時にバスは出発しますか?
意訳:バスは何時に出発しますか?
¿A qué hora nos vemos?
直訳:何時に私たちは会いますか?
意訳:何時に会いますか?/何時に待ち合わせますか?
¿A qué hora quedamos?「何時に待ち合わせる?」
quedar にはさまざまな意味がありますが、ここでは「会う約束をする」「待ち合わせの約束をする」という意味です。
¿A qué hora quedamos?
直訳:何時に待ち合わせの約束をしますか?
意訳:何時に待ち合わせる?
¿A qué hora nos vemos? も、待ち合わせの時刻を決めるときに使える分かりやすい表現です。
答えるときは a la una / a las…
「1時に」は a la una、「2時以降」は a las + 数字 を使います。
Nos vemos a la una.
直訳:私たちは1時に会います。
意訳:1時に会いましょう。
La clase empieza a las nueve.
直訳:授業は9時に始まります。
意訳:授業は9時からです。
Quedamos a las tres frente al hotel.
直訳:私たちは3時にホテルの前で待ち合わせる約束をします。
意訳:3時にホテルの前で待ち合わせましょう。
「何時から?」「何時まで?」の聞き方
開始する時刻を聞く場合は desde、終了する時刻を聞く場合は hasta を使った表現があります。
¿Desde qué hora…?「何時から?」
¿Desde qué hora está abierto?
直訳:何時から開いていますか?
意訳:何時から営業していますか?
¿Desde qué hora podemos entrar?
直訳:何時から私たちは入ることができますか?
意訳:何時から入れますか?
¿Hasta qué hora…?「何時まで?」
¿Hasta qué hora funciona el metro?
直訳:何時まで地下鉄は運行していますか?
意訳:地下鉄は何時まで運行していますか?
¿Hasta qué hora está abierto el supermercado?
直訳:何時までスーパーは開いていますか?
意訳:スーパーは何時まで営業していますか?
desde と hasta を組み合わせると、開始から終了までの時間を表せます。
Está abierto desde las nueve de la mañana hasta las seis de la tarde.
直訳:朝9時から午後6時まで開いています。
意訳:営業時間は朝9時から午後6時までです。
まとめ
スペイン語で時刻について話すときは、まず次の基本形を押さえておくと整理しやすくなります。
- 今の時刻を聞く:¿Qué hora es?
- 1時:Es la una.
- 2時以降:Son las dos. / Son las tres…
- 「〜時〜分」:Son las nueve y diez.
- 15分:y cuarto
- 30分:y media
- 「〜分前」:menos、アメリカの広い地域では para を使った形もある
- 「何時に?」:¿A qué hora…?
- 「何時から?」:¿Desde qué hora…?
- 「何時まで?」:¿Hasta qué hora…?
特に会話では、現在の時刻を聞く ¿Qué hora es? と、予定の時刻を聞く ¿A qué hora…? の違いを区別すると使いやすくなります。
また、「〜分前」は menos だけでなく、アメリカの広い地域では para を使った形もあります。自分が使う表現だけでなく、相手の言い方も理解できるようにしておくと、旅行や日常会話で役立ちます。

