スペイン語の動詞 dividir の意味・活用と使い方|dividirse・例文・類義語

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)
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dividir は「分ける・分割する・割る」を表す動詞

dividir は、一つのまとまりを複数の部分やグループに分けるときに使う動詞です。何を分けるかによって、日本語では「分割する」「分担する」「分断する」「割る」などと訳します。

  • 人・物・文章などを複数の部分やグループに分けます。
  • dividirse enの形では、主語が「~に分かれる」ことを表します。
  • 金額や仕事を複数人で分ける場合や、数学の割り算にも使います。

同じ「分ける」でも、en、entre、por などの前置詞によって文の構造が変わります。まずは活用を確認し、そのあとで具体的な使い方を見ていきます。

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dividir の活用

dividir は規則活用の-ir動詞です。語幹は divid-で、語幹母音や綴りに特別な変化はありません。

以下の表では、グアテマラの親しい・くだけた場面で使われる代表的な vos の形として、直説法現在形の dividís、接続法現在形の dividás、肯定命令の dividí、否定命令の no dividásを併記します。場面や話者によっては、tú の形も使われます。

分詞

種類活用
現在分詞dividiendo
過去分詞dividido

直説法

現在形

主語活用
yodivido
tú(vos)tú: divides
vos: dividís
él / ella / usteddivide
nosotros / nosotrasdividimos
vosotros / vosotrasdividís
ellos / ellas / ustedesdividen

点過去形

主語活用
yodividí
dividiste
él / ella / usteddividió
nosotros / nosotrasdividimos
vosotros / vosotrasdividisteis
ellos / ellas / ustedesdividieron

線過去形

主語活用
yodividía
dividías
él / ella / usteddividía
nosotros / nosotrasdividíamos
vosotros / vosotrasdividíais
ellos / ellas / ustedesdividían

未来形

主語活用
yodividiré
dividirás
él / ella / usteddividirá
nosotros / nosotrasdividiremos
vosotros / vosotrasdividiréis
ellos / ellas / ustedesdividirán

可能法(過去未来)

主語活用
yodividiría
dividirías
él / ella / usteddividiría
nosotros / nosotrasdividiríamos
vosotros / vosotrasdividiríais
ellos / ellas / ustedesdividirían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: divide
vos: dividí
usteddivida
nosotros / nosotrasdividamos
vosotros / vosotrasdividid
ustedesdividan

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no dividas
vos: no dividás
ustedno divida
nosotros / nosotrasno dividamos
vosotros / vosotrasno dividáis
ustedesno dividan

接続法

現在形

主語活用
yodivida
tú(vos)tú: dividas
vos: dividás
él / ella / usteddivida
nosotros / nosotrasdividamos
vosotros / vosotrasdividáis
ellos / ellas / ustedesdividan

過去形(ra形)

主語活用
yodividiera
dividieras
él / ella / usteddividiera
nosotros / nosotrasdividiéramos
vosotros / vosotrasdividierais
ellos / ellas / ustedesdividieran
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dividir のコアイメージは「一つのまとまりを複数に分ける」

dividir のコアイメージは、一つのまとまりに区切りを入れ、複数の部分やグループとして扱うことです。

たとえば、一つの報告書を三つの節に分けたり、一つの集団を複数のグループに分けたりするときに使います。金額や仕事を複数人で分担する場合にも、一つの負担を複数の担当分に分けると考えられます。

人々の意見を対立させる用法では、一つだった集団の中に立場の区切りが生まれます。割り算の場合は、一つの数量を一定の基準で分けます。

チキータ
チキータ

ケーキを分ける場合と、人々の意見が分かれる場合も、同じコアイメージで考えられるの?

ヨシオ
ヨシオ

共通するのは、一つのまとまりに区切りが生まれることです。ただし、コアイメージだけですべての日本語訳を決められるわけではありません。実際には文脈によって「分ける」「分担する」「分断する」「割る」などと訳し分けます。コアイメージは、使い分けを考えるための手がかりです。

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dividir の基本的な意味と使い方

人・物・内容を複数の部分やグループに分ける

dividir の基本的な意味は、一つの人の集まり、物、文章などを、複数の部分やグループに分けることです。

分けた結果としてできる部分やグループを示す場合は、主に dividir+目的語+en+部分・グループの形を使います。

La maestra dividió a los estudiantes en cuatro grupos.
直訳:先生は生徒たちを4つのグループに分けました。
意訳:先生は生徒たちを4グループに分けました。

この文の a は、人を表す直接目的語の前に置かれるものです。移動先を表す「~へ」という意味ではありません。en cuatro grupos は、分けた結果としてできたグループを示しています。

Ana dividió el informe en tres secciones.
直訳:アナは報告書を3つの節に分けました。
意訳:アナは報告書を3つのセクションに分けました。

dividir は、物理的な物だけでなく、報告書、授業、計画、期間などを複数の部分に区分するときにも使えます。

二つの空間や領域を隔てる場合は、dividir A de B という形も使われます。

Una pared baja divide la cocina del comedor.
直訳:低い壁は台所を食堂から分けています。
意訳:低い壁がキッチンとダイニングを仕切っています。

この場合、日本語では「分ける」よりも「仕切る」「隔てる」と訳したほうが自然です。

dividir por la mitad は「半分に分ける」という意味です。ここでの por la mitad は、分け方を表しています。

チキータ
チキータ

en と entre は、どちらも「~に」と訳せることがあるけれど、どう違うの?

ヨシオ
ヨシオ

en は、分けた結果としてできる部分を示します。entre は、物や負担を誰の間で分けるかを示します。たとえば、dividir el pastel en seis porciones は「ケーキを6切れに分ける」、dividir el pastel entre seis personas は「ケーキを6人で分ける」という違いがあります。

dividirse en で「~に分かれる」

se を伴う dividirse en は、主語が複数の部分やグループに分かれることを表します。

El curso se divide en tres niveles.
直訳:そのコースは3つのレベルに分かれています。
意訳:そのコースは3段階に分かれています。

この文の se は、「コースが自分自身を分ける」という文字どおりの再帰を表しているわけではありません。コースがどのような構成になっているかを示しています。

人々が複数のグループに分かれる場合にも、dividirse en を使えます。

Los participantes se dividieron en dos equipos.
直訳:参加者たちは2つのチームに分かれました。
意訳:参加者は二手のチームに分かれました。

非代名形と代名形では、文の視点が異なります。

  • La maestra dividió a los estudiantes en grupos.:先生が生徒をグループに分けました。
  • Los estudiantes se dividieron en grupos.:生徒たちがグループに分かれました。

前者は「誰が分けたか」に焦点があり、後者は「主語が分かれたこと」に焦点があります。

金額・仕事・物を複数人で分ける

dividir は、金額、仕事、責任、食べ物などを複数人で分ける場合にも使います。

誰の間で分けるかを示す場合は、主に dividir+目的語+entre+人の形を使います。

Al final, dividimos la cuenta entre cuatro personas.
直訳:最後に、私たちは勘定を4人の間で分けました。
意訳:最後に、4人で割り勘にしました。

dividir la cuenta は、勘定の金額を分けて支払うことを表します。文脈によっては、日本語で「割り勘にする」「支払いを分担する」と訳せます。

Vamos a dividir las tareas de la casa entre todos.
直訳:私たちは家の仕事を全員の間で分けるつもりです。
意訳:家事をみんなで分担します。

この用法では、entre todos が仕事を分担する人々を示しています。日本語では、目的語に応じて「分ける」だけでなく「分担する」と訳すことがあります。

意見や集団を対立させる・二分する

dividir は、人々や集団の意見や立場を対立させる意味でも使われます。

具体的な人や人の集団が直接目的語になる場合は、通常、aを伴います。

La propuesta dividió a los vecinos.
直訳:その提案は住民たちを分けました。
意訳:その提案をめぐって住民の意見が分かれました。

この文では、住民を物理的に別々の場所へ分けたのではありません。提案に対する住民の立場が一致せず、意見が分かれたことを表しています。

Ese tema todavía divide a la familia.
直訳:その話題は今でも家族を分けています。
意訳:その話題をめぐって、今でも家族の意見は分かれています。

現在形の divide を使うことで、その話題が今も家族内の対立の原因になっていることを示しています。

過去分詞の dividido / dividida を使った estar dividido は、「意見が分かれている」「対立している」という状態を表せます。

この用法と関係する表現に、divide y vencerás があります。

Divide y vencerás.
直訳:分けなさい、そうすれば君は勝つでしょう。
意訳:分断すれば勝てます。

divide は肯定命令、vencerás は未来形です。ここでは「命令法+y+未来形」が条件的に働き、「分断すれば勝てる」という意味になります。相手の集団を分断して結束を弱めれば、優位に立ちやすくなるという戦略を表す格言です。

数を割る

数学では、dividir は「割る」という意味になります。

基本的な形は、次の二つです。

  • dividir A entre B:AをBで割る
  • dividir A por B:AをBで割る

entre と por の両方が使われるため、どちらか一方だけを正しい形として覚える必要はありません。

Si divides 24 entre 6, obtienes 4.
直訳:もし君が24を6で割るなら、君は4を得ます。
意訳:24を6で割ると4になります。

この文の si は条件を表し、「もし~なら」に相当します。entre 6は割る数を示しています。

Suma los tres números y divide el resultado por tres.
直訳:3つの数を足しなさい、そしてその結果を3で割りなさい。
意訳:3つの数を足して、その結果を3で割ってください。

divide は tú に対する肯定命令です。ここでは、計算の手順を指示しています。

チキータ
チキータ

割り算では、entre と por のどちらを使えばよいの?

ヨシオ
ヨシオ

どちらも使えます。24 dividido entre 6 と 24 dividido por 6 は、どちらも「24を6で割ったもの」という意味です。片方を誤りとして区別する必要はありません。

割り算に関連する名詞には、次のものがあります。

  • división:割り算、分割、区分
  • dividendo:割られる数
  • divisor:割る数
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dividir・separar・repartir・partir の違い

dividir、separar、repartir、partir は、いずれも文脈によって日本語で「分ける」と訳せます。ただし、それぞれが表す動作の焦点は同じではありません。

  • dividir一つの全体を、複数の部分・区分・グループとして扱うことに焦点があります。
  • separar:一緒にある物を離したり、混ざっている物を区別したりすることに焦点があります。
  • repartir:物や仕事などを、複数の人や場所へ配ることに焦点があります。
  • partir:物を物理的に割る、切る、いくつかの部分にするという意味で使われることがあります。

たとえば、dividir a los estudiantes en grupos では、学生の集団を複数のグループに区分します。一方、separar a dos personas では、二人を互いから離すことが中心です。

dividir las tareas entre todos と repartir las tareas entre todos は、どちらも「仕事を全員で分担する」という文脈で使えることがあります。ただし、dividir は仕事全体を複数の担当分に分けること、repartir は各人へ仕事を割り当てることに焦点を置きやすいという違いがあります。

食べ物を切り分ける場面では、dividir と partir の両方が使えることがあります。dividir は何個・何人分に分けるかという区分に焦点があり、partirは物理的に割ったり切ったりする動作を表しやすい動詞です。

これらの違いには重なる部分もあるため、日本語訳だけで機械的に使い分けるのではなく、何をどのように分けるのかを確認することが重要です。

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dividir の意味と使い方のまとめ

  • dividir は、一つのまとまりを複数の部分やグループに分ける規則活用の-ir動詞です。
  • dividir algo en…では、分けた結果としてできる部分やグループを示します。
  • dividir algo entre…では、物や負担を誰の間で分けるかを示します。
  • dividirse en…では、主語が複数の部分やグループに分かれることを表します。
  • 人々の意見を対立させる場合は、「分断する」「意見を二分する」と訳せます。
  • 割り算では、dividir A entre B と dividir A por B の両方が使われます。
  • separar、repartir、partir とは意味が重なることがありますが、動作の焦点が異なります。

dividir を使うときは、日本語の「分ける」という訳だけで判断せず、分割後の部分を示すのか、分配する相手を示すのか、意見の対立や割り算を表すのかを文脈から確認すると理解しやすくなります。

当ブログで扱っている動詞(アルファベット分類)

現在、470個のスペイン語動詞について意味と活用を解説しています。目的の単語を探しやすいよう、頭文字のアルファベットでタグ付けを行っています。

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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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