スペイン語の動詞 disculpar の意味と活用!perdonar との違い

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)
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はじめに

スペイン語学習において「ごめんなさい」や「すみません」をどう表現するかは、初級者がつまずきやすいポイントの一つです。動詞 disculpar は「意図的ではない軽いミス」の謝罪や、人に声をかける際の「注意喚起」として非常に実用的な単語です。

グアテマラのアンティグアにある語学学校「アタバル」に通い始めたばかりの頃、私は道で人とぶつかった時も、レストランで店員さんを呼ぶ時も、何でもかんでも「Lo siento」と言っていました。すると先生から「それは感情の表現だから、店員さんを呼ぶ時に使うのは不自然だよ。そういう時は Disculpe だよ」と指摘され、恥ずかしい思いをした記憶があります。

本記事では、過去の私のように「謝罪表現の使い分け」で混乱している学習者に向けて、disculparの正確な活用と、リアルな日常会話での使い方を整理します。

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動詞 disculpar の活用表(規則動詞)

disculpar は -ar 動詞の規則変化です。まずは基本となるすべての活用を確認します。

分詞(現在分詞・過去分詞)

用法
現在分詞disculpando
過去分詞disculpado

直説法

現在形

主語活用
yodisculpo
tú(vos)tú: disculpas
vos: disculpás
él / ella / usteddisculpa
nosotros / nosotrasdisculpamos
vosotros / vosotrasdisculpáis
ellos / ellas / ustedesdisculpan

点過去形

主語活用
yodisculpé
disculpaste
él / ella / usteddisculpó
nosotros / nosotrasdisculpamos
vosotros / vosotrasdisculpasteis
ellos / ellas / ustedesdisculparon

線過去形

主語活用
yodisculpaba
disculpabas
él / ella / usteddisculpaba
nosotros / nosotrasdisculpábamos
vosotros / vosotrasdisculpabais
ellos / ellas / ustedesdisculpaban

未来形

主語活用
yodisculparé
disculparás
él / ella / usteddisculpará
nosotros / nosotrasdisculparemos
vosotros / vosotrasdisculparéis
ellos / ellas / ustedesdisculparán

可能法(過去未来)

主語活用
yodisculparía
disculparías
él / ella / usteddisculparía
nosotros / nosotrasdisculparíamos
vosotros / vosotrasdisculparíais
ellos / ellas / ustedesdisculparían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: disculpa
vos: disculpá
él / ella / usteddisculpe
nosotros / nosotrasdisculpemos
vosotros / vosotrasdisculpad
ellos / ellas / ustedesdisculpen

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no disculpes
vos: no disculpés
él / ella / ustedno disculpe
nosotros / nosotrasno disculpemos
vosotros / vosotrasno disculpéis
ellos / ellas / ustedesno disculpen

接続法

現在形

主語活用
yodisculpe
tú(vos)tú: disculpes
vos: disculpés
él / ella / usteddisculpe
nosotros / nosotrasdisculpemos
vosotros / vosotrasdisculpéis
ellos / ellas / ustedesdisculpen

過去形(ra形)

主語活用
yodisculpara
disculparas
él / ella / usteddisculpara
nosotros / nosotrasdisculpáramos
vosotros / vosotrasdisculparais
ellos / ellas / ustedesdisculparan
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disculpar のコアイメージ(学習のヒント)

複数の日本語訳を丸暗記する前に、単語の成り立ちから「コアイメージ」を掴むと定着しやすくなります。disculpar は、「dis(取り除く)」+「culpa(罪・責任・過失)」という語源から成り立っています。

つまり、相手の落ち度や過失を免除する(取り除いてあげる)=大目に見るというのが核となるイメージです。

チキータ
チキータ

じゃあ、全部「大目に見る」って訳せばいいのね!

ヨシオ
ヨシオ

いや、このイメージだけで全て自然な日本語に訳せるわけじゃないですよ。あくまで文脈に応じた使い分けを覚えるための補助線なので、直訳にこだわりすぎないよう注意してくださいね!

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disculpar の基本的な意味と使い方

他動詞:「大目に見る」「許す」

先ほどのコアイメージの通り、意図的ではないミスや、やむを得ない事情を「大目に見る」という意味で使われます。

¿Me disculpas un momento?
直訳:あなたは私を少しの間、大目に見ますか?
意訳:ちょっと中座してもいいですか?

No puedo disculpar su actitud.
直訳:私は彼の態度を大目に見ることはできない。
意訳:彼の態度は許せない。

命令形:「すみません」「ちょっと失礼」(注意喚起)

日常会話で頻繁に使用されるのが、この命令形による「注意喚起」です。相手に道を尋ねる時や、レストランで店員を呼ぶ時に使用します。

スペインでは、見知らぬ相手でも tú の命令形「Perdona」を使うことがよくありますが、グアテマラをはじめとするラテンアメリカの多くの地域では、相手との距離感を保ち敬意を示すために usted の命令形「Disculpe」を多用する傾向があります。

Disculpa, ¿tienes hora?
直訳:許して、君は時間を持ってる?
意訳:[túに対して] すみません、今何時ですか?

Disculpe, la cuenta, por favor.
直訳:許してください、お勘定をお願いします。
意訳:[Ustedに対して] すみません、お会計をお願いします。

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再帰動詞(se)での意味の変化:disculparse

他動詞(disculpar)が「(相手のミスを)許す」であるのに対し、再帰動詞(disculparse)になると矢印が自分に向き、「(自分が)謝罪する、言い訳をする」という意味に反転します。

特定の前置詞との組み合わせ(disculparse con 〜 por …)

誰に対して、何の理由で謝るのかを明示する場合、通常「con(人)」「por(理由)」の前置詞をセットで使います。

Quiero disculparme contigo por lo de ayer.
直訳:昨日のことについて、私は君に私自身を言い訳したい。
意訳:昨日のこと、君に謝りたいんだ。

Él se disculpó por llegar tarde.
直訳:彼は遅着したことについて彼自身を言い訳した。
意訳:彼は遅刻したことを謝った。

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disculpar を使った熟語・慣用句

pedir disculpas(謝罪する、お詫びする)

名詞「disculpa(謝罪・言い訳)」を用いて「謝罪を求める=謝る」という表現です。disculparse を使うよりも少しフォーマルな響きがあり、ビジネスや改まった場でも適しています。

Te pido mil disculpas.
直訳:私は君に千の謝罪を頼む。
意訳:本当に申し訳ない。(平謝りする時の表現)

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類義語との使い分け・ニュアンス

disculpar と perdonar の違い

どちらも日本語では「許す」と訳されることが多いですが、対象となる「過ちの重さ」のニュアンスが異なります。

  • disculpar: 意図的ではない軽いミス、マナー違反、邪魔をしてしまったことに対する許し。(例:足を踏んだ、話を遮った、遅刻した)
  • perdonar: 意図的な悪意、重大な罪、精神的なダメージを伴う行為に対する許し。(例:浮気、裏切り、犯罪)

日常のちょっとした粗相に対して重い意味を持つ「perdonar」を使うと、文脈によっては大げさに響く場合があります。

lo siento との違い

「ごめんなさい」の訳として最初に覚える「Lo siento」ですが、これは動詞「sentir(感じる)」に由来する感情の表現です。

  • Lo siento: 「それを残念に思う、悲しく思う」という共感や同情。相手に許しを請う行為そのものではありません。(例:相手の家族が亡くなった時などにも使う)
  • Disculpe / Perdón: 明確に自分の非を認め、相手に対して「許してください」と求める行為。

そのため、店員を呼ぶ時や道を塞いでいて通してほしい時に「Lo siento」と言うのは不自然に響きます。そのような注意喚起の場面では、「Disculpe」を使用するのが適切です。

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まとめ:disculpar を正しく使って自然なスペイン語を!

動詞 disculpar は、単に「許す」という意味の暗記にとどまらず、実際のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たします。

  • レストランや街中での注意喚起には Disculpe(Ustedに対する命令形)がラテンアメリカで頻繁に使われる。
  • 謝罪する時は再帰動詞 disculparse con (人) por (理由) の型で覚える。
  • 軽いミスの disculpar、重い罪の perdonar、感情を表す lo siento を文脈によって使い分ける。

これらの違いを意識することで、ラテンアメリカの日常会話にスッと溶け込めるようになります。まずは「Disculpe」の一言から、実践してみてください。

当ブログで扱っている動詞(アルファベット)

現在、455個のスペイン語動詞について意味と活用を解説しています。目的の単語を探しやすいよう、頭文字のアルファベットでタグ付けを行っています。

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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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