再帰代名詞をつかった無人称(不定人称)表現を紹介しています。
「駅にはどう行きますか?」「駅までどれくらいの時間がかかりますか?」と言う時にいちいち主語が何なのかって考えませんよね?
スペイン語でも同じように主語がない(または、一般的に人は)表現ができて、こういった表現を無人称(不定人称)といっています。
再帰代名詞をつかった無人称(不定人称)表現するときなどの注意点なども書いています。
再帰代名詞を使った無人称(不定人称)の表現
再帰代名詞とは再帰動詞で使う代名詞で以下のように主語となる人称にあわせて使い分けします。
私 | me |
君 | te |
彼、彼女、あなた | se |
私たち | nos |
君たち | os |
彼ら、彼女ら、あなたたち | se |
ですが
再帰代名詞を使った無人称の表現のルールで3人称単数形しか使えません。
そして、意味は「人は~する、一般的に~だ」といった感じで、「誰が」を特定していません。
¿Cómo se va a la estación?
駅へどのように行きますか?
¿Cuánto se tarda de aquí a la estación?
ここから駅までどれくらい(時間が)かかりますか?
Ella se va mañana.
彼女は明日出発する
この文は Ella「彼女」ときちんと主語があるので無人称表現ではありません。このように再帰動詞の3人称単数がすべて無人称表現というわけではないので注意してください。
En Argentina se come mucho y se come bien.
アルゼンチンでは(人は)よく食べ、そして食事がおいしい
Se dice que México no es tan peligroso.
メキシコはそれほど危険ではないそうだ
En esa ciudad se recibe a la selección de rugby de Gales con entusiasmo.
その街ではラグビーのウェールズ代表を熱狂的に迎い入れる
「ウェールズ代表はその街で歓迎される」と受け身の表現はこちら
La selección de Gales es recibida con entusiasmo en esa ciudad.
ウェールズ代表はその街で熱烈に歓迎される
再帰動詞についてはこちらを参考にしてください。