スペイン語の動詞 impedir の活用と意味!que+接続法や類義語との違いも解説

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)
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はじめに

スペイン語で「邪魔をする」「妨げる」と言いたいとき、辞書を引くと真っ先に出てくるのが impedir という動詞です。

しかし、この動詞を日常のちょっとした「邪魔しないでよ」という場面で使うと、ネイティブスピーカーには少し大げさに聞こえてしまうことがあります。

私がグアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」でスペイン語を学んでいたときのことです。自習中に他の生徒が軽く話しかけてきたとき、冗談めかして「Me impides estudiar(君が私の勉強を妨げている)」と言ったことがあります。

すると、先生から「それはちょっと言葉が強いね」と笑われてしまいました。なぜなら、impedir は日常会話よりもフォーマルな文脈で使われることが多く、軽い場面では言葉が強すぎる印象を与えやすいからです。単に「気が散る」「ちょっかいを出される」程度の邪魔であれば、molestar などの別の動詞を使うのが自然です。

この記事では、impedir のすべての活用から、つまずきやすい「que+接続法」のルール、そして日常会話でよく使う類義語との違いまでを詳しく解説します。

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impedir のすべての活用表(e ⇒ i の母音変化に注意)

impedir は、現在分詞、直説法現在形、直説法点過去形、命令法、接続法現在形、接続法過去形において、語幹の「e」が「i」に変わる(e ⇒ i)母音変化動詞です。

分詞(現在分詞・過去分詞)

種類活用
現在分詞impidiendo
過去分詞impedido

直説法

現在形

主語活用
yoimpido
tú(vos)tú: impides
vos: impedís
él / ella / ustedimpide
nosotros / nosotrasimpedimos
vosotros / vosotrasimpedís
ellos / ellas / ustedesimpiden

点過去形

※3人称単数と3人称複数のみ「e ⇒ i」の変化が起きます。

主語活用
yoimpedí
impediste
él / ella / ustedimpidió
nosotros / nosotrasimpedimos
vosotros / vosotrasimpedisteis
ellos / ellas / ustedesimpidieron

線過去形

主語活用
yoimpedía
impedías
él / ella / ustedimpedía
nosotros / nosotrasimpedíamos
vosotros / vosotrasimpedíais
ellos / ellas / ustedesimpedían

未来形

主語活用
yoimpediré
impedirás
él / ella / ustedimpedirá
nosotros / nosotrasimpediremos
vosotros / vosotrasimpediréis
ellos / ellas / ustedesimpedirán

可能法(過去未来)

主語活用
yoimpediría
impedirías
él / ella / ustedimpediría
nosotros / nosotrasimpediríamos
vosotros / vosotrasimpediríais
ellos / ellas / ustedesimpedirían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: impide
vos: impedí
él / ella / ustedimpida
nosotros / nosotrasimpidamos
vosotros / vosotrasimpedid
ellos / ellas / ustedesimpidan

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no impidas
vos: no impidás
él / ella / ustedno impida
nosotros / nosotrasno impidamos
vosotros / vosotrasno impidáis
ellos / ellas / ustedesno impidan

接続法

現在形

※すべての主語で「e ⇒ i」の語幹母音変化が起きます。

主語活用
yoimpida
tú(vos)tú: impidas
vos: impidás
él / ella / ustedimpida
nosotros / nosotrasimpidamos
vosotros / vosotrasimpidáis
ellos / ellas / ustedesimpidan

過去形(ra形)

主語活用
yoimpidiera
impidieras
él / ella / ustedimpidiera
nosotros / nosotrasimpidiéramos
vosotros / vosotrasimpidierais
ellos / ellas / ustedesimpidieran
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impedir のコアイメージ(学習のヒント)

impedir のコアイメージは、分厚い壁が立ちふさがり、行動が不可能になる状態です。天候や渋滞のような「状況」だけでなく、人の「強い言動」によって進行が遮断される場合にも使われます。

チキータ
チキータ

じゃあ、弟が横でゲームをしてて、私の勉強の邪魔になるときも impedir を使っていいの?

ヨシオ
ヨシオ

いや、単に「気が散る」程度の邪魔なら、後で紹介する molestar や estorbar を使うのが自然だね。でも、弟がテレビを大音量にして「物理的・状況的に勉強が不可能になっている」なら impedir がしっくりくるよ。このコアイメージはあくまで使い分けの道しるべとして覚えておこう。

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impedir の基本的な意味と使い方(例文解説)

行動や出来事を「不可能にする、強く妨げる」

主語には、渋滞や騒音などの「状況・事象」が来ることもあれば、「人」が来ることもあります。「〜のせいで(〜によって)できない」という強い意味を持ちます。

El tráfico me impidió llegar a tiempo.
直訳:その交通が、私に(私が)時間通りに到着することを妨げた
意訳:渋滞のせいで時間通りに着けなかった

Me impides concentrarme.
直訳:君は、私に(私が)集中することを妨げる
意訳:(君のせいで)集中できない

【超重要】impedir + 動詞のルール(不定詞と接続法)

スペイン語学習者がつまずきやすいのが、「妨げる相手」が別の行動をとる場合の文法です。主節の主語(妨げる側)と、従属節の主語(妨げられる側)が異なる場合、2つの表現方法があります。

1. 間接目的語 + impedir + 不定詞(動詞の原形)

日常会話でよく使われるシンプルな形です。「誰に」妨げたのかを me(私に)や le(彼に)で示し、後ろにそのまま動詞の原形を置きます。(※上記の例文もこの形です)

No me impidas hablar.
直訳:私に(私が)話すことを妨げるな
意訳:私に話させて(発言を遮らないで)

2. impedir + que + 接続法

que を使って文章をつなぐ場合、que の後ろの動詞は「接続法」にするのが基本ルールです。

Mi jefe impide que yo tome vacaciones.
直訳:私のボスは、私が休暇を取ることを妨げる
意訳:上司が私に休暇を取らせてくれない

La lluvia impidió que saliéramos a pasear.
直訳:その雨は、私たちが散歩に出ることを妨げた
意訳:雨のせいで私たちは散歩に出かけられなかった

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類義語との使い分け・ニュアンス(ラテンアメリカの日常会話事情)

日常会話で「邪魔しないで!」と言いたいときは、状況に合わせて以下の動詞を使い分けるのが一般的です。ラテンアメリカでは impedir は少し堅い・強い響きになることがあるため、以下の表現をよく耳にします。

  • molestar(不快にさせる、迷惑をかける)
    ちょっかいを出されたり、気分を害されたりする心理的な「邪魔」。
  • estorbar(物理的に邪魔である)
    通路を塞いでいたり、作業の邪魔になっていたりする物理的な「邪魔」。
  • no dejar(〜させない、許可しない)
    日常会話で最も自然な表現。カジュアルな代用として非常によく使われます。

¡No me estorbes! Estoy limpiando.
直訳:私を邪魔しないで!私は掃除している。
意訳:邪魔しないで!今掃除してるんだから。

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まとめ

スペイン語の動詞 impedir のポイントは以下の通りです。

  • 活用は「e ⇒ i」の母音変化に注意が必要。
  • コアイメージは「分厚い壁が立ちふさがり、行動を不可能にする」強いニュアンス。
  • 主語が異なる文を que でつなぐ場合は impedir + que + 接続法 になる。
  • 日常的なちょっとした邪魔には、molestar、estorbar、no dejar を使うのが自然。

状況の深刻さやニュアンスに合わせて、正しく使い分けてみてください。

当ブログで扱っている動詞(アルファベット分類)

現在、467個のスペイン語動詞について意味と活用を解説しています。目的の単語を探しやすいよう、頭文字のアルファベットでタグ付けを行っています。

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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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