スペイン語の動詞 batir の意味と活用!mezclar・revolver との違いも解説

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)
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はじめに

スペイン語の動詞 batir は「かきまぜる」「泡立てる」といった意味で知られていますが、実は日本語の「混ぜる」とは少しニュアンスが異なります。何でも batir と言ってしまうと、現地の人に驚かれてしまうかもしれません。

batir の本質的な意味は「激しくかき混ぜる」「(繰り返し)打ちつける」です。調理器具の泡立て器やミキサーを使って、空気を抱き込ませるように激しく混ぜるイメージです。

グアテマラのホームステイ先で失敗したことがあります。コーヒーに砂糖を入れて「Voy a batir el café(コーヒーをかき混ぜるよ)」と言ったところ、ホストマザーに「ミキサーでカプチーノでも作るつもり?」と笑われてしまいました。コーヒーをスプーンで混ぜる程度なら、batir ではなく revolver を使う方が自然だったんです。

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スペイン語 batir の活用表

batir は ir 動詞の規則変化をします。不規則変化はないため、基本のパターンに当てはめて活用できます。

分詞(現在分詞・過去分詞)

名称活用
現在分詞batiendo
過去分詞batido

直説法

現在形

主語活用
yobato
tú(vos)tú: bates
vos: batís
él / ella / ustedbate
nosotros / nosotrasbatimos
vosotros / vosotrasbatís
ellos / ellas / ustedesbaten

点過去形

主語活用
yobatí
batiste
él / ella / ustedbatió
nosotros / nosotrasbatimos
vosotros / vosotrasbatisteis
ellos / ellas / ustedesbatieron

線過去形

主語活用
yobatía
batías
él / ella / ustedbatía
nosotros / nosotrasbatíamos
vosotros / vosotrasbatíais
ellos / ellas / ustedesbatían

未来形

主語活用
yobatiré
batirás
él / ella / ustedbatirá
nosotros / nosotrasbatiremos
vosotros / vosotrasbatiréis
ellos / ellas / ustedesbatirán

可能法(過去未来)

主語活用
yobatiría
batirías
él / ella / ustedbatiría
nosotros / nosotrasbatiríamos
vosotros / vosotrasbatiríais
ellos / ellas / ustedesbatirían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: bate
vos: batí
él / ella / ustedbata
nosotros / nosotrasbatamos
vosotros / vosotrasbatid
ellos / ellas / ustedesbatan

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no batas
vos: no batás
él / ella / ustedno bata
nosotros / nosotrasno batamos
vosotros / vosotrasno batáis
ellos / ellas / ustedesno batan

接続法

現在形

主語活用
yobata
tú(vos)tú: batas
vos: batás
él / ella / ustedbata
nosotros / nosotrasbatamos
vosotros / vosotrasbatáis
ellos / ellas / ustedesbatan

過去形(ra形)

主語活用
yobatiera
batieras
él / ella / ustedbatiera
nosotros / nosotrasbatiéramos
vosotros / vosotrasbatierais
ellos / ellas / ustedesbatieran
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batir のコアイメージは「素早く連続して力を加える」

batir を直感的に理解する「手がかり」は、素早く、連続して物理的な力を加える(叩く・混ぜる)という動作です。料理の泡立てだけでなく、波が岩に打ちつける様子や、鳥が羽ばたく様子もこのイメージで捉えることができます。

チキータ
チキータ

じゃあ、スプーンでスープを混ぜるのも batir でいいの?

ヨシオ
ヨシオ

そこが注意する点!コアイメージはあくまで「道しるべ」だよ。スプーンで軽く混ぜるのは revolver を使うんだ。batir を使うと、泡立て器でシャカシャカ激しく混ぜる不自然な状況になっちゃうから気をつけよう!

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batir の実用的な意味と例文

泡立てる、かき混ぜる(料理の必須表現)

料理において「空気を含ませるように激しく混ぜる」際に使います。

¿Puedes batir los huevos para el desayuno?
直訳:あなたは朝食のために卵をかき混ぜることができますか?
意訳:朝食のために卵をかき混ぜてくれる?

Tienes que batir bien la masa antes de hornearla.
直訳:あなたはそれを焼く前に生地をよくかき混ぜなければなりません。
意訳:オーブンで焼く前に、生地をしっかりかき混ぜないといけないよ。

記録を打ち破る、新記録を出す

スポーツなどで「既存の壁を叩き割る(打ち破る)」イメージから、記録更新という意味で使われることがあります。

Él batió el récord mundial en la maratón.
直訳:彼はマラソンで世界記録を打ち破りました。
意訳:彼はマラソンで世界新記録を出した。

El equipo local batió a su rival histórico.
直訳:地元のチームは彼らの歴史的なライバルを打ち破りました。
意訳:地元チームは宿敵(歴史的なライバル)を打ち破った。

(波や風が)激しく打ちつける

自然の力が対象物に繰り返し当たっている状態を指します。

Las olas baten contra las rocas con mucha fuerza.
直訳:波が強い力で岩に対して打ちつけています。
意訳:波が岩にものすごい力で打ちつけている。

El viento batía las ventanas durante la tormenta.
直訳:嵐の間、風が窓を打ちつけていました。
意訳:嵐の間、風が窓に激しく吹き付けていた。

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関連用語:ラテンアメリカでよく聞く「Batido(バティード)」

ラテンアメリカ、グアテマラの日常生活でよく耳にするのが名詞の batido です。これはフルーツやミルク、氷をミキサーで激しく混ぜ合わせた飲み物、つまり「スムージー」や「シェイク」を指します。

グアテマラのメルカド(市場)に行くと、色とりどりのフルーツをその場でバティードにしてくれる屋台がたくさんあります。ちなみに、グアテマラではミキサー自体を licuadora と呼ぶため、同様の飲み物を licuado(リクアド)と呼ぶことも非常に一般的です。

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類義語との使い分け:batir / mezclar / revolver の違い

学習者が混同しやすい「混ぜる」系の動詞3つの違いを整理しました。

  • batir:泡立てる、激しく混ぜる。空気を入れたり、形を崩すほど激しく動かす動作。
  • mezclar:2つ以上の異なるものを混ぜ合わせて「一つにする(ブレンドする)」こと。化学反応やサラダの具材を和える時にも使います。
  • revolver:スプーンや棒などで、液体や沈殿物を「クルクルとかき回す」こと。コーヒーを混ぜる、鍋のスープを焦げないように混ぜる場合はこれを使います。
ヨシオ
ヨシオ

スプーンでコーヒーを混ぜる場面で batir 使うと少し大げさに聞こえることがあります。日常動作ではこの使い分けが非常に大切です。

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まとめ

スペイン語の batir は、単なる「混ぜる」ではなく「激しく力を加える」という動詞です。活用は規則変化なので、まずは基本のイメージを押さえておくことをお勧めします。

基本の目安としては以下のようになります。

  • 調理で激しく混ぜる・泡立てる場合は batir が一般的
  • 異なるものを一つに合わせる場合は mezclar を使う
  • スプーンなどでクルクルかき回す場合は revolver を選ぶ

この違いを意識することで、より自然なスペイン語に近づくはずです。グアテマラの市場で batido を注文する機会があれば、ぜひこの動詞のイメージを思い出してみてください。

チキータ
チキータ

batido(バティード)が飲みたくなってきちゃった!活用と一緒にイメージも覚えておくね。

当ブログで扱っている動詞(アルファベット)

現在、459個のスペイン語動詞について意味と活用を解説しています。目的の単語を探しやすいよう、頭文字のアルファベットでタグ付けを行っています。

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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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