スペイン語の文法 接続法

スペイン語のSi + 接続法過去, 可能法で現在の事実に反する仮定などを表現する

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接続法過去形の動詞の活用まで書いたので、おそらく動詞の活用(conjugación)に関してはすべて書いたと思います。今日は接続法過去形の使い方のひとつを紹介します。

普段の会話で「もし〇〇だったら、〇〇なのに」みたいな、現在の事実とは別の選択または行動をしていたら、どんな未来になるのかの仮定・想像の話をすると思うのですが、そんなときに接続法過去を使って文を作っていきます。ほとんど可能性のないことを表す場合もそうです。

この表現を覚えるとかなり会話の幅が広がるし、相手がこの用法を使って話した際は、現実はその逆だったのねぇと文脈を読むこともできるのです。

Si + 接続法過去, 可能法(過去未来)

接続法過去の部分が「現在の事実に反する動作」、それに基づく仮定の部分を可能法(直接法過去未来)で表しますが、仮定の部分を接続法過去で言ってもOKらしいです。

Si tuviera dinero, iría a México.
「もしお金があったら、メキシコに行ってたのに」
→現実はお金を持っていない

Si en este momento estuvieras en tu país, ¿qué estarías haciendo?
「もし今、君が君の国にいたとしたら、何してる?」
→現実は母国以外の地に居る

もちろん語順を変えることも可能です。

Yo fuera si me dieran oportunidad
「もし機会があれば、私は行くのに」
→現実はそんなチャンスはない
※Yo fueraをYo iría(可能法)と言っても同じ意味です。

ここでひとつの疑問が上がってきます。「Si + 直接法」と何が違うんだ!

Si + 直接法との違い

Si hace buen tiempo mañana, iré a la playa con mi novia.
Si hiciera buen tiempo mañana, iría a la playa con mi novia.

このふたつの文を日本語に訳すと「明日天気がよかったら、彼女と海(ビーチ)に行くだろう(行くと思う)」となります。

では、これを言った時の状況を考えてみると、天気予報を見た後に発した言葉だったとしたら...

天気予報が「曇り時々晴れ」とか「晴れ時々曇り」なんていった場合はSi hace buen tiempo mañanaまたは「晴れ」でもSi hace buen tiempo mañana, iré a la playa con mi novia.って言えるかもしれません。「明日晴れるんだったら、彼女と海行こうかな」って訳せると思うんです。

一方、天気予報で「明日は一日中雨」なんて場合の時にSi hiciera buen tiempo mañana, iría a la playa con mi novia.というんだと思います。日本語だと「万が一」みたいな副詞が付いてもいいくらいの可能性の低い状況を示していると。

天気予報を見ていなくても、話し手が「明日は晴れる確率が高い」と思っていれば、Si + 直接法を使うだろうし、「明日は晴れる確率が低い」と思っているならSi + 接続法過去を使うんだと思います。

話し手の心情も理解できますよね?

こういうことがわかるとスペイン語ってもっと面白くなるけど、同時に日本語が難しくなるんですよね。だって「明日天気がよかったら、彼女と海(ビーチ)に行くだろう(行くと思う)」という文から、話し手が実現可能かどうかをどう捉えているか?なんて読み解けないですから。。。

Si + 接続法過去完了, 可能法完了(過去未来完了)

では、「過去の事実とは反する仮定の話」をするときには双方完了形をつかいます。可能法完了(過去未来完了)の部分を接続法過去完了でOKみたいです。

Si + 接続法過去, 可能法(過去未来)の形の場合「現在の事実とは反する仮定」だったので可能法(過去未来)の部分は未来の話も含まれていましたが、こちらの「Si + 接続法過去完了, 可能法完了(過去未来完了)」での表現は可能法完了(過去未来完了)の部分の動作も完了されていることがおおいです。

「もし〇〇だったら、(今ごろは)〇〇になっていただろう」などといった感じです。

Si hubiera hablado español súper bien, no habría venido a este instituto ni nos habríamos conocido.
「もし私がスペイン語ベラベラだったら、この学校に来てないし、私たちが知り合うこともなかっただろうね」
→現実はスペイン語の勉強をしに語学学校へ通うことで先生やほかの生徒と知り合った

Si huiéramos salido puntualmente, seguramente huiéramos disfrutado de la salida del sol.
「もし時間通りに出発していたら、確実にご来光を拝めれたのに」
→誰かが寝坊かなんかして出発が遅れて、結果日の出を見ることができなかった

De + 不定詞(infinitivo)

Si + 接続法過去とSi + 接続法過去完了の形をDe + 不定詞と置き換えることができますが、一般的に使われることは少ないようです。

Si tuviera oportunidad, iría contigo.
De tener oportunidad, iría contigo.
「もしチャンスがあったら、君と一緒に行けるのに」

Si hubiera estudiado, habría contestado mejor.
De haber estudiado, habría contestado mejor.
「もし勉強していたら、より上手に答えれたのになぁ」

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