って考えたことがありますか?
スペイン語の音楽を聴いているだけでは、正直スペイン語の勉強にはなりません。

洋楽しか聴かない人でも英語を話せない人多いですよね?
でも、音楽を利用した語学の勉強は可能だと私は思っています。
音楽なので「スペイン語を聞く」が中心の勉強になりますが、ある程度文法を理解しているなら歌詞を訳すのもいいですね。
でも、歌詞を全部訳すとなると大変ですし、スペイン語の理解レベルのよっては勉強としての効率が悪いです。
私の場合は、歌詞全部を訳すこともありますが多くはサビや気になった部分だけを訳したりします。
音楽を使った勉強方法はこれぐらい軽くとらえる方がいいように感じます。
音楽を楽しむ > 勉強
では、私が感じるスペイン語の音楽を使った勉強のメリット・デメリットと私がしている勉強方法を紹介していきます。
スペイン語の音楽を利用したスペイン語の勉強のメリット
前提として、スペイン語の音楽や音楽そのものに興味のない人にはこの勉強方法は有効ではありません。
なので万人向けではありませんが、スペイン語の音楽に興味がある人などには向いている勉強方法のひとつだと思います。
では、どんなメリットがあるのでしょうか。
スペイン語の敷居を下げてくれる
英語は普段の生活の中でカタカナ英語も含め耳にする機会が多いですが、スペイン語はそうはいきません。
語学勉強でその言語を聞いている時間も重要な要素だと思います。
そのために無理してスペイン語学習の教材などの音声データを聞いても、スペイン語を聞くことが嫌になっては元も子もありません。
スペイン語に対して苦手意識などを持たないために、音楽からスペイン語に触れるのが簡単だと思います。
知らないうちに反復学習になる
音楽って1回聴いて終わりって曲もありますが、気に入った曲だと何回も聴きますよね?
同じ歌詞(フレーズ)を何回も聞くので知らないうちに反復学習になってることもあります。
発音や単語のつながりを学べる
日本人は英語を学校で勉強するので、英語を話す話せない関係なく、外国語の発音は英語に似ていると思い込んでいる人も多いと思います。
しかし、スペイン語の発音は英語とは全然違うので、スペイン語の発音になれる意味でも無意識に耳に入る音楽っていいと思います。
また、スペイン語を話すときにはリズム(抑揚)が大事だったりします、音楽はそれがより顕著なので参考になります。
ネイティブの人たちの会話のネタになる
現地の人との話のネタに「(その国の)歌手が好きだよ」とか「お気に入りの歌手を教えてほしい」など音楽を会話のネタにすることができます。
スペイン語の音楽を利用したスペイン語の勉強のデメリット
冒頭で少し書きましたが、スペイン語の音楽を利用してスペイン語を勉強するにはある程度文法を理解している必要があると思います。
それはなぜか?デメリットを紹介していきます。
省略も多いので文法をある程度理解していないと訳すのが難しい
歌詞はきちんとした(文法に沿った)文章じゃないことが多く、口語以上に言葉が省略されることも多いです。
ってことがあります。
「ネイティブじゃないし、しゃーない」って割り切れるならいいのですが、キチンと訳したいといった想いが強い方にはスペイン語の壁を高くする恐れがあります、そして、スペイン語学習を諦めることにも。
それって一番悲しいことです
歌詞を訳するって諸刃の剣であることを頭の隅に置いておいてください。
スラングや方言が使われるので普段の会話に使えないものある
ジャンルにもよりますが、スラングやその歌手の国の方言が使われることも多いです。
スラングは使う状況や背景を理解していないとトラブルのもとにもなるので注意が必要です。
スペイン語の音楽を使った勉強方法
私がしているスペイン語の音楽を使った勉強方法を紹介します。
曲選び
曲は何でもいいわけではなく、基本気に入った曲を使います。
テンポが早くない方が聞き取りやすいとは思いますが、何回も聴く曲じゃないとメリットであげた反復学習にならないので、聴く回数の多い曲を選びます。

聴く回数が多いと自然と歌詞の意味が知りたくなるしね!
では、どうやってスペイン語の音楽を見つけるのか?
まず好きな歌手やバンドをひとつ見つけましょう。
その歌手やバンドの Spotify のページには「ファンのお気に入り」といったページがあって、その歌手やバンドをフォローしている人たちがほかにどんなアーティストをフォローしているかわかります。
そこをたどってお気に入りのアーティストを増やしていってください。
まったくのゼロの場合でも Spotify を利用します。
Spotify には各国のヒットチャート(50位または100位)のプレイリストがあるのでそこで今流行りの曲から見つけるのが一番簡単な方法だと思います。

レゲトンとか、いかにもラテン音楽!って曲が多くなってしまってジャンルの幅が狭まるのが唯一の弱点かな
歌詞を見ずに聴く
とりあえずお気に入りの曲が見つかるまで聴きまくります。流し聴きでもOK。
気に入る曲ができたら、歌詞に注意して聴くように心がけてください。
「自分が知っている単語を聞き取ろう!」ぐらいの感覚です。
余裕ができたら、知らない単語でも音から(存在するかは別として)綴りなどを想像します。
歌詞を見ながら聴く
歌詞は有名な曲なら「曲名 + letras」などと Google で検索するだけで、歌詞が出てきます。
それ以外は私の場合は https://www.musica.com/ で歌詞を調べることが多いですが、歌詞の一部が間違っていることもあります。
歌詞を見ずに聴いていた時に聞き取れたスペイン語の単語は合っていましたか?
知らない言葉でも想像した綴りでしたか?
答え合わせが終わったら、口パクでもいいので歌詞を見ながら歌ってみましょう。
日本でスペイン語の音楽はカラオケにほとんどないので、カラオケで歌うことが難しいです。
そうなると、自分の部屋やお風呂で歌うことになりますが。。。
もちろん、外で歌ってもいいですが、隣の部屋の人などに迷惑がかかると考えるとなかなか歌えません。
そういう場合には口パクで歌いましょう。
声(音)を出すことは大事ですが、ここで重要視するのは口や舌の動きです。
口や舌の動きを少し大げさにしましょう
スペイン語の発音は日本語に似ている部分も多いですが、L, C, Z あたりの音は違うので、そのような音の時には特に舌の動きを大きくします。
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スペイン語の発音に関してはこちらのページに書いていますのであわせてご覧ください。
参考スペイン語のアルファベットの読み方や発音・アクセントの注意点
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サビや気になったパートの歌詞を訳してる
サビは曲の中で何回も使われるフレーズです。
その曲の中でよく聞くフレーズになるので、まずはそこを訳してみましょう。
デメリットで紹介しましたが、歌詞は省略されている文になっていることも多いので、完璧な訳は求めず歌いながら歌詞の意味や情景を想像できる程度の簡単な感じでいいと思います。
私の場合は、例えば「彼はプロポーズをするためにバラを買ってる」といった歌詞があったとしたら、歌いながら日本語訳の文章を想像するよりは、そういったシーンを想像します(絵や映像として)
曲すべてを訳してみる
ほかの部分あるいはその曲全部の歌詞を訳したいという欲求がわいたら挑戦してみましょう。
もし、そう思わなかったらほかの曲をあたりましょう。
まとめ
いかがでしたか?
おそらくスペイン語の勉強の効率を求めていたら、スペイン語の音楽を使った勉強方法はあまり向かないと思います。
しかし、あなたのスペイン語の習得の目的は何ですか?
もし、スペイン語圏の人との交流だったり、文化を知りたいなら音楽を使った勉強法はスペイン語習得以外のプラスアルファを与えてくれます。
音楽自体が文化だし、ラテンアメリカの人たちは音楽を聴くのが好きみなので(パーティーなどでは近所迷惑を気にせず夜中でもガンガン音楽流すし)音楽の話題で会話が盛り上がることもありますよ。
私がよく聴くスペイン語の音楽をアーティストの出身国でまとめています。
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コメント
こんにちは。
今日はこちらに出現してみました。
自分は音楽に対する勘が鋭いのか、
La Oreja de Van Gogh に出会うことができました。
有名なグループだったようですが、いきなりスペイン語の音楽を探して
なんとなくでア○ゾンで購入して大当たりとは、我ながらいいセンスです(笑)。
アルバムを通して聴くと、出現頻度の高い単語があることに気付きますし、
好きな曲を繰り返し聞くと、túの活用形の勉強にもなります。
いけぽんさん、こんにちわ。
La Oreja de Van Goghのことは知りませんでした、スペインのバンドみたいですね。私はラテンアメリカの歌手やバンドの音楽を聴くことの方が多くて、スペインだとChambaoぐらいです。
気に入った音楽は繰り返し聴くので、ヒアリング?リスニング?の反復練習になるのは大きなメリットですね!
こんにちは。
結構有名らしいですが、
看板ともいえる女性ボーカルが変わったので
最近はパッとしない・・・という感じですね。
先日ボリビアのフォークロアグループが来日していましたが、
日程と予算の関係で行けませんでした(涙)。
いけぽんさん、こんにちわ。
ボリビアのフォルクローレ残念でしたね。私は北海道なのでラテン音楽をライブで見るなんて、こちらでは無理だと決めつけています。サルサなど踊り系は札幌あたりで人が集まっているらしいですが、そっちはあまり興味ないです。
Wiki見ましたが、初代ボーカルの声がウリだったようですね、La Oreja de Van Gogh。