どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。日本語訳は直訳寄りです。文法や単語の意味を理解するため、自然な日本語とは異なる場合があります。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。
スペイン語では como(無アクセント)と cómo(アクセントあり)は見た目も発音もほぼ同じですが、意味と用法は大きく異なります。
学習者にとって混乱しやすいポイントなので、この記事ではそれぞれの使い方を例文付きで整理します。
接続詞 como の意味と用法
~のように、~のような
Ella estaba durmiendo como muerta.
彼女は死んだように眠っていた
Hazlo como te he dicho.
私が言ったようにやってちょうだい
~もまた、~も~も
Me gusta viajar a México (tanto) como a Colombia.
私はメキシコにもコロンビアにも旅行するのが好きだ
「tanto como」は同等比較なので、「私はコロンビアへの旅行と同じくらいメキシコ旅行が好きだ」と訳すこともできます。
~として
Les acompañaré como guía.
ガイドとしてあなたたちに同行します
約、~ぐらい
Me costó como cien mil yenes.
(費用が)10万円くらいかかった
~なので(理由)
Como no estabas aquí, me lo comí todo.
君がここにいなかったので、私が全部食べちゃった
※この場合の como は porque の代わりとして使われ、特に理由を表すときは文頭に置かれることが多いです。
もし~ならば(条件)
Como llegues tarde, vas solo.
もし遅れたら、君一人で行くことになる
※Si を使うと直説法になります:Si llegas tarde, irás solo.
疑問詞 cómo の意味と用法
どのように、どうやって
¿Cómo está usted?
ご機嫌はいかがですか?
No sé cómo decírtelo.
君にどのように言うべきかわからない
cómo + 不定詞 = ~する方法
Te enseño cómo tocar la guitarra.
君にギターの弾き方を教えよう
どうして
¿Cómo lo sabes?
どうしてそれを知っているの?
感嘆文(何と~!)
¡Cómo comen!
何という食べっぷりだ!
※感嘆文では cómo のほかに qué もよく使われます。
例:¡Qué bonito!(なんてかわいいんだ!)
両者の違いは、cómo が「動作や状態の程度」を強調するのに対し、qué は「名詞や形容詞の性質」を強調する点です。
まとめ
- como(無アクセント):接続詞。「~のように」「~として」「約」「理由(porque の代用)」「もし~ならば」など幅広い意味で使われる。
- cómo(アクセントあり):疑問詞や感嘆詞。「どのように」「どうして」「何と」といった意味で使われる。感嘆文では qué との使い分けもポイント。
同じ「コモ」でもアクセント記号の有無で意味が大きく変わります。例文とあわせてしっかり区別して覚えましょう。