スペイン語で「お腹が痛いです」「頭が痛いです」など痛みの表現を紹介します。
あわせて、「お腹」「頭」など痛みの箇所(体の部位)の単語もまとめています。
スペイン語で痛みを伝える動詞は doler、名詞は dolor
スペイン語で痛みを伝える時に使う言葉、動詞は doler、名詞は dolor が一般的です。
動詞 doler は向き違いの動詞で「私はお腹が痛い」という時、スペイン語の文章では痛い箇所(ここではお腹)が主語になり「私」は間接目的語になるので注意してください。
名詞 dolor で表現するときは動詞 tener を使って「私はお腹の痛みを持っている」といった文で「私はお腹が痛い」表現していきます。
では、それぞれ詳しく書いていきます。
動詞 doler を使って痛みを伝える
先に書きましたが、動詞 doler を使って痛みを表現するときは痛みのある部位が主語になります。
「私はお腹が痛い」という場合はまず「お腹が痛い」という文を作ります。お腹は el estómago。
El estómago duele.
エル エストマゴ ドゥエレ
お腹が痛い
でもスペイン語ではこれだけでは言いません。「誰のお腹?」となるからです。
「私のお腹」なので mi estómago と言いいたくなりますが、この言い方も間違いなんです。
doler を使った文章で、痛んでいる人は間接目的語(a + 人)で表します。
なので「私はお腹が痛い」はこう言えます。
El estómago duele a mí.
エル エストマゴ ドゥエレ ア ミ
直訳)お腹は私に痛みを与える
この文、間違いではないけど実際はこのように言いません。
a mí を間接目的格人称代名詞 me に置き換えてこう言います。
(A mí) me duele el estómago.
(ア ミ)メ ドゥエレ エル エストマゴ
私のお腹が痛い

ここまでごちゃごちゃと書いてきましたが、以下の表を暗記すればOKです。
私はお腹が痛いです | Me duele el estómago. メ ドゥエレ エル エストマゴ |
君はお腹が痛いです | Te duele el estómago. テ ドゥエレ エル エストマゴ |
彼(彼女)はお腹が痛いです | Le duele el estómago. レ ドゥエレ エル エストマゴ |
私たちはお腹が痛いです | Nos duele el estómago. ノス ドゥエレ エル エストマゴ |
君たちはお腹が痛いです | Os duele el estómago. オス ドゥエレ エル エストマゴ |
彼ら(彼女ら)はお腹が痛いです | Les duele el estómago. レス ドゥエレ エル エストマゴ |
体の痛みを伝える時はほぼ単数形ですが、肺は2つあるので確か複数形で言っていたと思います。
ほかに「両手が痛い」と言う場合も複数形になります。
痛い箇所(主語)が複数形のときはduelen(ドゥエレン)となります。
私は肺が痛いです | Me duelen los pulmones. メ ドゥエレン ロス プルモネス |
君は肺が痛いです | Te duelen los pulmones. テ ドゥエレン ロス プルモネス |
彼(彼女)は肺が痛いです | Le duelen los pulmones. レ ドゥエレン ロス プルモネス |
私たちは肺が痛いです | Nos duelen los pulmones. ノス ドゥエレン ロス プルモネス |
君たちは肺が痛いです | Os duelen los pulmones. オス ドゥエレン ロス プルモネス |
彼ら(彼女ら)は肺が痛いです | Les duelen los pulmones. レス ドゥエレン ロス プルモネス |
doler を使った痛みの表現は体の痛みだけではなく、例えば「借金が痛い」Me duele la deuda.(メ ドゥエレ ラ デウダ)みたいな表現もできます。

動詞 doler の活用と基本的な意味はこちらを参考にしてください。
名詞 dolor を使って痛みを伝える
名詞 dolor を使って痛みを伝える場合は動詞 tener を使っていきます。
「痛みを持っている人」が主語で、その主語にあわせて tener が活用します。
「〇〇(痛みの部位)の痛みを持っている」といった直訳から「〇〇が痛い」となります。

この言い方の場合では、痛む箇所の名詞に冠詞を付けないみたいです。
Tengo dolor de estómago.
テンゴ ドロール デ エストマゴ
私はお腹が痛い
Tengo dolor de cabeza.
テンゴ ドロール デ カベサ
私は頭が痛いです。
Tengo dolor de garganta.
テンゴ ドロール デ ガルガンタ
私はのどが痛いです。
痛みの部位(体の部位)の単語一覧
痛みを伝える表現を知れても、痛い箇所が言えないと始まりませんね。
基本的なものだけですが体の部位の単語をまとめました。
体 | el cuerpo エル クエルポ |
頭 | la cabeza ラ カベサ |
顔 | la cara ラ カラ |
目 | el ojo エル オホ |
耳 | la oreja ラ オレハ |
鼻 | la nariz ラ ナリス |
口 | la boca ラ ボカ |
くちびる | el labio エル ラビオ |
歯・前歯 | el diente エル ディエンテ |
奥歯 | la muela ラ ムエラ |
舌 | la lengua ラ レングア |
のど | la garganta ラ ガルガンタ |
腕 | el brazo エル ブラソ |
手 | la mano ラ マノ |
指 | el dedo エル デド |
肺 | el pulmón エル プルモン |
心臓 | el corazón エル コラソン |
胃・お腹 | el estómago エル エストマゴ la barriga ラ バリガ |
脚 | la pierna ラ ピエルナ |
足 | el pie エル ピエ |
動詞dolerを使った痛みの表現の例文

Me duele el estómago.
メ ドゥエレ エル エストマゴ。
お腹が痛いよ。

¡Dios mío! ¿Comiste algo en mal estado?
ディオス ミオ!コミステ アルゴ エン マル エスタード?
あら、大変!なんか悪い(状態の)ものでも食べたんじゃない?

No sé. ¿Es mejor ir al hospital?
ノ セ。エス メホール イール アル オスピタル?
わからない。病院へ行った方がいいかな?

¡Claro que sí!
クラロ ケ シ
もちろん、行くべきよ!
例文のスペイン語の意味や表現
me | 私に |
duele | 痛い 不定詞doler 3人称単数・現在形 |
estómago | 胃 |
¡Dios mío! | あら!なんてことだ! |
comiste | 食べた 不定詞comer 2人称単数・過去形 |
algo | 何か |
mal | 悪い |
estado | 状態 |
sé | 知る 不定詞saber 1人称単数・現在形 |
mejor | より良い |
ir | 行く |
hospital | 病院 |
claro | 明るい |
¡Claro que sí! | もちろん!そうすべき! |
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