confesar は「打ち明ける・白状する」を表す動詞
スペイン語の動詞 confesar は、隠していた事実・感情・罪などを言葉にして明かすときに使われます。
日本語では、内容や状況に応じて「打ち明ける」「告白する」「白状する」「認める」などと訳します。恋愛感情を伝える場面だけに使う動詞ではありません。
- 本音・秘密・感情を打ち明ける:それまで話していなかった気持ちや秘密を明かします。
- 罪・過ち・事実を白状する:隠していたことや、それまで認めていなかったことを認めて話します。
- 宗教上の告解を表す:文型によって、告解する側と告解を聞く司祭側の両方に使われます。
特に覚えておきたい形は、confesar que + 文「~だと打ち明ける・認める」と、confesar haber + 過去分詞「~したことを認める」です。
- confesar algo:何かを打ち明ける、白状する
- confesar algo a alguien:人に何かを打ち明ける
- confesarle a alguien que …:人に~だと打ち明ける
- confesar que …:~だと告白する、認める
- confesar haber + 過去分詞:~したことを認める
スペイン語の動詞 confesar の活用
confesar は、直説法現在形や接続法現在形などの一部で、語幹母音が e → ie に変化する動詞です。
直説法現在形では、yo、tú、él / ella / usted、ellos / ellas / ustedes の形で confes- が confies- に変わります。nosotros / nosotras と vosotros / vosotras では変化しません。
点過去形、線過去形、未来形、可能法、接続法過去形は規則的に活用します。
分詞
| 形 | 活用 |
|---|---|
| 現在分詞 | confesando |
| 過去分詞 | confesado |
直説法
現在形
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | confieso |
| tú(vos) | tú: confiesas vos: confesás |
| él / ella / usted | confiesa |
| nosotros / nosotras | confesamos |
| vosotros / vosotras | confesáis |
| ellos / ellas / ustedes | confiesan |
点過去形
点過去形は、過去に完了した出来事を表すときに使います。
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | confesé |
| tú | confesaste |
| él / ella / usted | confesó |
| nosotros / nosotras | confesamos |
| vosotros / vosotras | confesasteis |
| ellos / ellas / ustedes | confesaron |
線過去形
線過去形は、過去に続いていた状態、繰り返していた行動、背景となる状況などを表します。
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | confesaba |
| tú | confesabas |
| él / ella / usted | confesaba |
| nosotros / nosotras | confesábamos |
| vosotros / vosotras | confesabais |
| ellos / ellas / ustedes | confesaban |
未来形
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | confesaré |
| tú | confesarás |
| él / ella / usted | confesará |
| nosotros / nosotras | confesaremos |
| vosotros / vosotras | confesaréis |
| ellos / ellas / ustedes | confesarán |
可能法(過去未来)
可能法は、仮定、推量、控えめな言い方などに使われます。
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | confesaría |
| tú | confesarías |
| él / ella / usted | confesaría |
| nosotros / nosotras | confesaríamos |
| vosotros / vosotras | confesaríais |
| ellos / ellas / ustedes | confesarían |
命令法
肯定命令
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| tú(vos) | tú: confiesa vos: confesá |
| él / ella / usted | confiese |
| nosotros / nosotras | confesemos |
| vosotros / vosotras | confesad |
| ellos / ellas / ustedes | confiesen |
否定命令
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| tú(vos) | tú: no confieses vos: no confesés |
| él / ella / usted | no confiese |
| nosotros / nosotras | no confesemos |
| vosotros / vosotras | no confeséis |
| ellos / ellas / ustedes | no confiesen |
接続法
現在形
接続法現在形は、願い、感情、疑い、必要性などを伴う文で使われます。
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | confiese |
| tú(vos) | tú: confieses vos: confesés |
| él / ella / usted | confiese |
| nosotros / nosotras | confesemos |
| vosotros / vosotras | confeséis |
| ellos / ellas / ustedes | confiesen |
過去形(ra形)
| 主語 | 活用 |
|---|---|
| yo | confesara |
| tú | confesaras |
| él / ella / usted | confesara |
| nosotros / nosotras | confesáramos |
| vosotros / vosotras | confesarais |
| ellos / ellas / ustedes | confesaran |
confesar のコアイメージ
confesar のコアイメージは、次のように整理できます。
隠していた事実・感情・罪などを、言葉にして明かす
明かす内容が恋愛感情であれば「告白する」、秘密や本音であれば「打ち明ける」、罪や過ちであれば「白状する」「認める」と訳せます。

confesar は、今まで表に出していなかったことを言葉にして明かすイメージです。

それなら、どの文でも「告白する」と訳せばいいですか?

内容によっては「打ち明ける」「白状する」「認める」の方が自然です。コアイメージは、文脈に合う訳を選ぶための手がかりとして考えましょう。
このコアイメージだけで、すべての文を一つの日本語に置き換えられるわけではありません。文脈に応じた使い分けを理解するための道しるべです。
confesar の基本的な意味と使い方
本音・秘密・感情などを打ち明ける、告白する
confesar は、それまで話していなかった本音、秘密、感情などを人に打ち明けるときに使います。
恋愛感情を伝える場合は「告白する」と訳せますが、恐怖、不安、悩みなどを明かす場合にも使われます。
confesar que + 文
confesar que + 文 で、「~だと打ち明ける」「~だと告白する」という意味になります。
Daniel confesó que tenía miedo de viajar solo.
直訳:ダニエルは、一人で旅行することを怖がっていると打ち明けました。
意訳:ダニエルは、一人旅が怖いと打ち明けました。
Te confieso que al principio no entendía nada.
直訳:私は君に、最初は何も理解していなかったと打ち明けます。
意訳:正直に言うと、最初は何も分かっていませんでした。
Ella le confesó a Carlos que estaba enamorada de él.
直訳:彼女はカルロスに、自分が彼に恋をしていると告白しました。
意訳:彼女はカルロスに好きだと告白しました。
confesar algo a alguien
confesar algo a alguien は、「人に何かを打ち明ける」という文型です。
Lucía le confesó un secreto a una amiga.
直訳:ルシアは一人の友人に一つの秘密を打ち明けました。
意訳:ルシアは友人に秘密を打ち明けました。
この例文では、un secreto が打ち明けた内容、a una amiga が打ち明けた相手です。
le も、その話を伝えた相手を表しています。スペイン語では、このように相手を a + 人 で明示する場合にも、間接目的語代名詞の le を一緒に使うことがあります。
罪・過ち・隠していた事実を白状する、認める
confesar は、罪、嘘、過ち、隠していた行為などを認めて話す場合にも使われます。
単に事実を説明するというより、それまで隠していたことや認めていなかったことを明かすニュアンスがあります。
Confieso que te mentí.
直訳:私は、君に嘘をついたと告白します。
意訳:君に嘘をついたことを白状します。
Finalmente confesó que había roto la ventana.
直訳:最終的に彼は、自分がその窓を割っていたと白状しました。
意訳:最後には、自分が窓を割ったと白状しました。
confesar haber + 過去分詞
confesar haber + 過去分詞 は、「~したことを認める」という形です。
haber + 過去分詞 は完了不定詞と呼ばれます。confesar より前に行われた行為を「~したこと」として表す形です。
El hombre confesó haber robado el dinero.
直訳:その男は、その金を盗んだことを告白しました。
意訳:その男は金を盗んだと白状しました。
- Él confesó que había mentido.:彼は、自分が嘘をついていたと認めました。
- Él confesó haber mentido.:彼は、嘘をついたことを認めました。
confesar que の後ろには、主語と動詞を含む文を置きます。confesar haber では、通常、告白する人と、後ろの行為をした人が同じになります。
再帰動詞 confesarse の意味と使い方
confesarse は、confesar に再帰代名詞の se が付いた形です。
人に秘密や罪を打ち明ける、宗教上の告解をする、自分がある状態だと認める、といった意味で使われます。
confesarse con alguien と confesarse de algo
- confesarse con alguien:人に秘密や罪を打ち明ける
- confesarse de algo:罪、過ち、行為などについて告白する
con の後ろには打ち明ける相手を置き、de の後ろには打ち明ける内容を置きます。
Al final, se confesó con su madre.
直訳:最後には、彼は母親に秘密を打ち明けました。
意訳:最後には、母親に本当のことを話しました。
Se confesó de sus pecados con un sacerdote.
直訳:彼は司祭に、自分の罪について告解しました。
意訳:彼は司祭に自分の罪を告解しました。
内容が文脈から分かる場合は、de + 内容 を付けずに confesarse con alguien だけで表すこともあります。
confesarse + 形容詞・名詞
confesarse の後ろに形容詞や名詞を置くと、「自分が~であると認める」という意味になることがあります。
- confesarse culpable:自分が有罪だと認める
- confesarse derrotado:自分の敗北を認める
- confesarse admirador de alguien:自分が人のファンや支持者だと認める
El acusado se confesó culpable del robo.
直訳:被告人は、その窃盗について自分が有罪だと認めました。
意訳:被告人は窃盗の罪を認めました。
confesarse culpable のような表現は、裁判や報道などの文脈で使われることがあります。
宗教上の confesar
宗教上の告解では、告解をする人だけでなく、告解を聞く司祭を主語にして confesar を使うこともあります。
- 告解する人が主語:confesarse、または confesar los pecados
- 告解を聞く司祭が主語:confesar a una persona
El sacerdote confesó a varios fieles antes de la misa.
直訳:司祭はミサの前に数人の信者の告解を聞きました。
意訳:司祭はミサの前に数人の信者から告解を受けました。
この宗教用法は正式な意味ですが、初級〜中級の段階では、まず「本音を打ち明ける」「罪や過ちを白状する」という基本的な使い方を覚えると整理しやすくなります。
confesar・admitir・reconocer・contar の違い
confesar に近い意味を持つ動詞として、admitir、reconocer、contar があります。
文脈によって置き換えられる場合もありますが、意味の中心は異なります。
- confesar:隠していた秘密、感情、罪、行為などを明かす
- admitir:事実、間違い、責任、可能性などを受け入れて認める
- reconocer:事実、間違い、責任などを事実として認める
- contar:出来事や情報を人に話す
confesar と admitir
confesar は、隠していたことや言いにくいことを明かすニュアンスが出やすい動詞です。
admitir は、事実、誤り、責任などを受け入れて認める場合に使われます。
Confesó que había tomado el dinero sin permiso.
直訳:彼は、自分が許可なくその金を取っていたと白状しました。
意訳:彼は無断でその金を取ったと白状しました。
Admitió que había cometido un error.
直訳:彼は、自分が間違いを犯していたと認めました。
意訳:彼は自分の間違いを認めました。
confesar と reconocer
reconocer は、事実、間違い、責任などを認める場合に幅広く使われます。必ずしも秘密を明かすニュアンスはありません。
Reconoció que no estaba preparado.
直訳:彼は、自分が準備できていなかったと認めました。
意訳:彼は準備不足だったと認めました。
この文で confesó を使うと、本人にとって言いにくかった事実を打ち明けたというニュアンスが加わることがあります。
confesar と contar
contar は「話す」「語る」を表す一般的な動詞です。内容が秘密や罪である必要はありません。
Me contó lo que pasó.
直訳:彼は私に、何が起きたのかを話しました。
意訳:彼は何があったのか私に話してくれました。

人に何かを話すときは、confesar と contar のどちらを使ってもよいですか?

普通に出来事や情報を話す場合は contar が使えます。隠していたことや言いにくいことを明かす場合は、confesar が合いやすくなります。
confesar の使い方のまとめ
confesar は、隠していた事実・感情・罪などを言葉にして明かす動詞です。
- 本音、秘密、感情を「打ち明ける」「告白する」という意味で使います。
- 罪、過ち、嘘などを「白状する」「認める」という意味でも使います。
- confesar que + 文 で「~だと打ち明ける・認める」を表します。
- confesar haber + 過去分詞 で「~したことを認める」を表します。
- confesarse con alguien の con は、打ち明ける相手を示します。
- confesarse de algo の de は、告白する罪や行為などを示します。
- 現在形などの一部では、語幹母音が e → ie に変化します。
「告白する」という日本語だけで覚えるのではなく、隠していたことを言葉にして明かすというイメージを持つと、「打ち明ける」「白状する」「認める」という用法にもつなげやすくなります。



