どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。日本語訳は直訳寄りです。文法や単語の意味を理解するため、自然な日本語とは異なる場合があります。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。
筆者は昔にグアテマラで置き引きにあったことがあります。(どこかで書いてあるかもしれませんが)
その時はスペイン語を勉強し始めたころで、「まさか自分が!?」ってな状態で何をしていいのかもわからなかったし、何も言えなかったのですが、現地の人たちの助けで警察署へ行って盗難証明書を出してもらいました。
万が一にそなえて、盗難や紛失のトラブルに役に立つスペイン語のフレーズを書いていきます。
盗難や紛失のトラブル
パスポートを失くしました。
He perdido el pasaporte.
Perdí el pasaporte.
He perdido は現在完了形、Perdí は点過去形です。ともに主語は Yo「わたし」になります。
el pasaporte の部分に失くしたものを置き換えればいいだけです。財布(la cartera, la billetera)なら He perdido la cartera. になります。
失くしそうなものの一覧
財布 | la cartera |
---|---|
la billetera | |
クレジットカード | la tarjeta de crédito |
携帯電話 | el móvil |
el celular | |
カメラ | la cámara |
鍵 | la llave |
ハンドバッグ | el bolso |
バックパック | la mochila |
スーツケース | la maleta |
la valija |
部屋に鍵を置き忘れてしまった。(インキー)
(現在完了形)
Me he dejado olvidada la llave en la habitación.
(点過去形)
Me dejé la llave en el cuarto.
olvidada は olvidar「忘れる」の過去分詞で、これは「la llave」の部分の性で変化します。「la llave」は女性名詞なので olvidada ですが、el bolso「ハンドバッグ」なら男性名詞なので olvidado になります。
Me dejé の後ろには olvidada がついていませんが、dejar単体でも「置き忘れる」というニュアンスを汲み取れるので、もちろん Me he dejado la llave でもOKです。
Me he dejado, Me dejé ともに dejarse と再帰の形になっていますが、こういった状況では「~してしまった。」という故意ではないけどしちゃったというニュアンスを表しています。
スペイン語の動詞 dejar「放置する、させておく」の活用と意味まとめ
財布を盗られた(すられた)。
(現在完了形)
Me han robado la cartera.
(点過去形)
Me robaron la cartera.
両方の文とも、主語は Yo「わたし」ではありません。動詞の活用は3人称複数形ですが、これは「誰だかはっきりとしていない第三者」を表しています。なので「誰が(主語)」が重要ではなくて、「わたし(Me)から財布を盗んだ」という行為に重点がおかれています。
外出している間に(部屋に置いてあった)ブレスレットがなくなりました。
(現在完了形)
Me ha desaparecido una pulsera mientras estaba fuera.
(点過去形)
Me desapareció una pulsera mientras estaba fuera.
この文章の場合は una pulsera「ブレスレット」が主語になるので、三人称単数形の活用となっています。
カメラをここに置いていたのですが、なくなってしまいました。
Dejaba mi cámara aquí, pero desapareció.
警察署はどこですか?
¿Dónde está la comisaría (de policía)?
警察署はどこですか?
警察署ですが、la policía「警察」でも通じると思うし、メキシコだったら la delegación policial って言ったりもするみたいです。
トラブル系のフレーズでよく見かけるのが「日本大使館はどこ?」だけど、日本の大使館があったとしても、その場所知ってる現地の一般の人なんてふつう居ないと思います。
日本人に「在日ペルー大使館どこにありますか?」って聞かれて答えれる人なんて何人いると思いますか?
それと同じで「大使館どこ?」って聞くんだったら、事前に日本大使館の住所調べておいて「この住所はどこにありますか?」 ¿Dónde está la esta dirección? って聞いた方がいいと思ったりします。
警察・救急車・医者を呼んでください。
Llame a la policía, por favor.
救急車 | la ambulancia |
---|---|
医者 | el médico |
el médico のように前置詞 a の後に男性名詞が来る場合は「a + el」で「al」になります。
Llame al médico, por favor.
この文は命令形の文章です。
盗難証明書を作ってください。
Hágame un certificado de robo, por favor.
盗難証明書ではなく被害届だったら
Hágame una denuncia policial, por favor.
上記2つの文は命令形の文章になります。
もっと丁寧に言いたい場合は「盗難証明書を作っていただけないですか?」みたいな感じで
¿Podría hacerme un certificado de robo?
※ por favor を付けたらより丁寧な言い方になります。
その他の「証明書」のスペイン語はこちらです。
紛失証明書 | certificado de pérdida |
---|---|
事故証明書 | certificado de accidente |
在学証明書 | certificado de matrícula |
居住証明書 | certificado de residencia |
健康診断書 | certificado médico |
盗難を保険会社に届けるために。
Para denunciar un robo a la compañía de seguros.
カード会社の場合は
Para denunciar un robo a la emisora de tarjetas.
緊急フレーズ
緊急(です)!
¡(Es una) Emergencia!
泥棒(強盗)!
¡Ladrón!
助けて!①
¡Socorro!
¡Auxilio!
¡Ayúdeme!
「助けて!」なんですが、旅の会話帳などでは ¡Socorro! が一番多く紹介されているのですが、実際にこの単語を間投詞として聞いたことがほとんど聞いたことがないです(映画などを含めても)。
それよりは ¡Ayúdeme! または ¡Ayúdame! なんですよね。もしかしたら、スペインの方ではよく使われているのかも知れないです。
危ない!
¡Cuidado!
一緒に来て!
¡Venga conmigo!
やめて!
¡Basta!
出ていけ!
¡Fuera!