スペイン語の動詞 pesar の意味と活用!「重い」だけじゃない日常表現と a pesar de の使い方

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)
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はじめに

スペイン語の動詞 pesar は、物理的な重さを表す「〜の重さがある」というだけでなく、精神的な負担や、日常会話で非常に重要な「〜にもかかわらず」という熟語を作る際にも使われる非常に重要な動詞です。

私がグアテマラのアンティグアに滞在していた時のことです。地元の市場(メルカド)で野菜を買おうとした際、日本と同じ感覚で「1キロ量って(pesar)ください」と頼んだところ、店主のおばさんに怪訝な顔をされてしまいました。

実は、グアテマラを含む中米の日常会話では、重さの単位はキログラム(kilo)ではなく、ポンド(libra)が主流です。 pesar という動詞そのものは同じですが、その背後にある文化や単位の違いを知らないと、現地での買い物一つでもつまずいてしまうことを痛感した経験でした。この記事では、こうした実体験に基づいたリアルな使い分けを解説します。

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pesar の活用表(規則変化)

pesar の活用はすべて ar 動詞の規則変化です。基本をしっかり押さえましょう。

分詞

名称活用
現在分詞pesando
過去分詞pesado

直説法

現在形

主語活用
yopeso
tú(vos)tú: pesas
vos: pesás
él / ella / ustedpesa
nosotros / nosotraspesamos
vosotros / vosotraspesáis
ellos / ellas / ustedespesan

点過去形

主語活用
yopesé
pesaste
él / ella / ustedpesó
nosotros / nosotraspesamos
vosotros / vosotraspesasteis
ellos / ellas / ustedespesaron

線過去形

主語活用
yopesaba
pesabas
él / ella / ustedpesaba
nosotros / nosotraspesábamos
vosotros / vosotraspesabais
ellos / ellas / ustedespesaban

未来形

主語活用
yopesaré
pesarás
él / ella / ustedpesará
nosotros / nosotraspesaremos
vosotros / vosotraspesaréis
ellos / ellas / ustedespesarán

可能法(過去未来)

主語活用
yopesaría
pesarías
él / ella / ustedpesaría
nosotros / nosotraspesaríamos
vosotros / vosotraspesaríais
ellos / ellas / ustedespesarían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: pesa
vos: pesá
él / ella / ustedpese
nosotros / nosotraspesemos
vosotros / vosotraspesad
ellos / ellas / ustedespesen

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no peses
vos: no pesés
él / ella / ustedno pese
nosotros / nosotrasno pesemos
vosotros / vosotrasno peséis
ellos / ellas / ustedesno pesen

接続法

現在形

主語活用
yopese
tú(vos)tú: peses
vos: pesés
él / ella / ustedpese
nosotros / nosotraspesemos
vosotros / vosotraspeséis
ellos / ellas / ustedespesen

過去形(ra形)

主語活用
yopesara
pesaras
él / ella / ustedpesara
nosotros / nosotraspesáramos
vosotros / vosotraspesarais
ellos / ellas / ustedespesaran
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pesar のコアイメージ(学習のヒント)

複数の意味を丸暗記しようとする前に、この動詞の根底にある感覚を掴みましょう。

コアイメージ:物理的、または精神的に、ズッシリと下に向かって負荷がかかる状態

ヨシオ
ヨシオ

この「ズッシリ負荷がかかる」イメージを持てば、荷物の重さも、心の重荷も繋がって理解できるよ。

チキータ
チキータ

なるほど!でも先生、このイメージだけで全部の日本語訳に対応できるわけじゃないよね?

ヨシオ
ヨシオ

その通り。コアイメージはあくまで文脈に応じた使い分けを覚えるための「道しるべ」。最終的には実際の例文ごと覚えるのが効果的だよ。

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pesar の基本的な意味と使い方

① 物理的な重さがある

最も基本的な使い方です。「何かが〜の重さを持っている」という状態を指します。

¿Cuánto pesas?
直訳:あなたはどれくらい重さがありますか?
意訳:体重はどのくらいですか?

Esta maleta pesa muchísimo. ¿Crees que me cobren exceso de equipaje?
直訳:このスーツケースは非常に重さがあります。超過手荷物を私に請求すると思いますか?
意訳:このスーツケースめちゃくちゃ重いよ。超過料金を取られると思う?

ヨシオ
ヨシオ

先述の通り、グアテマラの日常会話では体重や野菜の重さは「ポンド(libra)」で答える人が多いよ。例えば「130ポンド(約59kg)」のようにね。kgも通じるけど、特に生活に密着した場面ではポンドのほうがなじみ深いよ。

② 精神的に重くのしかかる、負担になる

物理的な重さだけでなく、責任や心理的な負担が「ズッシリ」くる場合にも使います。

Los impuestos pesan mucho sobre los ciudadanos.
直訳:税金は市民の上に非常に重くのしかかる。
意訳:税金は市民の大きな負担となっている。

Le pesa la responsabilidad del fracaso.
直訳:失敗の責任が彼に重くのしかかっている。
意訳:彼は失敗の責任を重く感じている。

Me pesa trabajar tantas horas todos los días.
直訳:毎日そんなに多くの時間働くことが私には重荷だ。
意訳:毎日こんなに長時間働くのはしんどい。

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再帰動詞(pesarse)での意味の変化

pesar を再帰代名詞(se)と一緒に使うと、「自分自身の体重を量る」という動作を指すようになります。

Me peso todos los días en la mañana.
直訳:私は毎日朝に自分自身を量ります。
意訳:私は毎朝、体重を量っています。

Ella se pesó en la farmacia.
直訳:彼女は薬局で自分自身を量った。
意訳:彼女は薬局で体重を量った。

ヨシオ
ヨシオ

単に pesar と言うと「(物が)〜の重さがある」という状態を指すことが多いけれど、自分で体重計に乗る動作は、基本的にこの「再帰動詞 pesarse」を使うのが一般的だよ。区別して覚えよう。

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pesar を使った熟語・慣用句

動詞の活用と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのがこの熟語です。

a pesar de(〜にもかかわらず)

負荷がかかっている(障害がある)にもかかわらず、それを押し切って〜する」というイメージで理解しましょう。

Fui a trabajar a pesar de estar enfermo.
直訳:病気である状態にもかかわらず、私は仕事へ行った。
意訳:病気だったけれど、私は仕事に行きました。

A pesar de la lluvia, el mercado estaba lleno de gente.
直訳:雨にもかかわらず、市場は人々でいっぱいだった。
意訳:雨だったのに、市場は人で溢れかえっていました。

チキータ
チキータ

この表現、日常会話でもニュースでも本当によく聞くよね!

ヨシオ
ヨシオ

そうだね。後ろに動詞を置くときは原形(不定詞)になるし、a pesar de que … とすれば文章を続けることもできる。非常に汎用性が高い表現だよ。

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まとめ

スペイン語の動詞 pesar について、重要なポイントをまとめます。

  • 活用: ar 動詞の規則変化。
  • コアイメージ: 物理的・精神的に「ズッシリ」と負荷がかかる状態。
  • 重要用法:
    • pesar:〜の重さがある(グアテマラでは単位の libra に注意)。
    • pesarse:自分の体重を量る。
    • a pesar de:〜にもかかわらず。

まずは自分の体重を言う練習や、日常のちょっとした「〜にもかかわらず」を pesar を使って表現することから始めてみてください。グアテマラの市場のようなリアルな場面でも、きっと役立つはずです。

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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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