スペイン語で「ごめんなさい」の使い分け|謝罪・すみません・失礼しますの表現集

スペイン語で「ごめんなさい」 会話で使えるスペイン語
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語で「ごめんなさい」「すみません」と謝る表現や、人の間を通る時の「ちょっと失礼」といったフレーズは、日常会話で頻繁に使われます。

しかし、一言に「謝罪」と言っても、使う言葉によって「反省の度合い」や「ニュアンス」が異なります。また、国や地域によって好まれる表現が違うことも珍しくありません。

たとえば、教科書によく出てくる Perdón。日本の解説サイトによっては「カジュアルな表現」とされたり、「しっかりした謝罪」とされたり、説明がまちまちです。これは文脈によって重さが変わるためです。

本記事では、筆者がグアテマラでの学習期間や、ラテンアメリカ諸国(コロンビア、ペルー、アルゼンチンなど)を旅する中で体得した、「状況に応じた自然な使い分け」をご紹介します。

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まずはここから!状況別「すみません・失礼します」の基本

謝罪というよりは、相手の注意を引いたり、マナーとして使う「すみません」の表現です。

人に道を尋ねる・呼びかける時の「すみません」

店員さんに声をかける時や、知らない人に道を尋ねる時に使います。

Disculpe. / Disculpa.
直訳:(私を)許して。
意訳:すみません。

本来は「許す(disculpar)」という動詞の命令形ですが、会話の切り出しとして「ちょっとすみません」というニュアンスで使われます。

  • Disculpe :初対面や目上の人に対して(Ustedに対する命令形)
  • Disculpa :親しい相手に対して(Túに対する命令形)

人混みを通る・退席する時の「失礼します」

混雑したバスの中を移動する時や、人の前を横切る時に必須のフレーズです。

Con permiso.
直訳:許可と共に。
意訳:失礼します(通してください)。

直訳すると「許可を持って」という意味になり、相手の領域に入らせてもらう際のエチケットとして使われます。

  • 人の前を通る時
  • 会話の途中で電話に出るため席を外す時
  • オフィスや他人の家に入る時(「お邪魔します」に近い感覚)
  • 集まりから先に帰る時(「お先に失礼します」)

ラテンアメリカでは、何も言わずに人の間をすり抜けるのはマナー違反とされることが多いので、必ず Con permiso と声をかけましょう。

軽いミス・聞き返す時の「ごめん!」

Perdón.
直訳:許し、赦免。
意訳:ごめん、失礼。

スペイン語学習者が最初に覚えるのがこの Perdón ではないでしょうか。
基本的には名詞で「許し」という意味ですが、会話では以下のような「とっさの謝罪」や「軽いミス」でよく使われます。

  • 人とぶつかった時
  • くしゃみをした時
  • 相手の言葉が聞き取れず「え、何て?」と聞き返す時
  • 小さなミスをした時(物を落としたなど)

日常的に多用されますが、重大な過失に対して使うと少し軽い印象を与えることもあります。

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心からの謝罪「許してください」と伝える表現

自分の非を認め、相手に対して明確に許しを請う場合の表現です。

日本語の「ごめんなさい」に相当する表現

相手との関係性(Tú / Usted)によって語尾が変化します。

Perdóname. / Perdóneme.
直訳:私を許してくれ(ください)。
意訳:ごめんなさい。

動詞 perdonar(許す)の命令形に、目的語の me(私を)がくっついた形です。「私の罪を認めるので、許してください」というニュアンスが含まれます。

  • Perdóname(ペルドナメ):親しい相手、家族、友人(Tú)
  • Perdóneme(ペルドネメ):目上の人、フォーマルな場(Usted)

同様に、disculpar(許す・大目ににみる)を使った以下の表現もよく使われます。

Discúlpame. / Discúlpeme.
直訳:私を許してくれ(ください)。
意訳:ごめんなさい、申し訳ありません。

PerdónameDiscúlpame はほぼ同じ意味で使われますが、地域や個人によって「Perdónameの方が重い」と感じる人もいれば、逆の人もいます。どちらも丁寧な謝罪として機能します。

「本当にごめんなさい」と強調する表現

Mil disculpas.
直訳:1,000の謝罪。
意訳:本当にごめんなさい。

数字の1,000(mil)を使って、謝罪の量の多さを表します。「申し訳ない!」という気持ちを強調したい時に便利です。ビジネスメールや、待ち合わせに大幅に遅れた時など、幅広く使えます。

「残念に思う」気持ちを表す Lo siento の正体

教科書では「ごめんなさい = Lo siento」と習うことも多いですが、実は少し性質が異なります。

Lo siento.
直訳:私はそれを感じる。
意訳:残念だ、気の毒に思う、ごめんなさい。

謝罪と共感の違い

Lo siento は「自分の罪を認めて許してもらう」というよりも、「その状況を残念に感じる」「心苦しい」という感情(sentir)を表す言葉です。

たとえば、友人からの誘いを断る場合:

Lo siento, pero tengo que trabajar el sábado.
直訳:それを残念に思う、でも土曜日は働かなくてはならない。
意訳:悪いんだけど(残念だけど)、土曜は仕事があるんだ。

ここでは、自分に非があるわけではありませんが、「行けなくて残念だ」という気持ちを伝えています。

お悔やみや同情の Lo siento

この言葉は「お悔やみ(Condolencia)」としても使われます。
私が2011年にグアテマラに滞在していた際、日本人だと知った現地の人々から頻繁に “Lo siento mucho.” と声をかけられました。これは私に謝っているのではなく、東日本大震災に対しての「哀悼の意」や「心の痛み」を共有してくれていたのです。

もちろん、自分のミスに対して「ごめんなさい」の意味で Lo siento を使うこともありますが、根本には「(こうなってしまって)心が痛い・残念だ」というニュアンスがあることを覚えておくと、より深く理解できます。

【地域差あり】知っておくと便利なラテンアメリカの表現

ラテンアメリカ、とくにコロンビアなどで非常によく耳にする表現があります。

Qué pena.
直訳:なんて恥(苦痛・悲しみ)だ。
意訳:ごめんなさい、恐縮です、残念だ。

一般的に pena は「恥」や「悲しみ」を意味し、¡Qué pena! は「なんて残念な!」という意味で使われます。

しかし、コロンビア周辺では、相手に迷惑をかけた時の「ごめんなさい」や、軽い「すみません」の意味で多用されます。

Qué pena con usted.
直訳:あなたに対して恥ずかしい気持ちです。
意訳:ご迷惑をおかけしてすみません。

国によって「ごめんなさい」の主流となる言葉が変わるのも、スペイン語のおもしろいところです。

原因を添えて謝る方法(前置詞 por の活用)

ただ「ごめん」と言うだけでなく、「何に対して」謝っているのかを明確にするには、前置詞 por を使います。

基本構造は 謝罪の言葉 + por + 名詞 / 不定詞(動詞の原形) です。

Perdón por llegar tarde.
直訳:遅く到着したことについて、許しを。
意訳:遅れてごめんなさい。

Discúlpame por haberte molestado.
直訳:君を煩わせたことについて、私を許して。
意訳:迷惑をかけてしまってごめんなさい。

Lo siento por lo que pasó.
直訳:起きたことについて、それを(残念に)感じる。
意訳:あんなことになってしまって、すまない(残念だ)。

まとめ:言葉の重さを理解して使い分けよう

スペイン語の謝罪表現には、単なる「Sorry」では片付けられないグラデーションがあります。

  • 軽く呼びかけるなら Disculpe
  • 通る時は Con permiso
  • とっさのミスは Perdón
  • しっかり謝るなら Perdóname
  • 気持ちを共有するなら Lo siento

最初は難しく感じるかもしれませんが、ラテンアメリカの人々はコミュニケーションを大切にします。状況に合った言葉を選ぼうとする姿勢は、きっと相手に伝わります。まずは、勇気を出して Con permisoPerdón から使ってみてください。

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