スペイン語 vale la pena の意味と使い方|例文で学ぶ「~する価値がある」

会話で使えるスペイン語
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語の日常会話で非常に頻繁に使われるフレーズに vale la pena があります。

「~する価値がある」「やってみるだけの値打ちはある」という意味を持ち、ポジティブな提案や感想を述べるときに欠かせない表現です。

この記事では、vale la pena の基本的な使い方から、否定文、接続法を使った応用表現、そして地域による使い分けについて解説します。

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vale la pena の基本的な意味とニュアンス

まずは、言葉の成り立ちから本来のニュアンスを理解しましょう。

  • valer:価値がある、役に立つ
  • la pena:苦悩、苦労、刑罰

直訳すると「苦労に値する」となります。ここから転じて、「たとえ苦労や手間がかかったとしても、その結果には価値がある」という意味で使われます。

最初は「pena(苦悩・罰)」という単語が含まれているため、ネガティブな意味(罰に値する?)と勘違いしてしまうことがありますが、実際は「苦労が報われる=価値がある」というポジティブな意味で使われるのが一般的です。

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vale la pena の使い方と例文

基本形:vale la pena + 不定詞

最も基本的な使い方は、後ろに動詞の原形(不定詞)を続ける形です。「(自分が)~する価値がある」や、一般論として「~することは価値がある」と言う場合に使います。

Vale la pena intentarlo.
直訳:それを試みることは苦労に値する
意訳:それを試してみる価値はある

La ciudad de México es una ciudad que vale la pena visitar.
直訳:メキシコシティは訪れる苦労に値する都市のひとつです
意訳:メキシコシティは訪れる価値のある都市のひとつです

会話の中では、単体で返事として使うこともよくあります。

A: ¿Qué te pareció el museo?
B: Es pequeño, pero vale la pena.

直訳:A:その博物館はどう見えましたか? B:小さいですが、苦労に値します。
意訳:A:その博物館どうだった? B:小さいけど、行く価値はあるよ。

否定形:no vale la pena

否定文の no vale la pena は、「価値がない」「無駄だ」「割に合わない」という意味になります。

No vale la pena hablar más contigo.
直訳:これ以上君と話すことは苦労に見合わない
意訳:君とこれ以上話す価値はない(時間の無駄だ)

Lo que hizo verdaderamente no valió la pena.
直訳:彼がしたことは本当に苦労に見合わなかった
意訳:彼がしたことは本当に価値がなかった(無駄骨だった)

【応用】主語が変わる場合(que + 接続法)

「(君が)~する価値がある」のように、特定の誰かの行動に対して言う場合や、主節と従属節で主語が異なる場合は、接続詞 que を挟んで後ろの動詞を接続法にします。

Vale la pena que veas esta película.
直訳:君がこの映画を見ることは価値がある
意訳:この映画は君が見る価値があるよ(見るのをおすすめするよ)

※ veas は動詞 ver の接続法現在形(2人称単数)です。

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時制による使い分け(過去・未来・条件)

valer は動詞ですので、時制を変えることで「価値があった(過去)」や「価値があるだろう(推量)」といった表現が可能です。

過去形:valió la pena

結果が出て、「苦労した甲斐があった」と振り返る時によく使います。

El viaje fue caro, pero valió la pena.
直訳:旅行は高かったが、苦労に値した
意訳:旅行代は高かったけど、行った価値はあった

可能法(過去未来):valdría la pena

「(もし~なら)価値があるだろう」という推量や、丁寧に提案する場合に使います。

Valdría la pena investigar más.
直訳:もっと調査することは苦労に値するだろう
意訳:もっと詳しく調べてみる価値はあるでしょうね

類語 merecer la pena との違いは?

辞書で「価値がある」を引くと、merecer la pena という表現も出てきます。動詞 merecer(~に値する)を使った同義語ですが、使われる地域に違いがあります。

  • merecer la pena:主にスペインでよく使われます。
  • valer la penaラテンアメリカ全域およびスペインでも使われます。

ラテンアメリカ(メキシコ、グアテマラ、コロンビアなど)のスペイン語を学習している場合は、valer la pena を優先して使うと、より現地の感覚に近い自然なスペイン語になります。

Merece la pena aprender español.
直訳:スペイン語を学ぶことは苦労に値する
意訳:スペイン語を勉強する価値がある(※主にスペインでの言い回し)

動詞 valer の活用や他の意味について

ここまで「~する価値がある」という熟語として紹介してきましたが、動詞 valer 自体には他にも「(値段が)~である」「(パスポート等が)有効である」といった重要な意味があります。

また、valer は直説法現在形の1人称単数が valgo となるなど、不規則活用をする動詞です。

動詞 valer のすべての活用表や、その他の意味・用法については、以下の記事で詳しく解説しています。

スペイン語の動詞 valer「価値がある、役立つ、~に相当する」の活用と意味【例文あり】

まとめ

vale la pena は、「苦労(pena)に値する(vale)」という成り立ちを持つ、非常にポジティブで実用的なフレーズです。

  • 基本:Vale la pena + 不定詞(~する価値がある)
  • 否定:No vale la pena(~する価値がない、時間の無駄だ)
  • 応用:Vale la pena que + 接続法((誰かが)~する価値がある)
  • 地域:ラテンアメリカでは merecer la pena よりも valer la pena が一般的

日常会話でも、映画や旅行の感想を言う時などに頻繁に登場します。ぜひ使ってみてください。

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