これからスペイン語を独学で勉強しようと考えていても
って思っちゃいますよね。
私の場合、適当に買った参考書は本棚の飾りになってしまうことが多いんです。
参考書って2,000円くらいするじゃないですか。けっして安くはないので無駄づかいしたくないですよね。
いろいろとスペイン語の本を買ってきた中で、1番長くそしてよく使っていたスペイン語の本がNHKラジオのスペイン語講座の本でした。
初心者にNHKラジオのスペイン講座「まいにちスペイン語」をおすすめする理由を紹介していきます。
NHKラジオのスペイン講座「まいにちスペイン語」とは
まいにちスペイン語はNHKラジオ第2放送で放送されているスペイン語習得を目指す語学番組です。
4月~9月と10月~翌年3月の2期(6か月ごとに)にわけて講座内容がかわります。
常に新作の講座が6か月ごとにはじまるわけではなく、過去の講座が再放送されることもあります。
ラジオ以外にもアプリを利用して「まいにちスペイン語」の放送を聞くことも可能です。
まいにちスペイン語には初心者がスペイン語を勉強する初級編・入門編とスペイン語の初級上~中級者向けに構成されている中級編(応用編)の2つの講座があります。
月曜日から水曜日に入門編、木曜日と金曜日に応用編の放送がされています。
入門編と中級編(応用編)は1冊のテキストに収められていて、毎月18日ころに翌月号が450円(税抜き)で販売されています。
また、過去の放送された「まいにちスペイン語」のテキストも在庫があれば購入可能なこともあります。
まいにちスペイン語の入門編はゼロからはじめるスペイン語
NHKラジオのスペイン語講座「まいちにスペイン語」の入門編はスペイン語の勉強を初めてする初心者がゼロからスペイン語の勉強をできるように作られていることが多いです。
なかにはすでにスペイン語を勉強している人に向けたような内容の回(2019年前期)もあります。
テキストには講座で扱っていなくてもスペイン語のアルファベットや発音に関して説明していることも多いです。
参考スペイン語のアルファベットの読み方や発音・アクセントの注意点
まいにちスペイン語の入門編の内容は、初めてスペイン語を勉強する人向けに「Hola」とか「Buenos dias」などの呼びかけやあいさつから始まり、そして接続法現在形まで教えていることが多いです。
私の場合、いまだに過去に買ったテキストの入門編で復習してます。
そして、入門編に出てくるスペイン語の単語を全て覚えていないです。
入門編に使われているスペイン語の単語を全部覚えておくだけでもかなりのボキャブラリー力がついていくと思います。
A2, B1レベル程度の応用編もあるので引き続き使えるテキスト
まいにちスペイン語は初心者だけのスペイン語講座ではなく、中級を目指す人や中級者向けの中級編(応用編)もあります。
応用編は再放送も多いですが講座の内容が幅広いです。
2017年10~3月、2018年4~9月に放送されている応用編「スペイン文学を味わう」ではスペイン文学、スペイン人作家の作品を読みながらスペイン語を勉強していったり、
2014年4~9月などに放送された応用編「心をつなぐ 大人のスペイン語」ではスペインワインを買付けにいく日本人女性の奮闘記といった物語でスペイン語のビジネス会話のフレーズを勉強していくといったものまであります。
私はスペイン文学とか興味ないのでその回のテキストの購入はパスしました。
このように応用編は取り扱うものの幅が入門編よりも広いので、勉強する以前に内容で好き嫌いが出ることもあります。
ラジオ講座なのでネイティブの会話を聞きながら勉強できる
まいにちスペイン語の入門編と応用編のラジオ放送は日本人の司会とスペイン語のネイティブの人がアシスタントに1人か2人ついて番組が作られています。
日本人の司会の人は大学のスペイン語の教授や講師などでスペイン語の参考書の著者だったりもします。
アシスタントのネイティブの人たちは日本でスペイン語講師をしていたり、ほかの仕事をして日本で生活している人が多いようです。
まいちにスペイン語の講座では日本語で話すことはほとんどないですが、日本の文化や習慣を理解しつつコメントしていることも多くみられるのでわかりやすいです。
そして、スキットに出てくる出演者もネイティブが多く使われています。
グアテマラでスペイン語を勉強していた時にグアテマラ人の先生に「まいにちスペイン語」を聞かせたことがありました。
先生は「1人だけネイティブっぽくないけどあとはネイティブだね。」なんて言っていました。
NHKラジオまいにちスペイン語2019年10月号の感想とか
2019年10月号から新たなスペイン語講座が始まります。 ラジオ放送は9月30日(月)からスタート。 NHKラジオまいにちスペイン語2019年10月号のテキストの感想などを書いていきます。 2019年 ...
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NHKラジオのスペイン講座「まいにちスペイン語」のデメリット
スペイン語の参考書などは英語に比べると少なく2,000円以上する参考書も多いので、内容が充実(入門編と応用編の2つのレベルのスペイン語が勉強できる)してて3,000円弱(6か月分)はコストパフォーマンスがいいと思います。
しかし、「まいにちスペイン語」のデメリットも当然あります。
「ラジオだと放送時間に聞けないことが多い、ネットで聞けるけど1週間限定」
「オフラインで「まいにちスペイン語」を聞きたい」
「CD売ってるのは知ってるけどめちゃ高い」
ラジオは無料でもCDはちょっと高い
まいにちスペイン語では放送される講座全て(入門編と応用編)収録されたCDが毎月発売されています。
しかし、お値段が1,505円(税抜き)。テキストとあわせると2,000円を超えてきます。
6か月とはいえ毎月この出費はおおきいですね。
「好きな時に聞けない!」
これがNHKラジオのスペイン講座「まいにちスペイン語」の大きなデメリットなのです。
でも、無料で「まいにちスペイン語」の録音ができたらどうですか?
「どがらじ」を使えば録音したデータをパソコンに保存することができるです。
まいにちスペイン語をデジタルデータで録音できる「どがらじ」
「どがらじ」は、動画とインターネットラジオの両方が楽しめるWindows用の無料のソフトです。
そして、まいにちスペイン語を管理しているNHKゴガクのストリーミング放送に対応しています。
NHKゴガクは、ラジオストリーミングで毎週前週分のまいにちスペイン語の講座を聞くことができるNHKのサービスです。※講座内容は1週遅れています。
オンライン(インターネットに繋がっている状態)時にはいつでも講座を聞くことができるのですが、週が変わると内容も次の週に放送された講座に変わります。
「どがらじ」はこのラジオストリーミング放送を録音することができます。
NHKゴガクでラジオストリーミング放送期間を過ぎた回でも聞けるようになります。
テレビのスペイン語講座もあるけど...
NHKはラジオ以外にもテレビでスペイン語講座をやっています。
テレビのスペイン語講座は週1回の25分番組なので、スペイン語の勉強という意味では内容はどうしてもラジオのスペイン語講座より薄くなります。
なのに、テレビのスペイン語講座のテキストの方が高い。
カラーページが多く現地の写真などもラジオ講座より多く載ってるからかな?
ここ数年は「旅するスペイン語」と称して旅行をしながら(現地に滞在しながら)スペイン語を学んでいくといった趣旨で番組が作られているので、現地の景色・習慣などが知れたりもします。
純粋にスペイン語の勉強だけを考えたらラジオのスペイン語講座の方が内容は濃いですが、映像などで現地のことを知る楽しめるのはいいです。
私は2007年のNHKラジオスペイン語講座のテキストを未だに使っています
2008年にグアテマラでスペイン語を勉強して中南米を旅した後2009年に帰国しました。
スペイン語の勉強をし続けようと考えどんな参考書がよいか調べてると、2007年と2008年のラジオスペイン語講座の入門編の舞台がアルゼンチンでVoseoの説明もあると知りバックナンバーを買いました。
当時のテキストは税込350円。CDもあったので買いました、こちらは1,500円くらいしたと思います。
私のVoseoの知識はこのスペイン語講座から得たものが多いです。
参考アルゼンチンなどのスペイン語でTúの代わりに使うVos(ボス)
2018年現在のまいにちスペイン語の応用編は入門編と同じく6か月ごとに講座内容が変わりますが、2007年のスペイン語講座の応用編は3か月ごとに講座内容が変わっています。
当時は入門編が聞きたくて6か月分のテキストを買いましたが、応用編で勉強するようになると2つの題材があって(スペインのこととメキシコのことで分かれていた)のでそれはそれで面白かったです。
テキストを購入して10年近くたっていますが、いまだにこのNHKのスペイン語講座のテキストを開くことが多いです。
入門編と応用編に出てくる単語を全て覚えたら、DELEのB1はいける気がします。
まとめ
NHKラジオのスペイン講座「まいにちスペイン語」は良質な参考書・教材だと思います。
ゼロからスペイン語をはじめたい人からDELEのB1ぐらいを目指す人まで幅広く使えると思います。
ただ、注意してもらいたいが「まいにちスペイン語」の放送時間は15分間ですが、毎日15分間だけテキスト見ながら講座を聞いているだけではスペイン語が話せるようにはなりません。
努力すべきところはきちんと努力しないと身になりません。
スペイン語を勉強し始めた時、特に独学で始めた時は、どんな参考書や教材を買うおうか迷うし、適当に数冊買ったけど結局使わないで本棚にあるなんてことがよくあります。
「まいにちスペイン語」のテキストは安いし6か月間だけです。そしてテキストはラジオ放送が終わっても良質な参考書として役立ちます。
おそらく6か月きちんとNHKラジオのスペイン語講座だけでも勉強していたら、おのずと6か月後に自分が必要とする別の参考書がわかってきます。
「文法に自信ないからきちんとした文法書を1冊持っておこう」
といったかんじで。
そうなってから、ほかの参考書などを買えばいいのでそこまでは「まいにちスペイン語」でスペイン語を勉強してみてはいかがですか。
筆者が持っているスペイン語の文法書は「中級スペイン文法」と「NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで」の2冊です。
ゼロからスペイン語の勉強を始める方にはちょっと難しいかもしれませんが、初級者から理解しやすいのが「NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで」です。
「NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで」については私なりの読んだ感想を書いていますので参考にしていただけるとうれしいです。
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LINE スタンプ作りました
スペイン語と日本語のセリフを入れた LINE スタンプです。
初めて作った LINE スタンプです。
ネコキャラで名前はチャスカ。チャスカはケチュア語(ペルーなどの先住民族の言葉)で「明けの明星」という意味です。
スタンプの数は32個です。
LINEスタンプの詳細はLINEスタンプ販売ページでご確認ください。
LINE ストアチャスカ(スペイン語と日本語)
2作目のスタンプ
スペイン語の表示はありませんが、よく使いそうなリアクションや表情をまとめたスタンプです。
いくつかのスタンプには日本語のセリフが入っています。
今作では目の表情などに力を入れてみました。
スタンプの数は40個です。
LINEスタンプの詳細はLINEスタンプ販売ページでご確認ください。
LINE ストアチャスカ(普段使えるリアクション)