「週末はよく映画を見る」「ごくたまに料理をする」など、日常生活の話をするときに欠かせないのが頻度を表す言葉です。
スペイン語には「いつも(100%)」から「決してない(0%)」まで、さまざまな段階の表現があります。これらを覚えるだけで、会話の表現力がグッと上がります。
本記事では、頻度が高い順に4つのグループに分けて、実用的なスペイン語表現を紹介します。
1. 「いつも・頻繁に」を表すスペイン語(頻度:高)
まずは頻度が非常に高い、習慣的な行動を表す表現です。
siempre(いつも、常に)
もっとも基本的でよく使われる単語です。「いつも~する」と言いたい時はまずこれを使います。
- Ella siempre sonríe.
意訳:彼女はいつも笑顔です。
直訳:彼女は常に微笑みます。
a menudo(頻繁に、しばしば)
繰り返される行動に使います。「よく~する」というニュアンスです。
- No bebo cerveza a menudo.
意訳:私はあまり頻繁にはビールを飲みません。
frecuentemente(頻繁に)
a menudo とほぼ同じ意味ですが、少しフォーマルな響きがあります。
- Ella se queja del trabajo frecuentemente.
意訳:彼女はよく仕事の愚痴を言います。
muchas veces(よく、何度も)
直訳すると「多くの回数」となり、「よく~する」という頻度を表します。
- Muchas veces él pelea con su hermano.
意訳:彼はよくお兄さんと喧嘩をします。
soler(ふだん~する、~する習慣がある)
これは副詞ではなく動詞です。「習慣的に~する」という意味を持ち、頻度を表す際によく使われます。
soler は動詞なので、主語によって活用させる必要があります。また、現在形と線過去形で使われるのが一般的です。
- ¿Sueles venir por aquí?
意訳:このあたりにはよく来るのですか? - No suele enojarse.
意訳:彼はめったに怒りません。
(※否定文で使うと頻度が低いことを表せます)
soler は非常に便利な動詞ですが、使いこなすには少しコツがいります。詳しい活用や使い方は以下の記事で解説しています。
動詞 soler「いつも(ふつう)~する」の活用と意味【例文あり】
2. 「ときどき・たまに」を表すスペイン語(頻度:中~低)
次に、この記事のテーマでもある「ときどき」や、それよりも頻度が低い表現です。
a veces(ときどき)
「ときどき」と言いたい時に一番使われる、もっとも一般的な表現です。
- A veces juego a los videojuegos.
意訳:私はときどきテレビゲームをします。
de vez en cuando(ときどき、たまに)
a veces よりも少し頻度が下がる印象があります。直訳のニュアンスを知っておくと覚えやすいです。
- De vez en cuando llegas tarde a la cita.
意訳:君はたまに待ち合わせに遅れるね。
直訳:ある回から(別の)ある回へ = たまに
rara vez(めったに~ない、まれに)
頻度がかなり低い状態です。
- Ella cocina rara vez.
意訳:彼女が料理することはまれです(めったに料理しません)。
3. 「毎日・毎週・毎回」などの期間・回数表現
「頻度」というよりは、具体的な「周期」や「タイミング」を表す表現です。
todos los días(毎日)
直訳すると「すべての(複数の)日」となり、「毎日」を意味します。
- Los niños estudian todos los días.
意訳:子供たちは毎日勉強します。
【注意点】似ている言葉:todo el día
単数形の todo el día になると、「すべての(単一の)日」=「一日中」という意味になります。混同しやすいので注意しましょう。
- He trabajado todo el día.
意訳:私は一日中働きました。
todas las semanas(毎週)
todos los días と同じ考え方で、「すべての週」=「毎週」となります。
- Ellos asisten al curso todas las semanas.
意訳:彼らは毎週、その講座に出席します。
cada vez(毎回、そのたびごとに)
個別の回に焦点を当てた表現です。
- Cada vez es más difícil.
意訳:回を追うごとに難しくなっています。
直訳:毎回、(以前より)もっと難しい。
cada vez que ~(~するたびにいつも)
接続詞的に使って、後ろに文を続けることができます。
- Cada vez que voy a México, como tacos.
意訳:私はメキシコに行くたびに、必ずタコスを食べます。
4. 「決してない」を表すスペイン語(頻度:ゼロ)
最後に、頻度が0%、つまり「一度もしない」場合の表現です。ここでは語順のルールが重要になります。
nunca(決して~ない、一度も~ない)
もっとも一般的な全否定の表現です。
- Nunca he estado en Alemania.
意訳:私は一度もドイツへ行ったことがありません。
jamás(決して~ない)
nunca よりもさらに強い否定のニュアンスを持ちます。
- Jamás lo he oído.
意訳:そんなことは一度も聞いたことがありません(断じてありません)。
【重要】否定語の位置と「no」のルール
nunca や jamás を使う際は、文の中の位置に注意が必要です。
- 動詞の前に置く場合:
noは不要です。
例:Nunca he estado en Alemania. - 動詞の後ろに置く場合: 動詞の前に
noが必要です(二重否定の形)。
例:No he estado nunca en Alemania.
どちらも意味は同じですが、会話では動詞の前に置くパターンがよく使われます。
まとめ
スペイン語の頻度を表す表現を紹介しました。
日常会話では、正確な数値よりも「普段は(siempre/soler)」「たまに(a veces)」「全然(nunca)」といった感覚的な頻度を伝えることのほうが多いものです。
まずは使いやすい siempre、a veces、nunca の3つから意識して使ってみてください。

