【スペイン語】como si(まるで~のように)の使い方|接続法過去と過去完了の違いを徹底解説

como si(まるで~のように) スペイン語の文法
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語の会話で「まるで夢のようだ」や「彼は何でも知っているかのように話す」といった、現実とは異なる比喩表現を使いたい場面は多々あります。その際に活躍するのが como si という表現です。

一般的に「まるで~のように」という意味で覚えられていますが、後ろに続く動詞が「接続法過去」なのか「接続法過去完了」なのかによって、ニュアンスが大きく異なります。

この使い分けを曖昧にしていると、相手に「今の話」をしているのか「昔の話」をしているのかが伝わりません。

本記事では、como si の基本ルールから、間違いやすい時制の組み合わせ、そしてラテンアメリカでも頻出する実用的な例文までを網羅して解説します。

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como si の基本ルールと仕組み

まず、como si を使う上で最も重要な大原則があります。

  • 原則:como si の後ろには、必ず「接続法」が来ます。
  • 理由:「まるで~のように」という表現自体が、事実ではないこと(非現実)を仮定して述べるものだからです。

したがって、como si の直後に直説法(現在の事実などを表す形)が来ることは絶対にありません。

使い分けのポイントは非常にシンプルです。

  • como si + 接続法過去
    = 主節(メインの文)と「同時点」の状態を例えるとき
    (まるで〇〇であるかのように)
  • como si + 接続法過去完了
    = 主節(メインの文)よりも「以前」の状態を例えるとき
    (まるで〇〇であったかのように)
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1. como si + 接続法過去(~であるかのように)

この形は、話している時点(主節の時制)において、「(その時)まるで~であるかのように」と表現する場合に使います。

現在の話をしている場合

「今」、目の前にいる人が、現実とは違う様子で振る舞っている場合などです。

María habla como si tuviera mucho dinero.
直訳:マリアは話す、まるで多くのお金を持っているかのように。
意訳:マリアはまるで大金持ちであるかのような口ぶりで話す。

実際にはマリアは大金を持っていませんが、「今持っているかのような」態度であることを表しています。

次は、少し皮肉を込めたラテンアメリカ的な例文です。

Te comportas como si fueras el presidente de México.
直訳:君は振る舞う、まるでメキシコの大統領であるかのように。
意訳:君はまるでメキシコの大統領であるかのように偉そうに振る舞うね。

過去の話をしている場合

ここが学習者がつまずきやすいポイントですが、主節が「過去形」であっても、その当時の時点で「(その時)~であるかのように」という同時の状況を表す場合は、後ろは接続法過去のままです。

Ellos me trataban como si fuera uno de su familia.
直訳:彼らは私を扱っていた、まるで(私が)彼らの家族の一員であるかのように。
意訳:彼らは私をまるで家族の一員であるかのように扱ってくれた。

Me saludó como si no pasara nada.
直訳:彼は私に挨拶した、まるで何も起きていないかのように。
意訳:彼はまるで何事もないかのように、私に挨拶をしてきた。

2. como si + 接続法過去完了(~であったかのように)

この形は、話している時点よりも「さらに前」の出来事を例える場合に使います。つまり、完了した過去の事実(非事実)に言及する場合です。

現在の話の中で、過去を例える場合

今はもう終わっていることについて、「あの時はまるで~だったかのように」と現在振り返るパターンです。

María habla como si hubiera tenido mucho dinero.
直訳:マリアは話す、まるで(以前)多くのお金を持っていたかのように。
意訳:マリアはまるで(昔)大金持ちであったかのような口ぶりで話す。

Siento como si hubiera vuelto a nacer.
直訳:私は感じる、まるで再び生まれたかのように。
意訳:まるで生まれ変わったような気分だ。

過去の話の中で、さらに過去を例える場合

過去のある時点で、「それより前に~していたかのように」と感じた場合です。極度の空腹時などに使える表現を見てみましょう。

Comí unos tacos como si no hubiera comido en tres días.
直訳:私はタコスを食べた、まるで3日間食べていなかったかのように。
意訳:まるで3日間何も食べていなかったかのような勢いでタコスを食べた。

Ella gritó mucho como si hubiera visto a un fantasma.
直訳:彼女はたくさん叫んだ、まるでお化けを見てしまったかのように。
意訳:彼女はお化けでも見たかのように大声で叫んだ。

【重要】主節の時制に影響されない「例外ルール」

スペイン語には通常「時制の一致」というルールがありますが、como si は例外です。

主節(文のメイン部分)が現在形であっても過去形であっても、como si 以下の形は変わりません。これを整理すると以下のようになります。

比喩のタイミング主節の時制como si 以下の形
主節と「同時」
(~であるかのように)
現在形接続法過去
(変化なし)
過去形
主節より「以前」
(~であったかのように)
現在形接続法過去完了
(変化なし)
過去形

つまり、主節の時制に合わせて como si 以下をいじくる必要はありません。「同時」なら接続法過去、「以前」なら接続法過去完了、と機械的に当てはめるだけで正しい文が作れます。

その他の類似表現 (igual que si / lo mismo que si)

como si と全く同じ意味・用法で使える表現に igual que silo mismo que si があります。これらも後ろには必ず接続法が続きます。

バリエーションとして覚えておくと便利です。

Ahora parece igual que si todo aquello hubiera sido un sueño.
直訳:今は思える、まるでそれら全てが夢であったかのように。
意訳:今となっては、あれら全てがまるで夢であったかのように思える。

Me duele el estómago, lo mismo que si hubiera comido piedras.
直訳:胃が痛む、まるで石を食べたかと同じように。
意訳:まるで石でも食べたかのように胃が痛い。

まとめ

como si を使う際は、以下の2点を意識してください。

  • 現実ではない(非現実)ことを話すため、必ず接続法を使う。
  • 主節と同時のことなら接続法過去、主節よりのことなら接続法過去完了を使う。

このルールさえ掴めば、como si は決して難しい表現ではありません。日常会話で「まるで~みたいだね!」と言いたい場面で、ぜひ積極的に使ってみてください。

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