スペイン語の文法 動詞や分詞 直説法

スペイン語の直説法未来形の活用(規則・不規則)と使い方

スペイン語の直説法未来形の活用(規則・不規則)と使い方

スペイン語の直説法未来形の活用(規則変化・不規則変化)と使い方を書いています。

未来形の規則変化は ar, er, ir 動詞すべて同じ活用語尾だったりと、現在形や点過去に比べると少し簡単になっています。

使い方は未来のことについてのほかに「~かな?」などの推量も表すことができます。

スペイン語の直説法未来形の活用

スペイン語の未来形の活用は規則変化と不規則変化があります。

規則変化はすべて一緒の活用だったり、不規則変化のパターンも少ないので現在形や点過去形に比べると簡単に覚えることができると思います。

直説法未来形の規則変化の活用

スペイン語の直説法未来形の規則活用は ar, er, ir 動詞すべてが同じ活用語尾です。

現在形や点過去形などでは不定詞(動詞の原形)の語末の ar, er, ir を取って活用語尾を加えていましたが、未来形では不定詞そのままで活用語尾を加えます

yo-é

(vos)
-ás
él, ella
usted
-á
nosotros
nosotras
-emos
vosotros
vosotras
-éis
ellos, ellas
ustedes
-án

例)gastar【ar 動詞】

gastar の意味は「(お金を)使う」などです。

yogastaré
ガスタレ

(vos)
gastarás
ガスタラス
él, ella
usted
gastará
ガスタラ
nosotros
nosotras
gastaremos
ガスタレモス
vosotros
vosotras
gastaréis
ガスタレイス
ellos, ellas
ustedes
gastarán
ガスタラン

例)conocer【er 動詞】

conocer の意味は「(体験などで)知っている」などです。

yoconoceré
コノセレ

(vos)
conocerás
コノセラス
él, ella
usted
conocerá
コノセラ
nosotros
nosotras
conoceremos
コノセレモス
vosotros
vosotras
conoceréis
コノセレイス
ellos, ellas
ustedes
conocerán
コノセラン

例)seguir【ir 動詞】

seguir の意味は「追う、続く」などです。

yoseguiré
セギレ

(vos)
seguirás
セギラス
él, ella
usted
seguirá
セギラ
nosotros
nosotras
seguiremos
セギレモス
vosotros
vosotras
seguiréis
セギレイス
ellos, ellas
ustedes
seguirán
セギラン

直説法未来形の不規則変化の活用

未来形の不規則変化の活用は動詞 decir と hacer の2つが独自の変化をします。

ほかの不規則変化は2つのパターンしかありません。

チャスカ
そして、ar 動詞は不規則変化しない、たぶん。

e を取り除く

er 動詞の「e」を取り除きます。

動詞 caber の場合、e を取り除いた「cabr」に -é, -ás, -á, -emos, -éis, -án を加えていきます。

yocabré
カブレ

(vos)
cabrás
カブラス
él, ella
usted
cabrá
カブラ
nosotros
nosotras
cabremos
カブレモス
vosotros
vosotras
cabréis
カブレイス
ellos, ellas
ustedes
cabrán
カブラン

同じ不規則変化をする動詞

haber
アベール
ある
habré, habrás, habrá, habremos, habréis, habrán
poder
ポデール
~できる
podré, podrás, podrá, podremos, podréis, podrán
querer
ケレール
欲する
querré, querrás, querrá, querremos, querréis, querrán
saber
サベール
知る
sabré, sabrás, sabrá, sabremos, sabréis, sabrán

e または id に代わる

er 動詞の「e」または ir 動詞の「i」を d に置換えます。

動詞 poner の場合、e を d に置換えて「pondr」に -é, -ás, -á, -emos, -éis, -án を加えていきます。

yopondré
ポンドゥレ

(vos)
pondrás
ポンドゥラス
él, ella
usted
pondrá
ポンドゥラ
nosotros
nosotras
pondremos
ポンドゥレモス
vosotros
vosotras
pondréis
ポンドゥレイス
ellos, ellas
ustedes
pondrán
ポンドゥラン

同じ活用をする動詞

salir
サリール
出る
saldré, saldrás, saldrá, saldremos, saldréis, saldrán
tener
テネール</td>
持つ
tendré, tendrás, tendrá, tendremos, tendréis, tendrán
valer
バレール
価値のある
valdré, valdrás, valdrá, valdremos, valdréis, valdrán
venir
ベニール
来る
vendré, vendrás, vendrá, vendremos, vendréis, vendrán

※vender「売る」の未来形は規則活用なので venderé, venderás, venderá, venderemos, venderéis, venderán ですので venirと混同しないように注意してください。

decir(デシール)

yodiré
ディレ

(vos)
dirás
ディラス
él, ella
usted
dirá
ディラ
nosotros
nosotras
diremos
ディレモス
vosotros
vosotras
diréis
ディレイス
ellos, ellas
ustedes
dirán
ディラン

hacer(アセール)

yoharé
アレ

(vos)
harás
アラス
él, ella
usted
hará
アラ
nosotros
nosotras
haremos
アレモス
vosotros
vosotras
haréis
アレイス
ellos, ellas
ustedes
harán
アラン

直説法未来形の使い方

未来の予定や事柄を表す

スペイン語で未来の話をするには直説法未来形のほかに直説法現在形、動詞 ir + a + 不定詞などで表します。

現在形で言える未来は確実にわかっている予定や習慣などで限定的です。

未来形と「動詞ir + a + 不定詞」に大きな違いはないように感じますが、「動詞ir + a + 不定詞」は会話(口語)のときに使われる印象があります。

近い未来を「動詞ir + a + 不定詞」、遠い未来を「未来形」などと聞いたことはありますが

Iremos al museo mañana.
イレモス アル ムセオ マニャーナ
明日、私たちは博物館へ行きます

と、明日のことでも未来形を使うのでそのような区別はしない方がいいと思います。

逆に「動詞ir + a + 不定詞」は遠い未来について使わない印象があります。

Ella saldrá de la ciudad.
エジャ サルドゥラ デ ラ シウダッ
彼女は街を出るつもりだ

Estudiaré español el año que viene.
エストゥディアレ エスパニョル エル アニョ ケ ビエネ
私は来年スペイン語の勉強をするつもりだ

カラベラ
会話では「ir + a + 不定詞」だけで十分未来のことを言えるので、スペイン語の理解と共に未来形を使っていけばいいのかなと思います

現在の事柄についての推量

未来形は現在の事柄についての推測など(確かなことではない、話者が断言できないこと)を述べる時に使ったりもします。

María estará cansada.
マリア エスタラ カンサダ
マリアは疲れているみたいだ

Milena habrá llegado al aeropuerto.
ミレナ アブラ ジェガド アル アエロプエルト
ミレナは空港に着いているだろう

¿Quién será?
キエン セラ
誰だろう?

¿Quién será? みたいな場合、話者はその答えを誰かに求めているというよりは独り言っぽく言っていることが多い印象です。

夜中に電話が鳴って「こんな時間に誰だ?」みたいなことってドラマなどでも見かけますが、そんな時にこう言ったりしています。

¿Quién será a estas horas?
キエン セラ ア エスタス オラス?
こんな時間に誰だ?

また、声のトーンを変えると驚きの表現もできたりします。

チャスカ

¿Será posible?

通常のトーンではこんな訳になると思いますが、トーンを変えて驚いた風に言うと

チャスカ

¿Será posible?

 


筆者が持っているスペイン語の文法書は「中級スペイン文法」と「NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで」の2冊です。

ゼロからスペイン語の勉強を始める方にはちょっと難しいかもしれませんが、初級者から理解しやすいのが「NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで」です。

「NHK出版 これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで」については私なりの読んだ感想を書いていますので参考にしていただけるとうれしいです。

スペイン語の文法書「NHK出版 これならわかるスペイン語文法」がいい参考書だと思う

NHK出版から出ている「これならわかるスペイン語文法 入門から上級まで」というスペイン語の文法書の紹介です。 タイトルに「入門から上級まで」と書かれているけど、上級者には少し物足りない気もするし、ゼロ ...

続きを見る

ベルリッツ・ジャパンが運営している英会話教室として有名なBerlitz(ベルリッツ)にはスペイン語コースもございます。

マンツーマンでスペイン語が学べる教室Berlitz(ベルリッツ)
マンツーマンでスペイン語が学べる教室Berlitz(ベルリッツ)

マンツーマンで学べるスペイン語教室Berlitz(ベルリッツ)の紹介です。 ベルリッツは英語以外の外国語コースがあり、もちろんスペイン語のコースもあります。 ベルリッツは140年以上にわたり世界70以 ...

続きを見る

オーディオブックってご存知ですか?読む本ではなく聞く本なんですが、実はスペイン語学習の書籍も音声化されているものがあります。通勤や通学の満員電車で本を開くことなく本を読める?って良くないですか?

オーディオブックでスペイン語の勉強
オーディオブックでスペイン語の勉強

スペイン語の勉強をしたくても忙しくてできない! そんななかで通勤・通学などの移動時間をスペイン語の勉強にあてる方も多いと思います。 文庫本程度の大きさならいいですが参考書などサイズの大きい本を満員電車 ...

続きを見る


【立体的スペイン語学習法】 スペイン語さくっと習得プログラム ~音声データファイル・耳で聞く問題集付~

LINE スタンプ作りました

LINEスタンプ(チャスカ日本語とスペイン語)

スペイン語と日本語のセリフを入れた LINE スタンプです。

初めて作った LINE スタンプです。

ネコキャラで名前はチャスカ。チャスカはケチュア語(ペルーなどの先住民族の言葉)で「明けの明星」という意味です。

スタンプの数は32個です。

LINEスタンプの詳細はLINEスタンプ販売ページでご確認ください。

LINE ストアチャスカ(スペイン語と日本語)

 

LINEスタンプ(普段使えるバージョン)

2作目のスタンプ

スペイン語の表示はありませんが、よく使いそうなリアクションや表情をまとめたスタンプです。

いくつかのスタンプには日本語のセリフが入っています。

今作では目の表情などに力を入れてみました。

スタンプの数は40個です。

LINEスタンプの詳細はLINEスタンプ販売ページでご確認ください。

LINE ストアチャスカ(普段使えるリアクション)

  • この記事を書いた人

ヨシ

旅行して好きなった国々の言語がスペイン語だったのでスペイン語を勉強しています。ラテンアメリカばかりを旅行していたので私のスペイン語はラテンアメリカのスペイン語になります。現在は北海道の片田舎に住んでます。

-スペイン語の文法, 動詞や分詞, 直説法
-,

© 2024 スペイン語の勉強ブログ