どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。日本語訳は直訳寄りです。文法や単語の意味を理解するため、自然な日本語とは異なる場合があります。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。
スペイン語で「私は~だと思う」は creo que ~と言うのが一般的です。
creo は動詞 creer の直説法現在形の1人称単数(yo)の活用で意味は「信じる」などです。
本記事では creo que を使って「私は~だと思う」と表現するときに気をつけることなどを書いています。
スペイン語で「~だと思う」は creer que
まずは動詞 creer の直説法現在形の活用を書いていきます。
yo | creo |
tú (vos) | crees (creés) |
él, ella, usted | cree |
nosotros | creemos |
vosotros | creéis |
ellos, ellas, ustedes | creen |
動詞 creer の点過去形などほかの活用についてはこちらを参考にしてください。
私たちは~だと思う
Creemos que …..
君は~だと思いませんか?
¿Crees que …..?
このような感じで使っていきます。
日本語の「だろう、かもしれない」などといった話者が考える期待値・可能性などの表現は、スペイン語では動詞の活用で表現したりします。
動詞の活用を全部覚えて表現するのが理想ですが、スペイン語の動詞の活用を覚えるのは大変だし時間がかかります。
そんな時には creer que で表現するといいです。
もちろん動詞の活用を全部覚えていても creer que はよく使うフレーズです。
Creo que ella viene.
彼女は来ると(私は)思う
Creo que va a llover.
雨が降ると(私は)思う
Creo que sí.
(私は)そうだと思う
Creo que no.
(私は)違うと思う
Creo que estoy ocupado mañana.
明日、私は忙しいと(私は)思う
Creo que hay una tienda en dos cuadras más adelante.
2ブロック先にお店があると(私は)思います
直説法現在形だけでもこんな感じで言うことができます。
creer que の表現でひとつ気をつけないといけないことがあります。
否定文 no creer que の形では que 以降の文の動詞の活用を接続法にしなければいけいといったルールがあります。
No creo que ella venga.
彼女が来るとは(私は)思わない
No creo que llueva.
雨が降るとは(私は)思わない
「~だと思わない」と否定で表現するときには接続法の動詞の活用を知っていないといけないのです。大変です。
接続法の用法の一つに願望や疑念の意味を持つ動詞が使われたときに接続法で表現するというものがあります。
no creer que では疑いの表現になるので que 以降の文が接続法になります。
ではこういった文はどうでしょうか?
Creo que el Boca Juniors va a ganar.
ボカジュニオルズが勝つと思う
状況によってはこのような文は期待や願望に聞こえることもあると思います。
しかし、スペイン語の文法では動詞 creer には接続法を使う要因となる期待や願望が含まれない動詞となっています。
「信じる」って意味が期待や願望を含んでいるように映りますが違うようです。
でも逃げ道があります。
「~しないと思う」と表現すれば直説法で言うことができます。
Creo que ella no viene.
彼女は来ないと思う
Creo que no va a llover.
雨は降らないと思う