【スペイン語】直説法点過去形の規則活用と使い方|基本をマスターする

直説法点過去形の規則活用と使い方 スペイン語の文法
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

この記事では、スペイン語の直説法点過去形(pretérito indefinido)の規則変化について、活用ルールと使い方を解説します。

点過去形は、過去の出来事や行為を「完了したもの」として表すときに使われます。日常会話で「昨日〜した」「去年〜だった」と話す際、最も頻繁に使用する過去時制です。

点過去には不規則に変化する動詞も多いですが、まずは基本となる規則変化のパターンをしっかり体に染み込ませましょう。ルールさえ覚えれば、多くの動詞を過去形で使えるようになります。

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直説法点過去形の規則変化の活用ルール

点過去形の規則活用は、-ar 動詞と、-er / -ir 動詞の2つのグループに分かれます。

学習のポイントはアクセント記号(tilde)です。特に1人称単数(yo)と3人称単数(él/ella/usted)には必ずアクセント記号が付きます。これを付け忘れると、現在形や接続法と混同してしまうため、書くときは特に注意が必要です。

また、ラテンアメリカの一部の地域(アルゼンチン、ウルグアイ、中米など)で使われる vos の点過去活用は、tú と全く同じ形になります。特別な活用を覚える必要はありません。

-ar 動詞の規則変化(点過去形)

語尾の -ar を取り除き、以下の語尾を付けます。

主語活用語尾
yo
tú / vos-aste
él / ella / usted
nosotros / nosotras-amos
vosotros / vosotras-asteis
ellos / ellas / ustedes-aron

例)caminar(歩く)

主語活用形
yocaminé
tú / voscaminaste
él / ella / ustedcaminó
nosotros / nosotrascaminamos
vosotros / vosotrascaminasteis
ellos / ellas / ustedescaminaron

注意点: 1人称複数(nosotros)の点過去形「caminamos」は、直説法現在形と全く同じつづり・発音になります。文脈や、「昨日(ayer)」などのキーワードで現在か過去かを判断します。

-er, -ir 動詞の規則変化(点過去形)

-er 動詞と -ir 動詞は、点過去では全く同じ活用をします。

主語活用語尾
yo
tú / vos-iste
él / ella / usted-ió
nosotros / nosotras-imos
vosotros / vosotras-isteis
ellos / ellas / ustedes-ieron

例)comer(食べる) : -er動詞

主語活用形
yocomí
tú / voscomiste
él / ella / ustedcomió
nosotros / nosotrascomimos
vosotros / vosotrascomisteis
ellos / ellas / ustedescomieron

例)vivir(住む・生きる) : -ir動詞

主語活用形
yoviví
tú / vosviviste
él / ella / ustedvivió
nosotros / nosotrasvivimos
vosotros / vosotrasvivisteis
ellos / ellas / ustedesvivieron
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【重要】注意すべき「つづり字の変化」について

規則活用の語尾(-é, -aste…)をそのまま付けると、発音が変わってしまう動詞があります。それらの動詞は、元の発音を保つためにつづり字(スペル)が変化します。

これらは「不規則変化」ではなく「規則変化の変種」ですが、数が多いので別の記事で詳しく解説しています。

  • -car で終わる動詞(buscar など) ⇒ yo busqué
  • -gar で終わる動詞(llegar など) ⇒ yo llegué
  • -zar で終わる動詞(empezar など) ⇒ yo empecé

詳しくは、以下の「不規則変化・語幹母音変化」の記事を参照してください。

参考 直説法点過去形の語幹母音変化と不規則変化の活用

直説法点過去形の基本的な使い方と例文

点過去形は、現在とは切り離された「過去の一点」「完結した期間」を表します。ここでは、すべて規則変化をする動詞を使った例文で確認していきましょう。

1. 過去に完結した出来事を表す

「~した」「~が起きた」という、過去に完了した事実を述べます。

La semana pasada visité el museo.
直訳:先週、私はその博物館を訪れた。
意訳:先週、博物館に行きました。

Anoche ocurrió un accidente de tráfico.
直訳:昨夜、ある交通事故が発生した。
意訳:昨夜、交通事故がありました。

¿Compraste el boleto de avión?
直訳:君は飛行機のチケットを買ったか?
意訳:航空券は買いましたか?

2. 時間の幅がある場合(期間の完了)

一瞬の出来事だけでなく、「5年間」「一日中」など、始まりと終わりがはっきりしている期間を表す場合も点過去を使います。

Viví en Colombia cinco años.
直訳:私はコロンビアに5年間住んだ。
意訳:5年間コロンビアに住んでいました。

Ella trabajó desde las ocho hasta las once.
直訳:彼女は8時から11時まで働いた。
意訳:彼女は8時から11時まで働きました。

3. 連続した動作(物語の進行)

過去に起こった動作を順番に説明する場合、点過去を使ってつなげていきます。

Me levanté a las siete, desayuné un pan y salí de casa.
直訳:私は7時に自分を起こし、パンを朝食にとり、家を出た。
意訳:7時に起き、パンを朝食に食べて家を出ました。

点過去とよく使われる時間の表現

点過去形は「いつ起こったか」を特定する言葉(時間マーカー)と一緒に使われることが多いです。以下の単語が文中に出てきたら、点過去を使うサインです。

  • ayer(昨日)
  • anoche(昨夜)
  • anteayer(一昨日)
  • la semana pasada(先週)
  • el mes pasado(先月)
  • el año pasado(去年)
  • hace + 時間(~前 / 例:hace dos días 2日前)

まとめと次のステップ

ここまで、直説法点過去形の「規則変化」について解説しました。

まずは caminar, comer, vivir といった基本的な規則動詞を使って、「誰が、いつ、何をした」と過去の出来事を話す練習をしてみてください。

しかし、実際の会話では「行く(ir)」「ある(estar/haber)」「言う(decir)」といった超重要動詞が、不規則変化をします。規則変化に慣れたら、次は不規則変化のパターンを攻略しましょう。

以下の記事で、不規則変化をパターン別に分かりやすく解説しています。
参考 直説法点過去形の語幹母音変化と不規則変化の活用

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