スペイン語の動詞poderの使い方|「~できる」から「許可・依頼」の表現まで

スペイン語で「~できる」 会話で使えるスペイン語
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語の動詞 poder は、「~することができる」という意味を持つ、会話において最も重要な動詞の一つです。

単に「走れる」「食べられる」といった可能性を表すだけでなく、旅行中に「写真を撮ってもいいですか?」と許可を求めたり、「カードは使えますか?」と質問したりする際にも頻繁に使われます。

この記事では、poder の基本的な活用から、実践的な3つの主要な使い方までを、ラテンアメリカのスペイン語をベースにわかりやすく解説します。

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動詞 poder の直説法現在活用

まずは基礎となる直説法現在形の活用を見ていきましょう。
poder は、語幹の「o」が「ue」に変化する(語幹母音変化)不規則活用動詞です。ただし、nosotros(私たち)と vosotros(君たち)では変化しない点に注意してください。

主語活用形
yopuedo
tú / vospuedes / podés
él / ella / ustedpuede
nosotros / nosotraspodemos
vosotros / vosotraspodéis
ellos / ellas / ustedespueden

中南米の多くの国(アルゼンチン、コロンビアなど)で使われる「vos(君)」の活用では、語幹母音変化は起こらず、語尾にアクセントが付きます(podés)。

動詞 poder のそのほかの活用などはこちらの記事を参考にしてください。
参考:スペイン語の動詞 poder「~することができる」の活用と意味【例文あり】

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用法1:状況的な「~できる」(可能・不可能)

最も基本的な使い方は、「poder + 不定詞(動詞の原形)」で、その状況において「~することが可能だ」と表現する方法です。

Ya no puedo comer más.
直訳:もうこれ以上、私は食べることができません。
意訳:もうお腹いっぱいで食べられません。

Lo siento. No puedo hacerlo ahora.
直訳:ごめんなさい。今はそれをすることができません。
意訳:ごめん、今はちょっと無理。

¿Puedes venir mañana?
直訳:君は明日来ることができますか?
意訳:明日来れる?(または「来てくれる?」という依頼)

「能力・知識」の「~できる」との違い

「ギターが弾ける」「泳げる」のように、学習や練習によって身につけた「能力・技術」を表す場合は、通常 poder ではなく saber(知っている) を使います。

ただし、以下のように「怪我などの状況」によってできない場合は、poder を使います。

No puedo tocar la guitarra.
直訳:私はギターを弾くことができません。
意訳:ギターを弾くことが(今の状況では)できません。
※「怪我をしている」「ギターが手元にない」などの理由で弾けない場合。

No sé tocar la guitarra.
直訳:私はギターを弾くことを知りません。
意訳:ギターが弾けません。
※「弾き方を知らない」「習ったことがない」という場合。

あわせて読みたい
saber と poder の詳しい使い分けについては、以下の記事で解説しています。
スペイン語の「~できる」saber と poder の違い

用法2:許可を求める「~してもいい?」(1人称の疑問文)

主語を「私(yo)」や「私たち(nosotros)」にして疑問文にすると、「~することは可能ですか?」=「~してもいいですか?」と許可を求める表現になります。

旅行中、お店や観光地で非常に役立つフレーズです。

¿Puedo tomar fotos aquí?
直訳:私はここで写真を撮ることができますか?
意訳:ここで写真を撮ってもいいですか?

¿Puedo entrar?
直訳:私は入ることができますか?
意訳:入ってもいいですか?

¿Podemos sentarnos acá?
直訳:私たちはここに座ることができますか?
意訳:ここに座ってもいいですか?

再帰動詞を使う場合の位置

上記の sentarse(座る)のような再帰動詞と一緒に使う場合、代名詞(me, te, se, nos…)の位置は2通りあります。どちらも意味は同じです。

  • podemos sentarnos(動詞の後ろにくっつける)
  • nos podemos sentar(活用している動詞の前に置く)

用法3:一般的に「~できる」(Se puede)

「私が」ではなく、「一般的に人々は~できるのか」と聞きたい場合や、規則として「~できる(できない)」と言いたい場合は、再帰動詞を使った受け身の表現「Se puede」を使います。

主語を特定せず、「ここでは~という行為が可能である」というニュアンスになります。

No se puede entrar sin permiso.
直訳:許可なしで入ることは(一般的に)できません。
意訳:無断立ち入り禁止です。

¿Se puede pagar con tarjeta de crédito?
直訳:クレジットカードで支払うことはできますか?
意訳:カードは使えますか?

¿Cuál es la calle en la que se puede estacionar?
直訳:駐車することができる通りはどれですか?
意訳:駐車していい通りはどこですか?

まとめ

動詞 poder は、「能力」というよりも「その場の状況や条件」において「~できる」ことを表すのが基本です。

  • 状況的な可能:「明日は行ける」「もう食べられない」
  • 許可:「(私は)~してもいいですか?」
  • 一般論:「(ここでは)~できます(Se puede)」

まずはこの3つのパターンを覚えておけば、日常会話の幅がぐっと広がります。ぜひ実際の会話で使ってみてください。

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