スペイン語の動詞 decir「言う」の活用と意味【例文あり】

スペイン語の動詞の活用と意味

どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。日本語訳は直訳寄りです。文法や単語の意味を理解するため、自然な日本語とは異なる場合があります。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語の動詞 decir のすべての活用と基本的な意味を紹介しています。

decir は不規則変化の活用がほとんどで覚えるのにはちょっと大変ですが、よく使う動詞なので頑張って覚えていきましょう。

decir の意味は「言う」ですが、時には「教える」「~だそうだ」といった意味にもなります。

また、decir を使った熟語 es decir, ¡No me digas! の意味も紹介しています。

スペイン語の動詞 decir の活用

decir の現在分詞と過去分詞

decir の現在分詞は e ⇒ i の語幹母音変化、過去分詞は不規則変化です。

現在分詞diciendo
過去分詞dicho

decir の直説法現在形の活用

decir の直説法現在形の活用は1人称複数(nosotros)、2人称複数(vosotros)以外は不規則変化です。

digodecimos
dices
(vos decís)
decís
dicedicen

decir の直説法点過去形の活用

decir の直説法点過去形の活用は不規則変化です。

dijedijimos
dijistedijisteis
dijodijeron

decir の直説法線過去形の活用

decir の直説法線過去形の活用は ir 動詞の規則変化です。

decíadecíamos
decíasdecíais
decíadecían

decir の直説法未来形の活用

decir の直説法未来形の活用は不規則変化です。

dirédiremos
dirásdiréis
dirádirán

decir の可能法(過去未来)の活用

decir の可能法(過去未来)の活用は不規則変化です。

diríadiríamos
diríasdiríais
diríadirían

decir の命令法の活用

decir の命令法は er 動詞の不規則変化です。

digamos
di (no digas)
(vos decí)
decid (no digáis)
digadigan

※2人称単数・複数では肯定命令と否定命令で活用が変わります。

decir の接続法現在形の活用

decir の接続法現在形の活用は不規則変化です。

digadigamos
digasdigáis
digadigan

decir の接続法過去形(ra形)の活用

decir の接続法過去形の活用は不規則変化です。

dijeradijéramos
dijerasdijerais
dijeradijeran

スペイン語の動詞 decir の意味

言う

Ella me dijo adiós.
彼女は私にサヨナラと言った

Ella me dice que parte esta noche.
彼女は今夜出発すると私に言っている

Yo le he dicho que se cuide mucho.
私は彼女に気をつけてと言った

~だそうだ、~と(人は)言う【3人称複数または再帰動詞3人称単数】

3人称複数(直説法現在形の場合は dicen)を使って「人がこう言っている」から「~だそうだ、~らしい」と解釈する文を作ることができます。

また、再帰動詞 decirse を使っても似たような表現ができますが、この場合は3人称単数(直説法現在形の場合は se dice)を用います。

Dicen que el Ministerio de hacienda quiere aumentar más los impuestos.
財務省はもっと増税したいそうだ

Se dice que el Ministerio de hacienda quiere aumentar más los impuestos.
財務省はもっと増税したいそうだ

Dicen que los periódicos del país están sobornados por un país enemigo.
その国の新聞社は敵国に買収されているらしい

~と呼ぶ

Le dicen Susana.
彼女はスサナと呼ばれている

教える

Una señora me dijo cómo llegar.
婦人が道を教えてくれた(どのように着くのか私に言ってくれた)

¿Me podría decir a qué hora sale el tren?
その列車が何時に出発するか教えていただけませんか?

「教える」という意味の enseñar を使っても通じますが、道や時間などを尋ねるときの「教えて」は decir の方が普段の会話でよく使われているようです。

enseñar は「学問・知識・技術などを教える」という意味合いが強いそうです。

言われる、呼ばれる【再帰動詞 dicirse】

¿Cómo se dice esta cosa en castellano?
これ(この物)はスペイン語でなんと言うのですか?

つまり、すなわち【熟語】

これは decir の意味ではないのですが、decir を使った熟語でよく聞くことがあるのでここでも紹介します。

es decir

Me gusta comer cosas picantes, es decir comida tailandesa.
私は辛い物、つまりタイ料理を食べるのが好きです

まさか!【熟語】

こちらも decir を使った熟語です。

¡No me digas!

直訳では「私に言わないで!」と Tú に対しての否定命令の形です。

「冗談言わないで!」みたいなニュアンスで「まさか!」「まじで!」といった意味になるんだと思います。

¡No me digas! 単体で「まじで!」みたいに使うこともできますし、以下のように文章にも使えるようです。

¡No me digas que ha presentado su dimisión!
まさか彼が辞表を提出するとは!

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