NHKラジオまいにちスペイン語2019年10月号の感想とか

感想・レビュー

NHKラジオまいにちスペイン語2019年10月号の感想とか

2019年10月号から新たなスペイン語講座が始まります。

ラジオ放送は9月30日(月)からスタート。

NHKラジオまいにちスペイン語2019年10月号のテキストの感想などを書いていきます。

2019年10月からのNHKラジオまいにちスペイン語は入門編が「おもてなしのスペイン語」、応用編が「すばらしきラテンアメリカ」。

入門編の「おもてなしのスペイン語」は2018年4月~9月に放送された講座で再放送、応用編の「すばらしきラテンアメリカ」は新作です。

入門編「おもてなしのスペイン語」

入門編の「おもてなしのスペイン語」は2018年4月~9月の再放送。

講師は福嶌教隆さん

神戸市外国語大学名誉教授。マドリード大学言語学博士。イスパニア語学専攻。NHKのスペイン語講座の講師を長年務める。

「日本に旅行に来たスペイン語圏の人たちをスペイン語でおもてなす」といったのが本講座の物語の趣旨になります。

なので舞台は日本、毎月日本各地の観光地を訪れたスペイン語圏の人たちとの会話からスペイン語を学習していきます。

「おもてなしのスペイン語」は入門編のあと2018年10月~2019年4月期には応用編へ続いていきました、おそらく今回(2019年10月からの1年間)も入門編・応用編と1年間通しの講座になると思います。

では、2019年10月号の入門編「おもてなしのスペイン語」はどんな感じ?

テキストには各週の主な学習目標が書かれていました。

[st-midasibox-intitle title=”第1週” fontawesome=”” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

第1~3課

【発音】
母音、子音、アクセント

【文法】
直説法現在形 ar 動詞の規則活用

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[st-midasibox-intitle title=”第2週” fontawesome=”” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

第4~6課

【発音】
子音、アクセント

【文法】
直説法現在形 er, ir 動詞の規則活用
動詞 ir の活用(直説法現在形)

[/st-midasibox-intitle]

[st-midasibox-intitle title=”第3週” fontawesome=”” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

第7~9課

【発音】
子音、イントネーション

【文法】
動詞 ser, estar の活用(直説法現在形)
指示詞、名詞・冠詞

[/st-midasibox-intitle]

[st-midasibox-intitle title=”第3週” fontawesome=”” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

第10~12課

【発音】
アルファベット

【文法】
動詞 tener の活用(直説法現在形)
名詞・冠詞・形容詞の性・数
数詞(1~20)

[/st-midasibox-intitle]

ゼロからスペイン語を学習していくうえで一般的な進み方だと思います。

開講のことばにも「予備知識ゼロのれべるから順を追ってご紹介していきます」と書かれているので、初学者を意識した進み方だと思います。

発音に関しては、スペイン(カスティーリャあたり)の発音とアンダルシア・ラテンアメリカの発音の違いなども説明されています。

10月号の舞台は東京、スペイン人のベニト(Benito)が道に迷っているところをアリサが助けたのがきっかけで2人で東京を巡ります。

アリサと10月号では出てこないですが彼女の恋人のナオトがスペイン語圏の人たちをアテンドしていきます。

ベニト役、アリサ役ともにスペイン出身の方がやっています。

応用編「すばらしきラテンアメリカ」

応用編の「すばらしきラテンアメリカ」は新作になります。

講師は柳沼孝一郎さん

神田外語大学教授(副学長)。歴史学修士(メキシコ国立自治大学 UNAM)。専門はメキシコ近現代史。

入門編とは逆にこちらは日本人夫婦がラテンアメリカの国々を旅行する物語になっています。

10月号と11月号の舞台はメキシコのようです。

開講のことばで「スペイン語を”読む・聞く”に注力し、文法はおさらいとなります」と書かれていますが、ポイントを突いて文法のことは書かれています。

「こういった順番で教えていく」というよりはスキット(会話の実例)の文の中で「ここ覚えておいて」といった感じ。

なので、レッスンごとにピックアップされる文章・フレーズに統一感はあまり感じられません。

とはいえ、10月号では再帰のse、無人称のse、受け身のseの表現やそのほかの受け身の表現の説明が目が付きました。

カラベラ
Lección 7の舞台アカプルコは水曜どうでしょうの大泉さんが行きたがっていたけど、今は麻薬がらみで危険な街だよ

 

2019.10.8 追記

1週遅れですが、10月期から始まったラジオ講座を聞きました。

応用編の「すばらしきラテンアメリカ」は思っていたよりもメキシコ文化に触れてた内容だなと思いました。

前の500ペソ紙幣の肖像画にもなっていたディエゴ・リベラの絵よりもシケイロスの絵に感動した私としてはシケイロスの名が紹介されただけで「あっこの講座でいろんなことが知れるかも」と期待しました。

講座としては物語で登場する日本人夫婦をアテンドするメキシコ人男性(Don José)のしゃべりはメキシコのイントネーションですね。

Lección2 の一発目の es la campana que tocó el padre …. なんてザ・メキシコといったイントネーションに感じました。

いいですね、あぁ~行きたい。

10月、11月はメキシコが舞台になる応用編の「すばらしきラテンアメリカ」ですが、メキシコはアステカ時代の言葉ナワトル語などを語源にした地名なども多く、スペイン語にはないつづりをした単語などが出てくると思います。

また、ペルーでもインカ時代の言葉ケチュア語源の地名が多いので、地名は国によってはクセがあります。

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コメント

  1. いけぽん より:

    ヨシさんこんにちは。
    これまで散々愚痴を言ってきましたが、後期は愚痴を言うことはないと思います。
    思い出してみましたが、私が本格的(毎日ちょっとでも勉強するという意味)にスペイン語を始め、
    NHKの講座も始めたのは「ナオト&アリサ」でキューバの男性(広島)とアルゼンチンの女性(札幌)を案内するあたりでした。
    そのころは規則活用の動詞すら難解でした。とりあえず一通り文法は押さえましたが、ヒアリング・スピーキングがまだまだ・・・。
    後期は中級編が楽しみです。市販のテキスト等の順番で学習していると、「今勉強していること以外のこと」は忘れがちなので、
    次から次へと文法責めにされればそんなことはなくなるのではないでしょうか。
    では、過去のことは忘れ(笑)頑張りましょう!

    • ヨシ より:

      いけぽんさん、こんにちわ。
      今年度の後期は来週から始まりますね。入門編は再放送ですが私は聞いていなかったので楽しみです。応用編はラテンアメリカが舞台なのでもちろん楽しみです、特に行ったことのない街のこととかが知れればいいなぁって思っています。メキシコに2か月使うので残りの4か月でどの国を扱うのか興味あります。
      愚痴が出ないことを願っています、楽しく勉強できるといいですね!頑張りましょう!

  2. いけぽん より:

    ヨシさんこんにちは。
    後期の初級編、これぞ初級編って感じでいいですね。
    これからだんだんスキットが長くなっていく・・・普通はそうです。
    いきなり機内アナウンスなど取り上げません。
    中級編は帰宅してから聞きますが、スキットの長さ、取り上げる文法、
    よく練られている感じがします。
    シシド・カフカさんには先入観があって好きではありませんでしたが、
    「旅する~」を見て好感が持てました。一度見たら録画を消そうと思ってましたが、二度見ることにしました。
    福嶌先生監修のためか、内容もしっかりしている(もちろん、これまでもよかったですよ)。
    福嶌先生が顔出ししないのが残念です。
    まだメキシコとボリビアしか行っていませんが、中南米はいいですね~。
    もっと頻繁に行きたいのですが距離に比例して高いのが残念。

    • ヨシ より:

      いけぽんさん、こんにちわ。
      旅するスペイン語私も見ました。テレビのスペイン語の出演者について常々思っていたのですが、スペイン語の知識が全くない人が出るよりも今回のシシドカフカさんのようにスペイン語の知識がある人が出る方が番組の進行のテンポがいい感じがします。
      これは私がスペイン語の知識があるからかもしれませんが、イタリア語・フランス語・ドイツ語と私の知らない言語の番組を見ても思うことです。
      テレビのスペイン語講座はほとんど見ないのですが、今回は見てて面白そうだなぁと思いました。

      本当にそうなんですよ、日本から一番遠い国々ですから。。。

  3. まんぼ より:

    こちらの情報は、私にとってとても有用で、ありがたいです。ヨシさんの解説、いけぽんさんのコメントを拝見すると、福嶌先生の入門編よさそうですね。私は海外在住で、ラジオ講座は翌週のストリーミングと電子書籍を使っているので、始めるとすれば明日の月曜日からになります。スペイン語はおあずけとは思ったんですが、実は未練たらたらです。福嶌先生の講義、再放送はある程度はあるかもしれませんが、ご年齢から言っても、まだまだ続くというわけでもないような気がします。私はラジオ講座で外国語を勉強する場合、2回くらい聞いて、最低でも本文を1時間はとにかく繰り返し読む勉強をしてきました。今回は時間の都合でそれはできませんが、1回聞くだけでも聞こうかなと…。

    • ヨシ より:

      まんぼさん、こんにちわ。
      海外に住まわれているんですね。私は日本にいますがNHKのラジオ講座はストリーミングサービスの音源をダウンロードして聞いているので私も1週間遅れで聞いています。
      聞き流す程度でも全く触れていないよりはいいと思うで隙間時間にでも聞いてみてはいかがでしょうか。

      • まんぼ より:

        ヨシさん、ありがとうございます。聞くだけでは、多分何も身につかないと思いますが、福嶌先生の講座なので、記念のためと思って、聞きたいと思います。ありがとうございます。

        • ヨシ より:

          まんぼさん、こんにちわ。
          こちらこそ。聞きたいときに聞くスタイルでも全然いいと思います!

  4. いけぽん より:

    ヨシさん、お久しぶりです。
    ストレスが溜まらないのでノビノビとしていました。各講座の感想を書いてみます。

    入門編を聴き始めたのは、仙台編からでしたね。当時の私にはとても長い文章に感じられました・・・。多少は成長した気がします。継続は力なりですね(涙)。
    福嶌先生、意図的かどうかは分かりませんが、あまりテキストべったりではないですね。前回から気になっていたのですが、ナオトもアリサも異性を案内することが多いですね。遠距離恋愛中なのに。
    応用編はすさまじく難しい時があります。気が抜けない。

    「旅する~」の福嶌先生が出るコーナーが面白いです。足を組んでいるのが気になりますが、まあ、足が長すぎるということで。やはり優しい人柄がにじみ出てますね。

    土日は他のところで触れた「作文」の問題集をやっていますが、
    「命令文」でほんの少しだけ「音の風景」が役に立ちました(笑)。
    あれだけベンガン、ポンガン、ポンガメ、と連呼されたので、さすがに耳に残っていたようです。かといって、再放送はもうゴメンですが。

    といったところです。辛いときもありますが、中南米旅行で現地の方と話すために頑張っています。

    • ヨシ より:

      いけぽんさん、こんにちわ。
      お久しぶりです、お元気でしょうか?

      応用編がテキストに沿って一文一文解説しているのでなおさら初級編の福嶌氏の解説がテキストべったりじゃないように感じやすいかもしれませんね。ナオトもアリサも異性を案内するのは物語とは関係なく声でどちらが話してるかわかりやすくするためではないでしょうか。

      最近の応用編は週単位(木・金)でひとつ題材でしたが今回は木・金と別なのでトータルのテキスト量はかなりのものになると思います。しかもカトリックのことや工業用語などジャンルも豊富そうでずーっと使える教材になりそうな予感がします。

      私個人としては11月号でユカタン半島の街のなかからカンクンではなくメリダを扱うあたり好きです。12月号でキューバと中米を一気に扱うようなので後半の3か月は南米の国になりそうですね。

      • いけぽん より:

        なるほど。ナオト&アリサの件はそういう意図でしょうね。
        私はいつも「自分ならば嫉妬する」と思いながら聞いていました(笑)。
        福嶌先生の脱線?は、前回の「読んどいて・とりあえず覚えて」とは違うので、
        それほど気にはならないんですけどね。

        応用編はこの部分だけ取り出して、本にしてほしい内容ですね。

  5. いけぽん より:

    ヨシさん、お久しぶりです。
    今日3月号を立ち読みしてしまいました。
    4月からの入門は新作、応用は予想通り福嶌先生の再放送ですね。
    当時まだ接続法をやっていなかったのでほぼ聞き流しでしたが、
    今回はしっかり取り組みたいと思います。
    ちなみに接続法は一応テキストで軽くやったものの、
    ラジオ講座等で会話の中で学ぶのがいちばんいいですね。
    ただ、直説法の理解があって初めて接続法につながるので
    (特に、接続法過去の活用など)
    今回の入門が「普通の」ものであることを祈ります。

    • ヨシ より:

      いけぽんさん、お久しぶりです。
      返信が遅くなりすみません。

      今回の講座も来月で終わりですね。4月からの新作の入門編はおそらく普通のものになると思いますが。。。
      応用編は福嶌さんとニーナさんが続くのでしたら入門編から流れで聞きやすいと思います。
      何年かに1回はこのように入門編⇒応用編を同じ人たちが担当する1年間通しの講座があってもいいのかなぁと思ったりしています。(はずすとダメージ大きいですが)

  6. たなこ より:

    ヨシさん、
    以前助けて貰った者です。
    こんにちは。
    それからなんとか「ようこそ日本」にの学習を続けて、
    現在放送中の中級編「もっとニッポン」は保存と購入だけして、
    「ようこそ日本」を東京からもう一度やっています。
    すべてちゃんと聞き取れて、また言えて、出てくる動詞の活用はできるようになりたいと思っております。
    この講座をとても気に入っています。日本の観光地での話なので愛着がわくのと
    登場人物のキャラがとても面白いですね。
    お気に入りはだんだんテンションの上がるパコといきなりハイテンションのホセです。
    動詞の活用を覚えるのが大変ですね。実際に会話したり、繰り返し勉強して定着させれば
    自然に出てくるようになるのでしょうか?
    今は何度も同じ動詞の現在形、過去x2、未来x2、接続法現在、それぞれ人称6つずつ確認しています。
    (すぐ忘れてしまいますが、少しずつ覚えてきました。)
    モチベーション保つためにブログ拝見させて貰ったり、
    ブログで薦められている参考書にもそのうち挑戦しようかと思っております。
    4月からの初級編は聞いておりますか?私はこれも保存はしていますが、
    「ようこそ日本」の復習を優先させています。
    では。

    • ヨシ より:

      たなこさん、コメントありがとうございます。
      返信が遅れてしまい申し訳ございません。

      「ようこそ日本」と「もっとニッポン」は講師もアシスタントの方も同じで、学習方針や講座の進め方などが統一されていて、よい教材だと思います。

      初級編から違和感なく中級編(応用編)へ進むことができたり、日本が題材なので会話の風景が想像しやすいのもいいのかな、と感じています。

      私は、昨年(2019年)4月~9月に放送された中級編(Un paso más)の内容・進め方が好きなので、そちらを聞いています。

      こういったブログを書いているので、毎回きちんとスペイン語のラジオやテレビ講座をチェックした方が良いのかもしれないんですが、本人が気にいる講座と出会えてその講座でずーっと勉強した方がいいんじゃないかな、と私は考えています。

      先に言い訳を書きましたが、そんなんで4月からのラジオ講座は聞いておりません、すみません。

      動詞の活用を覚えるのは永遠のテーマのような気がします。会話の機会が多い方が活用を覚えるのは早いかなとは思います。

      ただ、覚えても話す・書くのどちらかを継続していないと忘れてしまうので、どちらであれ「継続する」ことが一番大事なことだと思います。

      私自身その「継続」ができていないので、たなこさんはじめ、ほかのコメントをしてくださる方々を尊敬しています。

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