どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。日本語訳は直訳寄りです。文法や単語の意味を理解するため、自然な日本語とは異なる場合があります。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。
スペイン語の現在完了形の基本的な使い方を紹介しています。
スペイン語の現在完了形は動詞 haber(アベール)の直説法現在形と過去分詞の組み合わせです。
現在完了形って「今完了したこと」を表現するものだと思っていたんですが、「したことがある」といった過去の経験も表現できます。
また、「ラテンアメリカのスペイン語では現在完了形を使わない」って聞いたことがありますが、全く使わないということはありません。
スペインのスペイン語に比べると使用頻度(スペインで現在完了形で言うことでも点過去で言ったりするなどで)は低いですが、ラテンアメリカでも現在完了形を使っています。
スペイン語の現在完了形「~した、~したことがある」の表現
動詞 haber + 過去分詞
スペイン語の完了形の基本の形は haber + 過去分詞です。
動詞 haber の活用で現在完了、過去完了、未来完了などに分かれます。
現在完了形は haber の直説法現在形の活用と過去分詞の組み合わせになります。
こちらが haber の直説法現在形の活用です。
he | hemos |
has | habéis |
ha | han |
そのほかの動詞 haber の活用や基本的な意味はこちらの記事を参考にしてください。
スペイン語の動詞 haber「~がある(いる)」の活用と意味まとめ
不規則変化の過去分詞や基本的な過去分詞の用法をまとめています。
スペイン語の過去分詞の動詞の変化(活用)と基本的な4つの用法
スペイン語の現在完了形の使い方
現在とつながる今までの出来事や、現行の時間単位での出来事を表す
Hoy lo he pasado muy bien.
今日、私は楽しく過ごした
He trabajado mucho esta semana.
今週はとても働いた。
Esta mañana mi hijo ha ido al médico.
今朝、私の息子は医者に行った
上記の例のように「今日(hoy)、今週(esta semana)、今朝(esta mañana)」など今の時点を含む言葉が使われているときに現在完了形が使われることが多いです。
ラテンアメリカでは、この用法はほぼ点過去が使われています。
今までの経験、または未経験「したことがある、したことがない」を表す
¿Has visto un ovni?
君はUFOを見たことがある?
No hemos ido a ese lugar.
私たちはその場所へ行ったことがない。
過去に繰り返し行われていた行動を表す
Siempre he ido al mismo hotel.
いつも私は同じホテルに行った(を利用した)
Cada día ha venido a saludarme.
毎日彼は私に挨拶をしに来た。
未来に実現、達成可能な事柄がある時に使用する
※この表現の時には「todavía, aún」などの「まだ」という意味の単語を使用してください。
Yo todavía no he estudiado el subjuntivo.
私はまだ接続法を勉強していない(これから接続法を勉強する予定がある場合)
Aún no ha venido Catalina.
カタリーナはまだ来ていない(カタリーナがいずれ来ることがわかってる)