どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。日本語訳は直訳寄りです。文法や単語の意味を理解するため、自然な日本語とは異なる場合があります。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。
スペイン語の動詞 querer は「欲する、愛する」といった意味ですが、querer と不定詞(動詞の原形)の組み合わせで「~したい」という意味になります。
querer の活用によっては「~したいのですが…」といった感じのていねいな言い回しになったりもします。
querer + 不定詞のほかに「~したい」という意味になるフレーズも紹介しています。
querer + 不定詞で「~したい」といった意味になる
まずは「~したい」といった意味にするために動詞 querer の活用を紹介します。
基本は現在形(直説法現在形)なので、その活用から。動詞 querer の直説法現在形の活用は e ⇒ ie の語幹母音変化です。
主語 | 活用形 |
---|---|
yo | quiero |
tú (vos) | quieres (querés) |
él ella usted | quiere |
nosotros nosotras | queremos |
vosotros vosotras | queréis |
ellos ellas ustedes | quieren |
そのほかの querer の活用についてはこちらを参考にしてください。
動詞 querer「欲する、愛する」の活用と意味【例文あり】
Quiero comer algo.
私は何か食べたい
Quiero hablar contigo
私は君と話したい
Quiero ir a la cafetería.
私はカフェに行きたい
Quiero mirar la película del hombre araña.
私はスパイダーマンの映画が見たい
Quiero ver contigo.
君に会いたい
Ella no quiere trabajar más.
彼女はこれ以上働きたくはない。
¿Qué quieres hacer?
何がしたいの?
婉曲表現(ていねいな言い回し)は接続法過去形や直説法過去未来形の活用で言う
「〇〇行きのバスチケットを買いたいのですが。」といった感じで場所や話し相手によって、ていねいに言うことってあると思います。
もちろんスペイン語でも場所や相手によって、このような表現を使い分けます。
動詞 querer の接続法過去形(ra形)または可能法(過去未来)の活用を使うと婉曲な表現になります。
ここでは全部の活用を省略しますが、Yo(私)の場合の活用は以下の通り。
Yo querría | 可能法(過去未来) |
Yo quisiera | 接続法過去形(ra形) |
可能法(過去未来)の「リ(rrí)」の部分が巻き舌になるので、巻き舌が得意じゃない人は接続法過去形(ra形)の「quisiera」を使った方が発音が楽です。
Quisiera comprar un boleto (de autobús) para Bogotá.
ボゴタ行きの(バス)チケット一枚を買いたいのですが
Quisiera hacer el trámite para prorrogar mi visa.
ビザ延長の手続きをしたいのですが
querer + 不定詞以外で「~したい」となる表現
- Deseo + 不定詞
- Tengo ganas de + 不定詞
- Me encantaría + 不定詞
- Me gustaría + 不定詞