スペイン語の接続法現在形の動詞の活用ルール

スペイン語の接続法現在形の動詞の活用ルール スペイン語の文法

スペイン語の接続法現在形の動詞の活用ルール

スペイン語の接続法現在形の動詞の活用ルールを紹介しています。

接続法現在形の活用は命令法の2人称単数・複数(tú, vosotros)の肯定命令以外の活用と同じになります。

接続法現在形の使い方についてはこちらを参考にしてください。

参考スペイン語の接続法現在形の使いかた(用法まとめ)

スペイン語の接続法現在形の動詞の活用ルール

接続法現在形の動詞の活用では、直説法現在形の1人称単数(yo)の活用を利用していきます。

直説法現在形の1人称単数の活用が規則変化・不規則変化に関係なく、語末の「o」を取り、以下の活用語尾を加えます。

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]ar 動詞の活用語尾[/st-minihukidashi]

-emos
-es -éis
-e -en

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]er, ir 動詞の活用語尾[/st-minihukidashi]

-amos
-as -áis
-a -an

【comprar】直説法現在形の1人称単数(yo)の活用では規則変化の compro(ar 動詞)

compre
コンプレ
compremos
コンプレモス
compres
コンプレス
(vos comprés)
compréis
コンプレイス
compre
コンプレ
compren
コンプレン

【hacer】直説法現在形の1人称単数(yo)の活用では不規則変化の hago(er 動詞)

haga
アガ
hagamos
アガモス
hagas
アガス
(vos hagás)
hagáis
アガイス
haga
アガ
hagan
アガン
チャスカ
基本的な活用ルールは以上ですが、例外もあります

car, gar, zar の動詞の語末の活用は直説法点過去の1人称単数(yo)を利用

arrancar の場合、上記の基本の活用ルールでは arrance, arrances  … などとなりますが、実際は arranque,arranques … となります。

これは音の保持(car ではカ行)が理由だと思います。

【arrancar】直説法点過去の1人称単数(yo)の活用は arranqué なので語末の「é」を取って ar 動詞の活用語尾を加えていきます。

arranque
アランケ
arranquemos
アランケモス
arranques
アランケス
(vos arranqués)
arranquéis
アランケイス
arranque
アランケ
arranquen
アランケン

【cargar】直説法点過去の1人称単数(yo)の活用は cargué

cargue
カルゲ
carguemos
カルゲモス
cargues
カルゲス
(vos cargués)
carguéis
カルゲイス
cargue
カルゲ
carguen
カルゲン

【almorzar】直説法点過去の1人称単数(yo)の活用は almorcé

almuerce
アルムエルセ
almorcemos
アルモルセモス
almuerces
アルムエルセス
(vos almorcés)
almorcéis
アルモルセイス
almuerce
アルムエルセ
almuercen
アルムエルセン

[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]語幹母音変化は維持されます[/st-point]

almorzar は zar なので直説法点過去形の活用を利用すると almorcé となりますが、直説法現在形の1人称単数(yo)の活用には almuerzo と o ⇒ ue の語幹母音変化があります。

接続法現在形の活用では直説法現在形の1人称単数(yo)での語幹母音変化は維持されます。

チャスカ
nosotros と vosotros では語幹母音変化していない

nosotros と vosotros は ar, er 動詞での語幹母音変化はしない、ir 動詞は別の語幹母音変化をする

1人称複数の nosotros と 2人称複数の vosotros では ar, er 動詞での語幹母音変化は基本しません

ir 動詞では e ⇒ ie の語幹母音変化が e ⇒ i の語幹母音変化、o ⇒ ue の語幹母音変化が o ⇒ u の語幹母音変化になります。

pensar
ar 動詞
yo pieso
直説法現在形
nosotros pensemos
vosotros penséis
接続法現在形
morder
er 動詞
yo muerdo
直説法現在形
nosotros mordamos
vosotros vordáis
接続法現在形
preferir
ir 動詞
yo prefiero
直説法現在形
nosotros prefiramos
vosotros prefiráis
接続法現在形
morir
ir 動詞
yo muero
直説法現在形
nosotros muramos
vosotros muráis
接続法現在形

例外があるかもしれないので、最後は辞書などできちんと調べてください。

接続法現在形の不規則変化の動詞

不規則変化は estar, dar, haber, ir, saber, se の6つの動詞です。

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]estar「いる」[/st-minihukidashi]

estemos
エステモス
estés
エステス
estéis
エステイス
esté
エステ
estén
エステン

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]dar「与える」[/st-minihukidashi]

demos
デモス
des
デス
deis
デイス

den
デン

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]haber「ある、いる」[/st-minihukidashi]

hayamos
アジャモス
hayas
アジャス
hayáis
アジャイス
haya
アジャ
hayan
アジャン

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]ir「行く」[/st-minihukidashi]

vayamos
バジャモス
vayas
バジャス
vayáis
バジャイス
vaya
バジャ
vayan
バジャン

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]saber「知ってる」[/st-minihukidashi]

sepamos
セパモス
sepas
セパス
sepáis
セパイス
sepa
セパ
sepan
セパン

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4FC3F7″ color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″]ser「です」[/st-minihukidashi]

seamos
セアモス
seas
セアス
seáis
セアイス
sea
セア
sean
セアン
カラベラ
ver は直説法現在形で yo veo からの vea だから不規則変化ではないよ

vos の活用

vos の活用は vosotros の接続法現在形の活用から「i」を取ります。

pasar vosotros paséis
vos pasés
conocer vosotros conozcáis
vos conozcás
vivir vosotros viváis
vos vivás

アクセント記号も引き継がれます。

まとめ

スペイン語の接続法現在形の動詞の活用ルールは、直説法現在形の1人称単数(yo)の活用を基にしていきます。

直説法現在形の1人称単数(yo)の活用が規則変化・不規則変化・語幹母音変化、関係なく語末の「o」を取り、ar, er, ir 動詞の活用語尾を加えます。

語幹母音変化に関しては ar, er 動詞の語幹母音変化は nosotros と vosotros の接続法現在形では語幹母音変化はしません。(例外があるかもしれません

一方、ir 動詞では e ⇒ ie の語幹母音変化が e ⇒ i に、o ⇒ ue の語幹母音変化が o ⇒ u に語幹母音変化の中身が変わります。

語末が gar, car, zar の動詞に関しては活用後の音の関係上 、直説法点過去形の1人称単数(yo)の活用を利用しますが、直説法現在形の活用で語幹母音変化をする動詞はその語幹母音変化が維持されます。

接続法現在形の不規則変化は estar, dar, haber, ir, saber, se の6つの動詞です。

接続法現在形の活用は命令法の活用と同じです。(tú, vosotros の肯定命令の活用だけ命令法独自の活用になります

冒頭にも書きましたが、接続法現在形の使い方についてはこちらを参考にしてください。

参考スペイン語の接続法現在形の使いかた(用法まとめ)

 

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コメント

  1. 堀内 宏志 より:

    ときどき(ほんの時々ですが)読ませていただいております。
    これだけのことをまとめてお書きになるのはすごいですね。

    私も趣味でスペイン語を少しかじっております。

    さて、先ほど「接続法現在形でも語幹母音変化活用」を見ていて気付いたミスがありましたので
    ご報告いたします。divertirの活用の2複で「t」が抜けております。

    もう一つ感想を言いますと、接続法をやっている人なら発音のカタカナはこの辺りではもう必要がないかもしれませんが、どうでしょうか?

    どちらも重箱の隅を突っつくようで申し訳ありません。

    また読ませていただきます。
    ありがとうございます。

    • 管理者 より:

      堀内さん、はじめまして。当ブログの筆者のよしおです。
      返信が遅くなり、申し訳ございません。
      誤字のご指摘ありがとうございます。さっそく修正しました。

      またカタカナで発音を書いている事なんですが、確かに接続法までやっている方々には必要のないものと私も思っていますが、WEBページ(Googleなどの検索)の特性上、初心者やスペイン語に興味を持ち始めた方が必ずしも初歩的な事を書いてあるページに最初にたどり着くわけでもないので、そのことを踏まえてカタカナで発音表記しています。
      わずらわしい部分もあるかと思いますが、ご了承ください。よろしくお願いいたします。

      当ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
      最近は更新を怠っていますが、時間を見つけて続けていこうと思っていますので、今後もよろしくお願いいたします。
      貴重なご意見、どうもありがとうざいました。

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