スペイン語 sentir の活用と意味を完全解説!sentirse との違いや「残念」の使い分けも網羅

ベジャス・アルテス宮殿前で幸せそうな表情をしている女性のイラスト 動詞の活用と意味
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語の動詞 sentir は、「感じる」「残念に思う」という意味を持つ基本動詞ですが、文脈によって「察知する」や「(音が)聞こえる」といった意味でも使われます。

学習者が最初につまずきやすいのは、以下の2点です。

  • 複雑な語幹母音変化(e ⇒ ie, e ⇒ i)
  • 再帰動詞 sentirse との使い分け

この記事では、sentir のすべての活用パターンを網羅した表と、ネイティブが自然に使う表現やニュアンスの違いを解説します。

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スペイン語動詞 sentir の活用

sentir は語幹母音変化動詞です。時制や人称によって、語幹の eie または i に変化します。

  • e ⇒ ie:直説法現在、接続法現在、命令法の一部
  • e ⇒ i:点過去(3人称)、現在分詞、接続法現在(1・2人称複数)、接続法過去など

分詞(現在分詞・過去分詞)

現在分詞では語幹の e が i に変化(sintiendo)するため注意が必要です。

主語活用
現在分詞sintiendo
過去分詞sentido

直説法現在形の活用

1人称単数と3人称、2人称単数(tú)で e ⇒ ie の変化が起こります。nosotros と vosotros は規則変化です。

主語活用
yosiento
tú / vossientes / sentís
él / ella / ustedsiente
nosotros / nosotrassentimos
vosotros / vosotrassentís
ellos / ellas / ustedessienten

直説法点過去形の活用

3人称単数(él/ella/usted)と3人称複数(ellos/ellas/ustedes)でのみ、語幹が e ⇒ i に変化します。これが点過去における -ir 動詞の母音変化の特徴です。

主語活用
yosentí
sentiste
él / ella / ustedsintió
nosotros / nosotrassentimos
vosotros / vosotrassentisteis
ellos / ellas / ustedessintieron

直説法線過去形の活用

線過去形はすべての語尾が規則変化です。

主語活用
yosentía
sentías
él / ella / ustedsentía
nosotros / nosotrassentíamos
vosotros / vosotrassentíais
ellos / ellas / ustedessentían

直説法未来形の活用

未来形は不定詞(sentir)の後ろに語尾をつける規則変化です。

主語活用
yosentiré
sentirás
él / ella / ustedsentirá
nosotros / nosotrassentiremos
vosotros / vosotrassentiréis
ellos / ellas / ustedessentirán

可能法(過去未来)の活用

可能法も規則変化です。

主語活用
yosentiría
sentirías
él / ella / ustedsentiría
nosotros / nosotrassentiríamos
vosotros / vosotrassentiríais
ellos / ellas / ustedessentirían

命令法の活用

肯定命令の tú は直説法現在形(3人称単数)と同じ形(siente)、vos はアクセント位置が後ろになります(sentí)。否定命令はすべて接続法現在の活用を使います。

主語肯定命令否定命令
sienteno sientas
vossentíno sintás
ustedsientano sienta
nosotrossintamosno sintamos
vosotrossentidno sintáis
ustedessientanno sientan

接続法現在形の活用

-ir 動詞の母音変化動詞であるため、nosotros と vosotros では e ⇒ i (sintamos, sintáis)となり、それ以外では e ⇒ ie に変化するという複雑な活用をします。

主語活用
yosienta
tú / vossientas / sintás
él / ella / ustedsienta
nosotros / nosotrassintamos
vosotros / vosotrassintáis
ellos / ellas / ustedessientan

接続法過去形(ra形)の活用

すべての活用で語幹が e ⇒ i に変化します。

主語活用
yosintiera
sintieras
él / ella / ustedsintiera
nosotros / nosotrassintiéramos
vosotros / vosotrassintierais
ellos / ellas / ustedessintieran
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動詞 sentir の基本的な意味と使い方

sentir は主に4つのパターンで使われます。それぞれのニュアンスと構文の違いを見ていきましょう。

1. 感覚・知覚する(感じる、聞こえる)

「寒さ」「痛み」「振動」などを五感で感じる場合に使います。

Sentimos mucho frío anoche.
直訳:昨晩、私たちは多くの寒さを感じた。
意訳:昨日の夜はとても寒かった。

He sentido el corazón latir muy rápido.
直訳:私は心臓がとても速く脈打つのを感じた。
意訳:心臓がドキドキするのを感じました。

また、ラテンアメリカの多くの地域(特に中米やコロンビアなど)では、「(物音が)聞こえる」「(匂いが)する」という意味で、oír や oler の代わりに sentir を使うことがよくあります。

No sentí el despertador esta mañana.
直訳:今朝、目覚まし時計を感じなかった。
意訳:今朝は目覚まし時計の音に気づかなかった(聞こえなかった)。

2. 感情を抱く(〜と感じる)

名詞を目的語にとり、喜びや悲しみ、怒りなどの感情を覚えることを表します。

Él sentirá enojo si se entera del accidente.
直訳:彼はその事故について知ったら怒りを感じるだろう。
意訳:その事故のことを知ったら、彼は腹を立てるだろう。

3. 察知する、予感する(Sentir que + 直説法)

「〜という気がする」「〜のように感じる」と予感や漠然とした認識を伝える場合、後ろに続く従属節(que以下の文)には直説法を使います。

Siento que ellos no llegarán a tiempo.
直訳:彼らが時間通りに到着しないことを予感する。
意訳:彼らは時間どおりに着かないような気がする。

Siento que ocurrirá algo malo.
直訳:何か悪いことが起こることを予感する。
意訳:何か悪いことが起こりそうな予感がする。

4. 残念に思う・謝罪する(Sentir que + 接続法)

「申し訳ない」「残念だ」という感情を表す場合、従属節(que以下の文)の内容は事実であっても主観的な評価の対象となるため、接続法を使います。

Siento mucho que te vayas.
直訳:君が行ってしまうことを、私はとても残念に感じる。
意訳:君が行ってしまうなんてとても寂しい。

Siento que ellos no lleguen a tiempo.
直訳:彼らが時間通りに到着しないことを残念に思う。
意訳:彼らが時間に間に合わないのは残念だ。

※「3. 予感する」の例文と比較してください。que の後ろが直説法(llegarán)なら「予感」、接続法(lleguen)なら「遺憾・残念」という意味になります。

謝罪とお悔やみ

日常会話では、シンプルに謝罪の言葉としても使われます。

Lo siento mucho.
直訳:私はそれをとても残念に思う。
意訳:本当にごめんなさい / お悔やみ申し上げます。

誰かが亡くなった際のお悔やみ(condolencia)の言葉としても使われます。

Mi más sentido pésame.
意訳:心よりお悔やみ申し上げます。

【重要】sentir と sentirse の違い

学習者が最も混同しやすいのが、他動詞の sentir と再帰動詞の sentirse です。

再帰動詞 sentirse は「自分の状態」を表す

sentirse は「自分自身を〜と感じる」、つまり自分の体調や気分を表すときに使います。形容詞や副詞を伴うのが一般的です。

¿Cómo te sientes hoy?
直訳:今日、君は自分をどう感じる?
意訳:今日の気分(体調)はどう?

Todavía me siento una niña.
直訳:まだ私は自分自身を子供だと感じている。
意訳:気分はまだ子供のままですよ。

「Estoy feliz」と「Me siento feliz」のニュアンスの違い

「私は幸せです」と言いたいとき、Estar動詞を使った Estoy feliz と、再帰動詞を使った Me siento feliz はどちらも正解ですが、伝わるニュアンスが異なります。

  • Estoy feliz (Estar + 形容詞)
    「私は幸せな状態にある」という客観的な事実やステータスを伝えます。
  • Me siento feliz (Sentirse + 形容詞)
    「私は幸せだと(心から)感じている」という主観的な実感や内面的な体験を強調します。

ラテンアメリカ、特にカリブ海沿岸(ドミニカ共和国やコロンビアのカリブ側など)や中米の文化では、自分の感情をよりエモーショナルに相手に伝えるため、単なる Estar よりも Me siento… を好んで使う傾向があります。

Hoy me siento con mucha energía.
直訳:今日、私は多くのエネルギーと共に自分を感じる。
意訳:今日はすごくエネルギーに満ちあふれている気分だ。

間違いやすいポイント

「気分がいい」と言うつもりで再帰代名詞(me)を忘れてしまうミスがよくあります。

  • × Siento bien.(私は「善」を感じる? → 意味が通じにくい)
  • Me siento bien.(私は気分がいい / 体調がいい)

自分の体調や気分を話すときは、必ず me, te, se, nos などの再帰代名詞をセットにしましょう。

まとめ

スペイン語の動詞 sentir は、活用の不規則さと意味の幅広さが特徴です。

活用のポイント(語幹母音変化)

  • e ⇒ i:現在分詞、点過去(3人称)、接続法全般
  • e ⇒ ie:直説法現在(1,2,3人称単数・3人称複数)、命令法

意味のポイント

  • Sentir + 名詞:〜を感じる、察知する(五感・感情)
  • Sentir que + 直説法:〜という気がする(予感)
  • Sentir que + 接続法:〜なのが残念だ(遺憾)
  • Sentirse + 形容詞:〜という気分だ、体調だ(自分の状態)

特にラテンアメリカでは、sentir を「聞こえる」の意味で使ったり、sentirse を使って感情を豊かに表現したりする場面によく出会います。ぜひ実際の会話で使い分けてみてください。

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