スペイン語「prestar(貸す)」の意味と活用!「借りる」との違いや熟語も解説

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)

スペイン語の動詞 prestar のすべての活用と、実用的な意味や使い方を解説します。

prestar は規則的な ar 動詞であり、基本的な意味は「貸す」です。しかし、再帰動詞(prestarse)になった場合や、熟語として使われる場合など、日常会話で頻出する重要な表現が多く存在します。

本記事では、スペインと中南米(特にグアテマラなど)の地域的な表現の違いも交えながら、実践的な使い方を紹介します。

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スペイン語の動詞 prestar の活用表

prestar の活用はすべて ar 動詞の規則変化です。不規則な変化はないため、基本的な活用ルールに沿って覚えることができます。

分詞(現在分詞・過去分詞)

種類分詞
現在分詞prestando
過去分詞prestado

直説法

現在形

主語活用
yopresto
tú(vos)tú: prestas
vos: prestás
él / ella / ustedpresta
nosotros / nosotrasprestamos
vosotros / vosotrasprestáis
ellos / ellas / ustedesprestan

点過去形

主語活用
yopresté
prestaste
él / ella / ustedprestó
nosotros / nosotrasprestamos
vosotros / vosotrasprestasteis
ellos / ellas / ustedesprestaron

線過去形

主語活用
yoprestaba
prestabas
él / ella / ustedprestaba
nosotros / nosotrasprestábamos
vosotros / vosotrasprestabais
ellos / ellas / ustedesprestaban

未来形

主語活用
yoprestaré
prestarás
él / ella / ustedprestará
nosotros / nosotrasprestaremos
vosotros / vosotrasprestaréis
ellos / ellas / ustedesprestarán

可能法(過去未来)

主語活用
yoprestaría
prestarías
él / ella / ustedprestaría
nosotros / nosotrasprestaríamos
vosotros / vosotrasprestaríais
ellos / ellas / ustedesprestarían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: presta
vos: prestá
él / ella / ustedpreste
nosotros / nosotrasprestemos
vosotros / vosotrasprestad
ellos / ellas / ustedespresten

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no prestes
vos: no prestés
él / ella / ustedno preste
nosotros / nosotrasno prestemos
vosotros / vosotrasno prestéis
ellos / ellas / ustedesno presten

接続法

現在形

主語活用
yopreste
tú(vos)tú: prestes
vos: prestés
él / ella / ustedpreste
nosotros / nosotrasprestemos
vosotros / vosotrasprestéis
ellos / ellas / ustedespresten

過去形(ra形)

主語活用
yoprestara
prestaras
él / ella / ustedprestara
nosotros / nosotrasprestáramos
vosotros / vosotrasprestarais
ellos / ellas / ustedesprestaran
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prestar の基本的な意味と使い方

「貸す」

最も基本的で、日常会話で頻繁に使われる意味です。間接目的語代名詞(me, te, le など「誰に」を示す語)と一緒に使われることが一般的です。

¿Me prestas tu lapicero un momento?
直訳:君は私に君のボールペンを少しの間貸しますか?
意訳:ちょっとボールペン貸してくれる?

チキータ
チキータ

ボールペンって bolígrafo じゃないんですか?

カラベラ
カラベラ

スペインでは bolígrafo(または略して boli)が一般的ですが、グアテマラをはじめとする中南米の多くの地域では lapicero と呼ぶことが多いです。地域による単語の違いを知っておくと、より自然な会話ができますよ。

Le presté cien quetzales a mi amigo porque olvidó su cartera.
直訳:彼が彼の財布を忘れたので、私は私の友人に100ケツァルを貸した。
意訳:友達が財布を忘れたので、100ケツァレス貸した。

カラベラ
カラベラ

quetzales(ケツァレス)はグアテマラの通貨の複数形(単数形は quetzal)です。メキシコやコロンビアなどでは pesos(ペソ)が使われますが、国によって通貨の名称が異なる点に注意しましょう。

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再帰動詞 prestarse での意味の変化

prestar に再帰代名詞 se が付いた prestarse になると、「貸す」という物理的な意味から離れ、異なるニュアンスを持ちます。

(親切心から)~すると申し出る、買って出る

自ら進んで何か手助けや協力を提供する際に使用されます。

Él se prestó para ayudar en el evento escolar.
直訳:彼は学校のイベントで手伝うために自らを提供した。
意訳:彼は学校の行事を手伝うと申し出てくれた。

(誤解や混乱などの)原因となる、~を招く

状況や言葉などが、意図せず何かの要因になってしまう場合に使われます。主語は人ではなく、物事になることが多いです。

Las instrucciones no son claras y se prestan a confusión.
直訳:その指示は明確ではなく、混乱に自らを提供する。
意訳:指示が不明確で、誤解を招きやすい。

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prestar を使った頻出の熟語・慣用句

prestar atención(注意を払う、話を聞く)

直訳すると「注意を貸す」となりますが、日本語の「注意を払う」「しっかり聞く」に相当する非常に重要な熟語です。

チキータ
チキータ

これって日常会話でもよく使う表現ですか?

カラベラ
カラベラ

はい、極めて使用頻度が高いです。学校の先生が「話を聞きなさい(Presten atención)」と言ったり、会話の中で「気をつけて聞いてね」と伝えたりする際に登場します。

Es importante prestar atención a la pronunciación.
直訳:発音に注意を向けることは重要である。
意訳:発音に注意を払うことが重要です。

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類義語との使い分け・ニュアンス

「貸す」の prestar と「借りる」の pedir prestado の違い

スペイン語学習者が最も混同しやすいポイントが「貸す」と「借りる」の使い分けです。スペイン語では、一つの動詞で両方を表現することはできません。

チキータ
チキータ

日本語だと「ペン貸して」「ペン借りていい?」と視点を変えるだけで済みますが、スペイン語ではどう言えばいいですか?

カラベラ
カラベラ

自分が相手に「貸す」場合は prestar を使います。自分が相手から「借りる」場合は pedir prestado(直訳:貸された状態を頼む)という表現を使います。主語が誰になるかで明確に区別しましょう。

  • prestar:(自分が持っているものを相手に)貸す
  • pedir prestado:(相手が持っているものを自分が)借りる

¿Puedo pedirte prestado este libro?
直訳:私は君にこの本が貸された状態を頼むことはできますか?
意訳:この本、借りてもいい?

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まとめ

スペイン語の動詞 prestar について、活用と実用的な使い方を解説しました。要点は以下の通りです。

  • 活用はすべて ar 動詞の規則変化。
  • 基本的な意味は「貸す」。
  • 再帰動詞 prestarse になると「~すると申し出る」「(誤解などを)招く」という意味に変わる。
  • 熟語 prestar atención(注意を払う)は日常会話で必須。
  • 「借りる」と言いたい場合は prestar ではなく pedir prestado を使う。

特に「貸す」と「借りる」の使い分けや、中南米特有の単語(lapicero など)のニュアンスを押さえておくと、実際のコミュニケーションで非常に役立ちます。例文を参考に、実際の会話で積極的に活用してみてください。

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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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