スペイン語 pensar の意味と活用|creerとの違いや「〜だと思う」の使い方も解説

メキシコシティのソカロで次はどこへ行こうかと考えている女性のイラスト 動詞の活用と意味
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語の動詞 pensar は、「考える」や「思う」という意味を持つ非常に重要な単語です。

pensar の活用において注意すべき点は、語幹母音変化(e ⇒ ie)です。直説法現在形、接続法現在形、命令法の一部の主語で、母音の e が ie に変化します。それ以外の時制では、規則動詞(-ar動詞)と同じ変化をします。

この記事では、pensar のすべての活用形を網羅し、検索頻度の高い「〜だと思う」の表現や、学習者が迷いやすい creer(信じる・思う)との使い分けについても詳しく解説します。

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スペイン語動詞 pensar の活用表

ここでは、pensar のすべての活用を紹介します。
ラテンアメリカで使われる vos(君)や、スペインで使われる vosotros(君たち)も含めた完全版の表を掲載しています。

分詞(現在分詞・過去分詞)

分詞は語幹母音変化の影響を受けず、規則変化します。

主語活用
現在分詞pensando
過去分詞pensado

直説法(現在・点過去・線過去・未来)

直説法現在形では、1人称単数(yo)、2人称単数(tú)、3人称単数(él/ella/usted)、3人称複数(ellos/ellas/ustedes)で e ⇒ ie の変化が起こります。
※vos(ラテンアメリカの一部で使用)の活用ではアクセント位置が後ろに移動し、二重母音化しません。

直説法現在形

主語活用
yopienso
tú / vospiensas / pensás
él / ella / ustedpiensa
nosotros / nosotraspensamos
vosotros / vosotraspensáis
ellos / ellas / ustedespiensan

直説法点過去形

点過去形は規則変化です。

主語活用
yopensé
pensaste
él / ella / ustedpensó
nosotros / nosotraspensamos
vosotros / vosotraspensasteis
ellos / ellas / ustedespensaron

直説法線過去形

線過去形は規則変化です。

主語活用
yopensaba
pensabas
él / ella / ustedpensaba
nosotros / nosotraspensábamos
vosotros / vosotraspensabais
ellos / ellas / ustedespensaban

直説法未来形

未来形は規則変化です。

主語活用
yopensaré
pensarás
él / ella / ustedpensará
nosotros / nosotraspensaremos
vosotros / vosotraspensaréis
ellos / ellas / ustedespensarán

可能法(過去未来)

可能法(条件法)も規則変化です。

主語活用
yopensaría
pensarías
él / ella / ustedpensaría
nosotros / nosotraspensaríamos
vosotros / vosotraspensaríais
ellos / ellas / ustedespensarían

命令法(肯定・否定)

命令法では、肯定命令と否定命令で活用が異なる場合があります。
tú への肯定命令は、直説法現在形3人称単数(piensa)と同じ形になりますが、vos への肯定命令は語尾にアクセントが移動します(pensá)。

主語肯定命令否定命令
piensano pienses
vospensáno pienses
ustedpienseno piense
nosotrospensemosno pensemos
vosotrospensadno penséis
ustedespiensenno piensen

接続法(現在・過去)

接続法現在形でも e ⇒ ie の語幹母音変化が起こります。nosotros と vosotros では変化しません。

接続法現在形

主語活用
yopiense
tú / vospienses
él / ella / ustedpiense
nosotros / nosotraspensemos
vosotros / vosotraspenséis
ellos / ellas / ustedespiensen

接続法過去形(ra形)

接続法過去形は規則変化です。

主語活用
yopensara
pensaras
él / ella / ustedpensara
nosotros / nosotraspensáramos
vosotros / vosotraspensarais
ellos / ellas / ustedespensaran
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pensar の基本的な意味と使い方

ここからは、pensar の具体的な使い方を例文とともに解説します。

考える、思う(思考プロセス)

最も基本的な意味は、頭を使って「考える」ことです。

Pienso, luego existo.
直訳:私は考える、それゆえに私は存在する
意訳:我思う、ゆえに我あり

No pienses, ¡siente!
直訳:考えるな、感じろ!
意訳:考えるな、感じろ!

~だと思う【que + 直説法 / no … que + 接続法】

自分の意見を述べる際によく使われます。肯定文では直説法を、否定文では接続法を使うのが一般的です。

肯定文:pensar que + 直説法

Pienso que ella está ocupada.
直訳:彼女は忙しいと私は考える
意訳:彼女は忙しいと思います。

Pensábamos que Joaquín era más joven.
直訳:私たちはホアキンがもっと若いと考えていた
意訳:ホアキンはもっと若いと思っていました。

否定文:no pensar que + 接続法

「~だとは思わない」と否定する場合、従属節(que以下の文章)の動詞は接続法になります。これは、話し手がその内容を事実として認定していないためです。

No pienso que sea buena idea.
直訳:それが良い考えだとは私は考えない
意訳:それが良い考えだとは思いません。

~のことを考える【pensar + en】

特定の人や物事に意識を向ける場合は、前置詞 en を使います。

¿En qué piensas?
直訳:何において君は考えているのか?
意訳:何考えてるの?

Siempre pienso en ti.
直訳:いつも君において私は考えている
意訳:いつも君のことを想っています。

~についてどう思う【pensar + de / sobre】

意見を求めたり述べたりする際、前置詞 desobre が使われますが、ニュアンスに違いがあります。

  • pensar de…:主に疑問文で「〜についてどう思う?(意見)」と聞くときに使います。
  • pensar sobre…:あるテーマについて「〜について(深く)考える、思案する」というときに使います。

¿Qué piensas de ella?
直訳:彼女について何を思うか?
意訳:彼女のことどう思う?(彼女に対する意見・評価)

Necesito pensar sobre este problema.
直訳:この問題について考える必要がある
意訳:この問題についてよく考える必要があります。(検討・思案)

~するつもりだ【pensar + 不定詞】

pensar の後ろに動詞の原形(不定詞)を続けると、「〜するつもりだ」「〜しようと思っている」という計画や意図を表します。

Ellos piensan ir a Argentina.
直訳:彼らはアルゼンチンに行くことを考えている
意訳:彼らはアルゼンチンに行くつもりです。

Pienso retirarme el año que viene.
直訳:来年、私は引退することを考えている
意訳:来年引退しようと思っています。

~することを思いつく【pensar + en + 不定詞】

pensar en の後ろに動詞の原形が来ると、「〜することを思いつく」や「〜することを考慮する」といったニュアンスになります。

No pensé en decírtelo.
直訳:君にそれを言うことにおいて私は考えなかった
意訳:君にそれを言おうとは思いつかなかった。

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【応用】「~だと思う」と言いたい時、Pensar と Creer どちらを使う?

「~だと思う」とスペイン語で言いたい時、pensarcreer のどちらを使うべきか迷うことがあります。日本語訳は同じでも、スペイン語では「どこで判断しているか」というプロセスに明確な違いがあります。

「心」の Creer、「頭」の Pensar

この2つの単語は、ラテン語の語源を知るとイメージが掴みやすくなります。

  • Creer(信じる):語源は「心臓を置く」。自分の心をそこに置く、つまり「直感」や「心情」として信じること。
  • Pensar(考える):語源は「天秤にかける」。重さを量る、つまり「脳」を使って情報を分析・計算すること。

具体的な使い分けの例

日常会話で自分の意見を言う場合、基本的には Creo que… を使うのが自然です。しかし、あえて分析的なニュアンスを出したい場合は Pienso que… を使います。

例えば、「彼は無実だと思う」と言う場合を比べてみましょう。

Creo que es inocente.
意訳:彼は無実だと思う。
ニュアンス:私の感覚として、彼を信じている。(スタンス、信仰、直感)

Pienso que es inocente.
意訳:(状況から考えて)彼は無実だと思う。
ニュアンス:状況証拠や情報を分析した結果、彼は無実だという論理的な結論になる。

日常会話で「明日晴れると思う」や「美味しいと思う」と言うときに Pienso que を使うと、少し理屈っぽく聞こえることがあります。
自分の意見に客観性を持たせたい時や、議論の場では Pienso que、普段の会話や自分の気持ちを伝える時は Creo que と使い分けると良いでしょう。

よく使われる慣用表現

最後に、日常会話でよく使われるフレーズを紹介します。

¡Ni lo pienses!

直訳すると「それについて考えるな」ですが、相手の行動を強く制止する際に使います。

¡Ni lo pienses!
直訳:それ(を行うこと)を考えるな
意訳:絶対にダメだ!/とんでもない!/夢にも思うな!

まとめ

スペイン語の動詞 pensar について解説しました。

  • 活用では、e ⇒ ie の語幹母音変化に注意が必要です。
  • 「~だと思う」と言う場合、日常会話では Creo que が一般的ですが、論理的に考えた結果を述べる場合は Pienso que を使います。
  • 否定文「~だとは思わない(No pienso que…)」の後ろは接続法になります。

自分の頭で考えたことや計画を伝える際に、ぜひ pensar を使ってみてください。

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