スペイン語の動詞 gritar(叫ぶ・怒鳴る)の意味と全活用!chillarとの違い

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)

スペイン語「gritar(叫ぶ・怒鳴る)」の意味と全活用!chillarとの違い

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はじめに

スペイン語の動詞 gritar は、ar動詞の規則変化をとる単語です。検索意図に対する結論から言うと、基本的な意味は「叫ぶ」や「怒鳴る」となります。

この動詞の実用性を理解するための一次情報として、筆者がグアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で学習していた際のエピソードを紹介します。

ある日、先生に対して熱を込めて自分の意見を語りすぎてしまったことがありました。その時、先生から冷静に「No me grites(怒鳴らないで)」と指摘されました。本人は「熱弁」のつもりでも、声のボリュームが一定を超えると、スペイン語話者にとっては「怒鳴られている」と受け取られることがあります。物理的な声の大きさと感情のバランスを学ぶ上で、この gritar は非常に重要な動詞です。

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gritar の全活用表(ar規則変化)

gritarの活用はすべて規則的です。辞書的な用途として全活用を網羅しています。

分詞(現在分詞・過去分詞)

現在分詞gritando
過去分詞gritado

直説法

現在形

主語活用
yogrito
tú(vos)tú: gritas
vos: gritás
él / ella / ustedgrita
nosotros / nosotrasgritamos
vosotros / vosotrasgritáis
ellos / ellas / ustedesgritan

点過去形

主語活用
yogrité
gritaste
él / ella / ustedgritó
nosotros / nosotrasgritamos
vosotros / vosotrasgritasteis
ellos / ellas / ustedesgritaron

線過去形

主語活用
yogritaba
gritabas
él / ella / ustedgritaba
nosotros / nosotrasgritábamos
vosotros / vosotrasgritabais
ellos / ellas / ustedesgritaban

未来形

主語活用
yogritaré
gritarás
él / ella / ustedgritará
nosotros / nosotrasgritaremos
vosotros / vosotrasgritaréis
ellos / ellas / ustedesgritarán

可能法(過去未来)

主語活用
yogritaría
gritarías
él / ella / ustedgritaría
nosotros / nosotrasgritaríamos
vosotros / vosotrasgritaríais
ellos / ellas / ustedesgritarían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: grita
vos: gritá
él / ella / ustedgrite
nosotros / nosotrasgritemos
vosotros / vosotrasgritad
ellos / ellas / ustedesgriten

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no grites
vos: no grités
él / ella / ustedno grite
nosotros / nosotrasno gritemos
vosotros / vosotrasno gritéis
ellos / ellas / ustedesno griten

接続法

現在形

主語活用
yogrite
tú(vos)tú: grites
vos: grités
él / ella / ustedgrite
nosotros / nosotrasgritemos
vosotros / vosotrasgritéis
ellos / ellas / ustedesgriten

過去形(ra形)

主語活用
yogritara
gritaras
él / ella / ustedgritara
nosotros / nosotrasgritáramos
vosotros / vosotrasgritarais
ellos / ellas / ustedesgritaran
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gritar のコアイメージ(学習のヒント)

動詞の意味を丸暗記する前に、核となる1つのイメージを把握すると理解がスムーズになります。gritar のコアイメージは制御を超えて、声が外に爆発するです。

ヨシオ
ヨシオ

gritar のコアイメージは「制御を超えて、声が外に爆発する」だよ。怒りであれ、恐怖であれ、距離の遠さであれ、通常の話声のレベルを超えて声が飛び出すイメージを持とう。

チキータ
チキータ

なるほど!じゃあ「爆発する」って訳せばいいんですね!

ヨシオ
ヨシオ

いや、必ずしもすべて直訳で当てはまるわけではないので注意してね。あくまで文脈に応じた使い分けを覚えるための補助線なんだ。怒っているなら「怒鳴る」、遠くの人を呼ぶなら「大声を出す」、驚いたなら「悲鳴を上げる」というように、文脈に合わせて適切な日本語を当てる必要があるよ。

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gritar の基本的な意味と使い方(例文)

コアイメージを踏まえた上で、日常会話で頻出する3つの文脈に分けて解説します。

感情の爆発(怒り・怒鳴る)

相手に対して怒りや不満を持ち、強い口調で声を荒らげる場合に使われます。「人に対して」怒鳴る場合は、前置詞 a を伴い間接目的語をとるのが一般的です。

¡No me grites, por favor!
直訳:私に怒鳴らないで、お願いします!
意訳:お願いだから私に怒鳴らないで!

Mi jefe me gritó frente a todos.
直訳:私の上司は皆の正面(前)で私に怒鳴った。
意訳:上司は皆の前で私を怒鳴りつけた。

物理的な大声(呼びかけ・大声を出す)

相手が遠くにいる、または周囲が騒がしいため、物理的に声のボリュームを上げる必要がある文脈です。

Tuve que gritar para que me escuchara.
直訳:彼が私を聞くように、私は大声を出さなければならなかった。
意訳:彼に聞こえるように大声を出さなければならなかった。

No hace falta gritar, te escucho bien.
直訳:大声を出すこと(の不足)は作らない、私は君をよく聞いている。
意訳:大声を出さなくても、ちゃんと聞こえているよ。

恐怖・驚き(悲鳴を上げる)

恐怖や極度の驚きによって、反射的に大きな声が出てしまう場合です。

Cuando vi la cucaracha, grité del susto.
直訳:私がゴキブリを見たとき、驚きから悲鳴を上げた。
意訳:ゴキブリを見たとき、驚いて悲鳴を上げた。

La chica gritó pidiendo auxilio.
直訳:その少女は助けを求めながら叫んだ。
意訳:その少女は助けを求めて叫んだ。

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再帰動詞 gritarse(互いに怒鳴り合う)の意味

gritar に再帰代名詞 se が付いて gritarse となると、「互いに〜する」という相互作用(recíproco)の意味を持ちます。主に複数形を主語として「怒鳴り合う」という状況を表します。

Esos esposos siempre se gritan.
直訳:あの夫婦はいつも互いに怒鳴り合っている。
意訳:あの夫婦はいつも怒鳴り合っている。

No nos gritemos, vamos a hablar con calma.
直訳:私たちは互いに怒鳴り合うのはやめよう、落ち着いて話そう。
意訳:怒鳴り合うのはやめて、落ち着いて話そう。

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gritarを使った熟語・慣用句

日常会話や文章でよく使われる定型表現です。

  • Poner el grito en el cielo
    直訳:天に叫びを置く
    意味:激怒する、大げさに騒ぎ立てる
  • Gritar a los cuatro vientos
    直訳:四つの風に向かって叫ぶ
    意味:声を大にして言う、公然と広める(公言する)
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類義語「chillar」との使い分け・ニュアンス

gritar に似た動詞に chillar があります。国や地域によってニュアンスが大きく異なるため注意が必要です。

  • スペインでの傾向:
    gritar に近い意味で使われることが多く、ラテンアメリカほど不快なニュアンスが強くない。
  • ラテンアメリカでの傾向:
    ラテンアメリカでは、chillar は「耳障りな金切り声を出す」「動物(ネズミや豚など)が鳴く」「子供がギャーギャー泣き叫ぶ」といった、不快な音のニュアンスが強くなる傾向があります(出典元:RAEの規範および一般的な言語使用実態に基づく)。
チキータ
チキータ

ラテンアメリカで「大声で話す」と言いたい時はどうすればいいですか?

ヨシオ
ヨシオ

ラテンアメリカでは chillar を使うと「子供のように泣き喚く」「金切り声を上げる」と受け取られかねないから、普通に大声を出したり怒鳴ったりする状況なら、基本的には gritar を選ぶ方が無難だよ。

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まとめ

スペイン語の動詞 gritar は、すべて ar 動詞の規則変化をとります。
「大声を出す、叫ぶ、怒鳴る」が基本的な意味ですが、文脈によって以下の3つの使われ方に分かれます。

  • 怒りや不満で声を荒らげる(怒鳴る)
  • 物理的に遠くへ声を届ける(大声を出す)
  • 恐怖や驚きによる反射的な声(悲鳴を上げる)

また、ラテンアメリカ(特にグアテマラなど)では、類義語の chillar は不快な金切り声や動物の鳴き声のニュアンスを含むため、単純に「大声を出す」と言いたい場合は gritar を使用してください。

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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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