スペイン語 dudar の活用と意味!sospecharとの違いや接続法も解説

動詞の活用と意味
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ラテンアメリカのスペイン語が中心です。現在、全記事のリライト作業をしています。ご理解くださいませ。(※アイキャッチ画像がない記事はリライト前の記事です)

2008年から断続的にグアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」に通っていた頃、私は「dudar」という動詞の使い方に苦労しました。日本語の「疑う」という言葉に引きずられて、別の動詞である「sospechar」と混同し、現地の先生を困惑させた経験があります。

本記事では、過去の私と同じようにスペイン語の環境で学習を進めている方に向けて、dudarの正確な意味と活用、そして間違えやすいポイントを整理して解説します。

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dudarの活用表

dudarは「ar動詞」の規則変化です。不規則な変化はありません。

※中南米の一部地域(グアテマラなど)で使用される2人称単数「vos」の活用については、直説法現在形・命令法・接続法現在形の表内でのみ括弧書きで記載します。例文や解説では標準的な「tú」を使用しています。

分詞(現在分詞・過去分詞)

形式単語
現在分詞dudando
過去分詞dudado

直説法

現在形

主語活用
yodudo
tú(vos)tú: dudas
vos: dudás
él / ella / ustedduda
nosotros / nosotrasdudamos
vosotros / vosotrasdudáis
ellos / ellas / ustedesdudan

点過去形

主語活用
yodudé
dudaste
él / ella / usteddudó
nosotros / nosotrasdudamos
vosotros / vosotrasdudasteis
ellos / ellas / ustedesdudaron

線過去形

主語活用
yodudaba
dudabas
él / ella / usteddudaba
nosotros / nosotrasdudábamos
vosotros / vosotrasdudabais
ellos / ellas / ustedesdudaban

未来形

主語活用
yodudaré
dudarás
él / ella / usteddudará
nosotros / nosotrasdudaremos
vosotros / vosotrasdudaréis
ellos / ellas / ustedesdudarán

可能法(過去未来)

主語活用
yodudaría
dudarías
él / ella / usteddudaría
nosotros / nosotrasdudaríamos
vosotros / vosotrasdudaríais
ellos / ellas / ustedesdudarían

命令法

肯定命令

主語活用
tú(vos)tú: duda
vos: dudá
él / ella / usteddude
nosotros / nosotrasdudemos
vosotros / vosotrasdudad
ellos / ellas / ustedesduden

否定命令

主語活用
tú(vos)tú: no dudes
vos: no dudés
él / ella / ustedno dude
nosotros / nosotrasno dudemos
vosotros / vosotrasno dudéis
ellos / ellas / ustedesno duden

接続法

現在形

主語活用
yodude
tú(vos)tú: dudes
vos: dudés
él / ella / usteddude
nosotros / nosotrasdudemos
vosotros / vosotrasdudéis
ellos / ellas / ustedesduden

過去形(ra形)

主語活用
yodudara
dudaras
él / ella / usteddudara
nosotros / nosotrasdudáramos
vosotros / vosotrasdudarais
ellos / ellas / ustedesdudaran
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【重要】dudarのコアイメージ(学習のヒント)

日本語で考えると、「疑う」と「ためらう」は異なる意味に感じられます。しかし、スペイン語の dudar を直感的に理解するためのコアイメージは天秤がグラグラ揺れて定まらない状態です。

チキータ
チキータ

「疑う」と「ためらう」って全然違う意味に思えるんだけど、どうして同じ動詞を使うの?

ヨシオ
ヨシオ

「対象が事実かどうか、心が定まらず揺れている状態」というイメージを持てば繋がるよ。ただ、このイメージだけで全ての日本語訳に対応できるわけじゃないから、文脈ごとの使い分けと、後ろに接続法が来るルールをしっかり覚えようね。

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基本的な意味と使い方(接続法との関係)

① 疑う、信じない(真偽が定まらない)

対象が事実かどうか、天秤が揺れてグラグラしている状態を表します。

Dudo que sea verdad.
直訳:それが真実であることを私は疑う
意訳:それが本当だとは疑わしい(思えない)

¿Por qué siempre dudas de mis palabras?
直訳:なぜ君はいつも私の言葉について疑うのか?
意訳:なんでいつも僕の言葉を疑うの?

【重要文法:接続法と直説法の使い分け】
dudar の後ろに「que(〜ということ)」を続ける場合、従属節の動詞の法(モード)が変わります。これには基本的な文法規則が存在します。

  • dudar que + 接続法:「〜であることを疑う(〜ではないと思う)」
    事実として確定していない(心が揺れている)ため、接続法が使われます。
  • no dudar que + 直説法:「〜であると信じて疑わない」
    否定形になることで「疑いがない=事実であると認識している」状態となるため、一般的に直説法が使われます。

No dudo que tienes razón.
直訳:君が理を持っていることを私は疑わない
意訳:君が正しいと信じて疑わない

② 迷う、ためらう(行動が定まらない)

AにするかBにするか、または「行動するかどうか」でグラグラしている状態を表します。

Él dudó un momento antes de responder.
直訳:彼は答える前に一瞬ためらった
意訳:彼は答える前に一瞬ためらった

Dudábamos entre ir por avión o ir en tren.
直訳:私たちは飛行機で行くか列車で行くかの間で迷っていた
意訳:私たちは飛行機で行こうか列車で行こうか迷っていた

「~するのをためらう(行動の躊躇)」という意味で不定詞(動詞の原形)を続ける場合、前置詞 en を伴う「dudar en + 不定詞」の構造をとるのが一般的です。

Dudé en comprar esta computadora porque era muy cara.
直訳:それはとても高かったので、私はこのパソコンを買うことにおいてためらった
意訳:とても高かったので、このパソコンを買うのをためらった(迷った)

中南米(特にグアテマラ)では、相手に対する遠慮から「行動をためらう」場面において、dudar よりも「Me da pena(恥ずかしい・申し訳ない)」や「No tengas pena(気にしないで・遠慮しないで)」といった表現が頻出する傾向があります。語学学校や市場などでの日常会話では、pena が用いられる場面が一般的に見られます。

Me da pena llamarte tan tarde.
直訳:こんなに遅くに君に電話することは私に申し訳なさを与える
意訳:こんなに遅くに電話するのは申し訳なくてためらってしまう

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dudarを使った熟語・慣用句

日常会話で見かける表現です。

Sin duda, es el mejor café de Guatemala.
直訳:疑いなしに、それはグアテマラの最高のコーヒーだ
意訳:間違いなく、それはグアテマラで最高のコーヒーだ

Si necesitas ayuda, no dudes en decirme.
直訳:もし君が助けを必要とするなら、私に言うことにおいてためらうな
意訳:助けが必要なら、ためらわずに(遠慮なく)言ってね

Fuera de toda duda.
直訳:すべての疑いの外に
意訳:疑いの余地なく

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類義語「sospechar」との使い分け(大きな誤解を防ぐ)

日本語の「疑う」という言葉は共通していますが、スペイン語では dudar と sospechar で意味が反対になる場合があるため注意が必要です。

  • dudar:信じていない状態。(例:彼が犯人だとは疑わしい=犯人ではないと思っている)
  • sospechar:そうではないかと思っている状態。(例:彼が犯人だと疑っている=犯人だと思っている)

Dudo que él sea el culpable.
直訳:彼が犯人であることを私は疑う
意訳:彼が犯人だとは疑わしい(犯人ではないと思っている)

Sospecho que él es el culpable.
直訳:彼が犯人であると私は推測する
意訳:彼が犯人だと疑っている(犯人だと思っている)

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まとめ

スペイン語の動詞 dudar の要点は以下の通りです。

  • 活用は ar 動詞の規則変化。
  • コアイメージは「天秤がグラグラ揺れて定まらない状態」。
  • 意味は「疑う、信じない(真偽)」と「迷う、ためらう(行動)」に大別される。
  • 「dudar que」の後ろは接続法、「no dudar que」の後ろは直説法を伴う傾向がある。
  • sospechar(〜ではないかと推測する)との混同に注意する。
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小樽在住。2008年にスペイン語ゼロで中南米の旅へ。グアテマラ・アンティグアの語学学校「アタバル」で2008〜2017年の間に何度も訪れ、計14ヶ月スペイン語を学習しました。当ブログは自身の忘備録として2016年に開設。その後10年近く放置していましたが、2025年よりAIを相棒に過去の記録をより正確な知識へと全面リライト中。現地で四苦八苦している独学者のヒントになれば嬉しいです。▶詳しいプロフィールはこちら

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