スペイン語の動詞 doler の意味と活用!「痛い」の正しい使い方を完全解説

コロンビアのグアタペで足を捻って痛がっている女性のイラスト 動詞の活用と意味
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どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。

スペイン語の動詞 doler は「痛む」「痛い」という意味を持つ重要な単語です。

日常会話や医療の現場で頻繁に使われますが、文法的には gustar と同じ構文(痛む箇所が主語になる)をとるため、使いこなすには少し慣れが必要です。

この記事では、doler のすべての活用形(直説法・接続法・命令法)と、身体的な痛みから精神的な痛みまでを表す実践的な使い方を解説します。

  • 語幹母音変化: o ⇒ ue の変化があります。
  • 構文の特徴: 「私は頭が痛い」と言う時、スペイン語では「頭」が主語になります。
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スペイン語 doler の活用表(一覧)

学習辞書としての完全性を期すため、すべての法と時制の活用を掲載しています。ラテンアメリカの一部(アルゼンチンやウルグアイなど)で使われる二人称単数 vos の活用も含めています。

分詞(現在分詞・過去分詞)

doler の分詞は規則変化です。

種類活用
現在分詞doliendo
過去分詞dolido

直説法現在形の活用

doler の直説法現在形は o ⇒ ue の語幹母音変化があります。
nosotros と vosotros は規則変化(変化なし)です。

主語活用
yoduelo
tú vosdueles / dolés
él / ella / ustedduele
nosotros / nosotrasdolemos
vosotros / vosotrasdoléis
ellos / ellas / ustedesduelen

直説法点過去形の活用

直説法点過去形は規則変化です。

主語活用
yodolí
doliste
él / ella / usteddolió
nosotros / nosotrasdolimos
vosotros / vosotrasdolisteis
ellos / ellas / ustedesdolieron

直説法線過去形の活用

直説法線過去形は規則変化です。

主語活用
yodolía
dolías
él / ella / usteddolía
nosotros / nosotrasdolíamos
vosotros / vosotrasdolíais
ellos / ellas / ustedesdolían

直説法未来形の活用

直説法未来形は規則変化です。

主語活用
yodoleré
dolerás
él / ella / usteddolerá
nosotros / nosotrasdoleremos
vosotros / vosotrasdoleréis
ellos / ellas / ustedesdolerán

可能法(過去未来)の活用

可能法(過去未来)は規則変化です。

主語活用
yodolería
dolerías
él / ella / usteddolería
nosotros / nosotrasdoleríamos
vosotros / vosotrasdoleríais
ellos / ellas / ustedesdolerían

命令法の活用

肯定命令では o ⇒ ue の語幹母音変化があります(tú, usted, ustedes)。
否定命令はすべて接続法現在形と同じ形を用います。

主語肯定命令否定命令
dueleno duelas
vosdoléno duelas
ustedduelano duela
nosotrosdolamosno dolamos
vosotrosdoledno doláis
ustedesduelanno duelan

接続法現在形の活用

接続法現在形は o ⇒ ue の語幹母音変化があります。
nosotros と vosotros は規則変化です。

主語活用
yoduela
tú vosduelas / duelas
él / ella / ustedduela
nosotros / nosotrasdolamos
vosotros / vosotrasdoláis
ellos / ellas / ustedesduelan

接続法過去形(ra形)の活用

接続法過去形は規則変化です。

主語活用
yodoliera
dolieras
él / ella / usteddoliera
nosotros / nosotrasdoliéramos
vosotros / vosotrasdolierais
ellos / ellas / ustedesdolieran
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doler の基本的な意味と使い方(gustar型)

doler は日本語で「痛む」や「痛い」と訳されますが、文の作り方は動詞 gustar と非常に似ています。

文法ルール:「痛い箇所」が主語になる

この動詞を使う際、最大のポイントは「痛い箇所」が文法上の主語になるということです。そして、「痛みを感じている人」は間接目的格人称代名詞(me, te, le, nos, os, les)で表します。

例えば、「私は頭が痛い」と言う場合、文法的には以下のような構造になります。

  • 主語:頭 (la cabeza)
  • 動詞:痛む (doler)
  • 目的語:私に (me)

主語(頭)が3人称単数なので、動詞 doler は3人称単数形の duele に活用します。

間接目的語(人)動詞(活用)主語(痛い箇所)
Me
(私に)
duele
(痛む)
la cabeza.
(頭が)

もし、痛い箇所(主語)が複数形の場合は、動詞も3人称複数形の duelen になります。

間接目的語(人)動詞(活用)主語(痛い箇所)
Me
(私に)
duelen
(痛む)
los dedos.
(指が)

誰が痛がっているのかを強調したり明確にしたりする場合は、文頭に前置詞 a を伴う代名詞(A mí, A ti, A él など)を加えます。

A mí me duele la cabeza.
(私の場合は)頭が痛いです。

身体的な痛み(Physical Pain)

日常会話で最もよく使われる、身体の痛みを表す例文です。

Me duele la garganta.
直訳:私に喉が痛む。
意訳:喉が痛いです。

Me duelen las muelas.
直訳:私に奥歯(複数)が痛む。
意訳:奥歯が痛いです。

¿Te duelen los pies de tanto caminar?
直訳:たくさん歩いたことで、君に足(複数)が痛むか?
意訳:歩きすぎて足が痛いですか?

精神的な痛み・比喩(Emotional Pain)

doler は身体的な痛みだけでなく、悲しみ、後悔、同情など「心が痛む」状況でも使われます。

Me duele ver tanta pobreza.
直訳:これほどの貧困を見ることは、私にとって痛い。
意訳:これほどの貧困を見るのは心が痛みます。

Le dolió mucho la ruptura con su novio.
直訳:彼氏との破局は彼女にとても痛んだ。
意訳:彼女は彼氏との破局に深く傷つきました。

Me duele no poder prestártelo.
直訳:それを君に貸すことができないのは、私にとって痛い。
意訳:それを貸してあげられなくて心が痛いです(残念です)。

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「痛み」を表すその他の表現(応用)

「痛い」を表現する際、doler の他にも Tener dolor de…(〜の痛みがある)というフレーズを使うことができます。意味はほぼ同じですが、文法的には tener(持つ)を使うため、主語は「人」になります。

Tengo dolor de cabeza.
直訳:私は頭の痛みを持っている。
意訳:頭痛がします。

Ella tiene dolor de estómago.
直訳:彼女は胃の痛みを持っている。
意訳:彼女は胃が痛いです。

医療機関などで症状を説明する際、doler がとっさに出てこない場合は、この tener を使った表現も非常に役に立ちます。

まとめ

動詞 doler は、身体の不調を訴えるために必須の単語です。

  • 活用は o ⇒ ue の語幹母音変化に注意する。
  • 文の構造は gustar と同じで、「痛い部分」が主語になる。
  • 精神的な「心の痛み」や「悲しみ」を表すときにも使える。

まずは Me duele…(単数の部位)と Me duelen…(複数の部位)の2パターンを口に馴染ませて、スムーズに症状を伝えられるようにしましょう。

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