どちらかというとラテンアメリカのスペイン語です。日本語訳は直訳寄りです。文法や単語の意味を理解するため、自然な日本語とは異なる場合があります。初級者による記録のため誤解があるかもしれません。ご理解くださいませ。
スペイン語で「たぶん~、おそらく~」と言う時に少し注意しないといけないことがあります。
「たぶん、おそらく」といった意味の単語やフレーズによって、それに続く文章が直説法で言うのか?接続法で言うのか?変わってくるからです。
今回はスペイン語で「たぶん、おそらく」といった意味になる7個の単語やフレーズを紹介していきますが、直説法・接続法どれを使うのかも書いていきます。
スペイン語で「たぶん~、おそらく~」と言う時のフレーズと注意点
スペイン語で「たぶん」「おそらく」といった意味になる単語はたくさんありますが、その中でよく使われる単語(フレーズ)7個を紹介します。
単語(フレーズ)ごとに、それに続く文章が直説法なのか?接続法なのか?どちらでも大丈夫なのか?も書いています。
Creo que
Creo que は「私は~と思う」といった意味ですが、日本語で「たぶん」といった意味を含んで「映画館に行くと思う」って言うのと同じようにスペイン語でもそういった使い方で creo que を使うことができます。
Creo que に続く文章は直説法になります。
Creo que voy al cine.
映画館に行くと思う
Quizá / Quizás
Quizá / Quizás は「たぶん、おそらく」といった意味になります。
Quizá / Quizás に続く文章は直説法・接続法どちらでもいいです。
Quizá voy al cine.(直説法)
たぶん、映画館に行く(と思う)
Quizá vaya al cine.(接続法)
たぶん、映画館に行く(と思う)
Quizá / Quizás を文末で使うときは直説法のみです。
Voy al cine mañana, quizá.
たぶん、明日映画館に行く(と思う)
Tal vez(タル ベス)
Tal vez は「たぶん、おそらく」といった意味になります。
Quizá と同じように Tal vez に続く文章は直説法・接続法どちらでもいいですが、文末で Tal vez を使うときは直説法だけになります。
Tal vez voy al supermercado.(直説法)
たぶん、スーパーマーケットに行く(と思う)
Tal vez vaya al supermercado.
たぶん、スーパーマーケットに行く(と思う)
Voy a ir al supermercado, tal vez.(接続法)
ボイ ア イール アル スペルメルカド、タル ベス
たぶん、スーパーマーケットに行く(と思う)
(Tal vez に限らずこのページで紹介している言葉を使って)直説法で言う場合、未来形を使うといったルールはなく、直説法現在形を使っても間違いじゃないです。
Probablemente(プロバブレメンテ)
Probablemente は「たぶん、おそらく」といった意味になります。
Probablemente も同様に、文頭で使う場合は続く文章が直説法・接続法どちらでもいいけど、文末で使う場合は直説法だけになります。
Probablemente no vendrá José.(直説法)
おそらく、ホセは来ない(と思う)
Probablemente no venga José.(接続法)
おそらく、ホセは来ない(と思う)
José no viene, probablemente.
おそらく、ホセは来ない(と思う)
Seguramente(セグラメンテ)
Seguramente は「たぶん、おそらく」といった意味になります。
Seguramente も同様に、文頭で使う場合は続く文章が直説法・接続法どちらでもいいけど、文末で使う場合は直説法だけになります。
Seguramente saldré esta tarde.(直説法)
たぶん、午後は出かける(と思う)
Seguramente salga esta tarde.(接続法)
たぶん、午後は出かける(と思う)
Salgo esta tarde, seguramente.
たぶん、午後は出かける(と思う)
Seguramente と Seguro の意味は違うよ!
seguro は「確実な」などの意味になり、seguramente とは意味が違います。
~mente の単語は形容詞を副詞化したものなので Seguramente と Seguro が同じ意味と思ってしまいやすいので注意してください。
Es seguro que viene ella.
彼女は間違いなく来る
Seguramente viene ella.
彼女はきっと来る(と思う)
A lo mejor(ア ロ メホール)
A lo mejor は「たぶん、おそらく」といった意味になります。
A lo mejor に続く文章は直説法になります。
A lo mejor me quedo en casa esta tarde.
たぶん、午後は家にいる(と思う)
A lo mejor no lo sabe.
たぶん、彼はそのことを知らない(と思う)
Puede que(プエデ ケ)
Puede que は「たぶん、おそらく」といった意味になります。Puede ser que も同じです。
Puede (ser) que に続く文章は接続法になります。
Puede que vaya al cine.
たぶん、映画館に行く(と思う)
Puede que ella no responda que sí.
たぶん、彼女は「はい」と答えない(と思う)
Puede ser は「そうかもね、ありえるね」といった意味にもなります
会話の中で相手が言ったことに対して「そうかもね」「ありえるね」と言う時に Puede ser と言えます。
逆に「まさか!」「ありえない!」と言うときは否定の No puede ser と言えばOKです。
まとめ
スペイン語で「たぶん~、おそらく~」という場合には「たぶん、おそらく」といった意味の単語を使いますが、その単語によって直説法で表したり、接続法で表したり、または両方で表現できるものなど変わってくるので注意してください。
ここで紹介した「たぶん、おそらく」という意味の単語は国によって可能性の度合が違ったりもします。
でも、スペイン語圏すべてが同じ価値観(その単語の可能性の度合)ではないので、その国に住むようになってから詳しく知ればいいと思います。
さいごに今回紹介した「たぶん、おそらく」といった意味の単語を使うときに直説法で表すのか?接続法で表すのか?を表でまとめます。
quizá, quizás tal vez probablemente seguramente | 直説法・接続法どちらも可 ※文末で使うときには直説法のみ |
creo que a lo mejor | 直説法のみ |
puede que | 接続法のみ |