スペイン語の自動詞、他動詞って何?

2018年7月12日

再帰動詞なんかの勉強の時や辞書で動詞を調べた時に自動詞や他動詞という名称を見かけるけど、日本語でスペイン語の文法を教わっていない筆者はよく理解していないのでちょっと調べたことを書いていきます。(もしかしたら英語にも同じようなものがあるのかもしれないけど、筆者はそれすらわかりません)

スペイン語の自動詞と他動詞を区別するヒントは直接目的語

基本的な自動詞と他動詞の違いは「動詞のあとに直接目的語を必要とするかしないか」です。

直接目的語って?

目的語は動詞の目的となる言葉で「何」「誰」にあたるものです。そのなかで直接目的語は日本語の「~を」に該当する言葉が多いです。※スペイン語には直接目的語のほかに間接目的語があります。

El joven toca la guitarra.
その若者はギターを弾く

Él quiere a su mujer.
彼は彼の奥さんを愛する

※これらの文の受動態に変えた場合、直接目的語が主語になる。

La guitarra es tocada por el joven.
そのギターは彼によって弾かれる

直接目的語なしに使える動詞が自動詞

自動詞は「直接目的語が必要ではない」ので、「主語 + 自動詞」だけでも文になります。

El bebé habla.
赤ちゃんは話す

間接目的語を使うことはできます。「主語 + 自動詞 + 間接目的語」

Él habla a la azafata.
彼はスチュワーデスに話しかける

「主語 + 自動詞 + 主格補語」

Juan vive allí tranquilo.
フアンはあそこで静かに暮らす

移動を表す動詞は自動詞が多い

Mi carro todavía anda bien.
私の車はまだよく走る

Enrique entró en su club.
エンリケは彼のクラブに入った

La semana que viene iré a España.
来週スペインに行くつもりです。

「寝る」など生理的活動を表す動詞は自動詞が多い

El niño duerme bien.
その子はよく眠る

El perro ladra a menudo.
その犬はしばしば吠える

El anciano respiraba con dificultad.
その老人は苦しそうない気をしていた

直接目的語と共に使われる動詞が他動詞

他動詞は直接目的語が伴うので一番短い文でも「主語 + 他動詞 + 直接目的語」になります。

Alejandra lee el periódico.
アレハンドラは新聞を読む

「主語 + 他動詞 + 直接目的語 + 間接目的語」

Paco ofreció unas flores a Alejandra.
パコはアレハンドラに花を差し出した

「主語 + 他動詞 + 直接目的語 + 目的格補語」

La dueña trajo frito el pescado.
女主人が魚をフライにして持ってきた

スペイン語には自動詞・他動詞、両方の役割を持つ動詞がある

本来、自動詞(直接目的語なしで使える動詞)だけど他動詞として使われることがあるものと、本来、他動詞(直接目的語を伴う動詞)として使われるのに、直接目的語を伴わず自動詞として使われるものがあります。

動詞 andar の場合

El negosio anda bien.
仕事はうまくいっている

こちらは直接目的語がないので自動詞と使われます。

Juan anda el camino de la montaña.
フアンはその山道を歩く

一方こちらは「el camino」が直接目的語になるので他動詞として扱われます。