スペイン語の接続法現在形の使いかた

2018年7月12日

スペイン語の接続法現在形の使い方を書いていきます。

接続法の基本的なかたち

主節 + que + 従属節

接続法を使用する際には主節と従属節があり、その主節と従属節を「que」が結ぶ。というのが基本的な部分になります。

MEMO

従属節が接続法現在形になる場合
主節⇒直接法現在「現在形・現在進行形・現在完了形・未来形・未来進行形」、命令法
従属節⇒接続法現在形

Dudamos que ellos lleguen a tiempo.
「私たちは彼らが時間通りに着くことに疑問を持っている」
Me han prohibido que vaya con usted.
「彼らは私にあなたと一緒に行くことを禁じた」

ATENCIÓN

主節と従属節の主語が同じ場合は接続法の表現ではなく、不定詞を使用します。

「私は接続法を学びたい」
Yo deseo aprender el subjuntivo.
「私はあなたたちに接続法を学んでほしい(私はあなたたちが接続法を学ぶことを望む)」
Yo deseo que ustedes aprendan el subjuntivo.

動詞による使い分け

主節に使われる動詞によって、ほぼ自動的に従属節が接続法になります。

願望を表す動詞

desear 望む、願う
querer 欲する
esperar 希望する
preferir 好む

Deseo que él llegue hoy.
「私は彼が今日着くことを願う」
La mamá espera que sus hijos jueguen bien con los otros niños.
「そのママは彼女の子供たちがほかの子供たちと仲良く遊んでと望む」

感情を表す動詞

lamentar 残念に思う
temer 恐れる
gustar 気に入りさせる
extrañar 寂しく思う
enfadarse 怒る
preocuparse 心配する
afligirse 心配する
emocionarse 感動する
alegrarse うれしく思う
asustarse おびえる
sorprenderse おどろく
asombrarse おどろく

MEMO

再帰動詞の場合「de que」になることが多いです。
Me preocupo de que llueva hoy.
「今日雨が降るか私は心配する」

再帰動詞ではない場合は
Me preocupa que llueva hoy.
「今日雨が降るか私を心配にさせる」

Me alegro de que usted esté bien.
「あたなが元気でいてくれてうれしい」
Me asusta que haya un temblor.
「地震があるのではと私をおびえさせる」
Los ciudadanos lamentan que destruyan muchos edificios antiguos de la ciudad.
「市民は街の古い建物が壊されることを残念に思う」

禁止を表す動詞

prohibir 禁止する
no dejar 許可しない
no permitir 許可しない

Siempre me está prohibiendo que yo fume.
「いつも彼は私に私がタバコを吸うのを禁止する」
Mi padre no permite que yo salga de noche.
「私の父は私が夜外出することを許可しない」
El profesor no deja que los alumnos hablen en clase.
「先生は生徒が授業中に話をすることを許可しない」

命令・助言・要請を表す動詞

mandar 命令する
ordenar 命令する
exigir 要求する
demandar 要求する
insistir en 固執する
empeñarse en 固執する
sugerir 忠告する
proponer 忠告する
aconsejar 忠告する
recomendar 勧める
suplicar お願いする
rogar お願いする
pedir お願いする
implorar お願いする

Ella oredena que hagan la tarea.
「彼女は彼らが宿題をするよう命令する」
Los padres exigen que los niños reciban buenas notas.
「親たちは子供たちが良い成績をとるよう要求する」
El pronosticador del tiempo recomienda que todo el mundo se quede en casa esta noche.
「気候予報士が今夜は家にとどまるように勧める」
Ruego que tú me pongas más atención.
「君が私にもっと気を配るようお願いする」

疑いを表す動詞

dudar 疑う
no creer とは思わない・信じない
no pensar とは考えない・思わない

Dudo que podamos ir.
「私たちが行くことができることを私は疑う」
No creo que ella coma todo.
「彼女が全部たべるなんて信じられない」

ATENCIÓN

主節の動詞のcreerまたはpensarが否定形・疑問形のみ従属節は接続法になります。肯定形の場合は従属は直接法です。

主節が肯定文なら従属節は直接法
Creo que él tiene dinero.
「彼はお金を持っていると思う」
Pienso que ella vendrá.
「彼女は来ると思う」

主節が否定文なら従属節は接続法
No creo que él tenga dinero.
「彼がお金を持っているとは思わない」
No pienso que ella venga.
「彼女が来るとは思わない」

主節が疑問文なら従属節は接続法
¿Piensas que él sea sincero?
「君は彼が誠実な人だと思う?」
¿Cree usted que él venga a tiempo?
「彼は時間通りに来ると貴方は思いますか?」
回答の時も肯定なら直接法、否定なら接続法になります。
Sí, creo que vendrá a tiempo.
「はい、時間通りに来ると思います」
No, no creo que venga a tiempo.
「いいえ、時間通りに来るとは思えないです。」

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その他の要因による使い分け

Ojalá

Ojaláは「どうか~~しますように!」という意味になります。Ojalá = Si Dios quiera「もし神が望むのなら」です。スペイン語ってアラビア語の影響を強く受けている言語らしく、この Ojalá はアラビア語で「もし神(アッラー)が望むのなら」という意味の言葉が語源らしいです。

Ojalá que vuelva a verte pronto.
「すぐに君と再会できますように」
Ojalá que mis familias sean felices.
「私の家族がどうか幸せでありますように」

主節が非人称

es conveniente 便利な・ふさわしい
es dudoso 疑わしい
es importante 重要な
es una lástima 悲しい
es posible 可能な
es necesario 必要な
es preciso 不可欠な・正確な
es imposible 不可能な
es probable 可能な
es mejor より良い

Es probable que venga cansado.
「彼は疲れてくるだろう」
Es dudos que él lo compre.
「彼がそれを買うだろうか」
Es importante que lo hagamos.
「私たちがそれをすることは重要です。」
Es necesario que usted coma.
「あなたは食べる必要があります。」

※Es necesario comer.と不定詞を使う場合もあります。

ATENCIÓN

「確実に」「明らかに」など確実なものを表す文の時では否定形の場合のみ従属節が接続法になります。

es cierto 真実の(な)
es evidente 明らかな
es verdad 真実の(な)
es claro 明らかな
es seguro 確かな
es obvio 明白な、明確な

肯定文⇒従属節は直接法
Es verdad que lo sabe todo.
「彼が全て知っているのは本当だ」
否定文⇒従属節は接続法
No es verdad que lo sepa todo.
「彼が全て知っているなんて本当ではない」

「たぶん」という単語とともに

Quizá「たぶん」などの単語と共に接続法を用いますが、話し手の主観によって可能性が高いものは直接法で表現します。

quizá(s) たぶん、おそらく
tal vez たぶん、おそらく
posiblemente たぶん、おそらく
puede ser que たぶん、おそらく

Quizá trabajemos juntos la próxima semana.
「おそらく来週一緒に働くだろう」
Tal vez él vaya a cenar con ellos.
「たぶん彼は彼らと一緒に晩ごはんに行くだろう」
Puede ser que tu novia todavía no haya leído tu mensaje.
「たぶん、君の彼女は君のメッセージをまだ読んでいないだろう」

〇〇quiera que

cualquiera que どれでも、だれでも
quienquiera que だれでも
comoquiera que であるにしても
dondequiera que どこにでも
cuandoquiera que いつでも

Cualquiera que conozca México, entenderá este sentimiento.
「メキシコを知っている人ならだれでもこの気持ちを理解するだろう」
Comoquiera que lo haga, será igual.
「どんな方法であっても結果は同じだろう」

先行詞が不確定なとき

先行詞の実体が不確定で、具体性がないとき従属節が接続法になります。

un(a) + que + 接続法

Prefiero una revista que tenga buenas fotos.
「私はいい写真が載っている(ような)雑誌の方が好ましい」
(そのような雑誌をこれから探す=先行詞の内容が不確定)
Prefiero la revista que tiene buenas fotos.
「私はいい写真が載っている雑誌の方が好ましい」
(その雑誌が特定されている=先行詞の内容が具体的)

Buscaré a alguien que hable español.
「スペイン語を話す誰かを探すでしょう」
⇒誰かが特定されていない

Quiero una maestra que enseñe bien el subjuntivo.
「接続法の教え方がうまい女性の先生の方がいいです」

Por + 形容詞・副詞 + que + 接続法

「どんなに~~しても、」という意味になります。

Por mucha ropa que se ponga, siempre tendrá frío.
「どんなにたくさんの服を着ようとも、常に寒がってるだろう」
Por mucho que me lo pidas, no te daré nada.
「どんなに私にお願いしたところで、何もやらないよ」

Si + 直接法現在形 + 命令法 + 接続法

直接法現在形なので現在進行形や現在完了形も可です。

Si las frutas están muy caras, dígale a mi hijo que no las compre.
「もし果物がとても高かったら、買わないでと私の息子に言ってください」

この文では、話し手、聞き手そして話し手の息子が存在しています。
話し手である母親が息子に買い物を頼んで息子は市場へ行きました。しかし、母親は最近くだものの値段が高騰していることに気づいて、あまりにもくだものの値段が高かったら買ってほしくないと思い家を出たところ、隣人が車で市場へ買い物に出かけるところでした。母親はその隣人に事情を説明して上記のような言葉をいいます。

Si mis amigos no han salido de la escuela, pídales por favor que se apresuren.
「もし私の友達たちが学校を出ていなかったら、急ぐように言っていただけますか」

¡Qué + 接続法!

¡Qué + 接続法! の単文は「Qué」の前に Yo deseo, Yo espero という願望の表現が隠れています。

¡Qué te vaya bien!
「君に良いことがありますよう!」

MEMO

¡Qué te vaya bien! は直訳だと上記の「君に良いことがありますよう」になると思うのですが、家族が仕事に出かけるときに言えば「いってらっしゃい」になるし、道端で隣家の人と会って去り際に言うと「ごきげんよう」みない感じになると思うし、長期間のお別れの時に言えば「元気でいてね」って言えたりもします。とにかく相手を気遣ったポジティブな表現です。Ustedに対してなら ¡Qué le vaya bien! と「te」が「le」に代わるだけです。
もちろん
¡Qué te vaya bien a ti!
¡Qué le vaya bien a usted!
でも大丈夫です。

¡Qué tengas buen día!
「良い一日を!」
¡Qué pases buena noche!
「良い夜をお過ごしください!」
¡Qué tengas buena suerte!
「幸運を!」
¡Qué Dios te bendiga!
「神のご加護がありますように!」
¡Qué te mejores pronto!
「早く良くなることを祈ってます!」
¡Qué seas feliz!
「お幸せに!」

副詞の表現と一緒に

接続法と以下の副詞の表現の組み合わせは、大方未来についてだったりまだ事が起きてない事を表現するときに用います。既に起こっている事例に関しては直接法過去形、現在形などとの組み合わせで表現します。

antes de que する前に
hasta que するまでに
tan pronto como するとすぐに
para que するために
a menos que でない限り
con tal que という条件で、しさえすれば
aunque たとえ~でも
cuando する時(未来)
a fin de que するために
en caso de que の場合には
sin que せずに
de modo que する様に
después de que する後で
mientras (que) している限り
a no ser que でなければ
en cuanto するとすぐ

Antes de que se vaya, permítame hacerle una pregunta.
「行く前にひとつ質問させてください」
Yo lo haré sin que me lo pida.
「言われなくてもそれやっておくよ」
Lo compraré a no ser que sea demasiado coro.
「すごく高くなければそれを買うだろう」
Camine hasta que llegue a la esquina.
「(この通りの)角まで歩いてください」
Aunque usted no quiera, iré yo.
「たとえあなたが行きたくなくても、僕は行きます。」
Cuando yo me muera,¿quién me enterrará?
「僕が死んじゃったら、だれが僕を埋葬してくれるんだろう?」
Mientras que él esté ahí, no iré.
「彼があそこにいる限り私は行かない」
No saldrás a menos que limpies tu habitación.
「部屋の掃除をしない限り、君は外出できないよ」
Llámeme por favor en cuanto llegue mi maleta.
「私のスーツケースが届いたらすぐに私に電話してください、お願いします。」