Saber a で「味がする」という意味になる

   

先日、ペルーのアレキパにあるショッピングモールに行った時に改装中のテナントを囲んでいる壁に ¿A qué sabe la felicidad? とキャッチフレーズみたいに書かれていました。それぞれの単語の意味はわかるんですが・・・筆者の場合それぞれ単語の意味は分かるけど文章にすると意味不明ってことがよくあります。

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この ¿A qué sabe la felicidad? も典型的な例で。ボキャブラリー不足と言ってしまえばそれで終わりなのですが、辞書を引くにしてもどの単語を調べれば解決に結びつきやすいか?など書き留めておきます。

ヒントは「動詞+前置詞」

先に ¿A qué sabe la felicidad? の各単語の意味をおさらい、といっても単語によってはいくつもの意味をもっている(今回だとsaberとか)こともあるので、初級レベルが認識する意味といった方が正確かな。

a前置詞~に、~へ
qué疑問詞
sabe動詞知る
felicidad名詞幸福

となります。sabeは動詞saberの3人称単数の活用になるので「la felicidad(felicidadは女性名詞なので冠詞laが付きます)」が主語になります。

ただ

スペイン語は主語を省略することが可能な言語なので、例えば ¿Sabe la dirección? という疑問文だと、主語は「la dirección」ではなく、el, ella, ustedになって「彼(彼女、あなた)は住所を知っていますか?」になるので

¿A qué sabe la felicidad? も el, ella, usted が主語なのでは!と考えてしまうこともあると思います。ロジックとしては間違えではないのだろうけど、こうなってしまうと迷宮に迷い込むというかド嵌り状態です。筆者はこれよくあります。

Yo sé todas las parabras pero no entiendo...口癖です。

疑問詞の前の前置詞は動詞と関連している

スペイン語って疑問詞の前に前置詞がつく疑問文が多くあります。なので「前置詞+疑問詞」で覚えていたのですが、この前置詞は動詞との組み合わせからきていることに結構経ってから気づきました。

たとえば

pensar en で「(よく)考える、望む」という意味になるのですが、疑問文にすると
¿En qué piensas?
(君は)何をかんがえているの?

hablar con で「と話す」という意味になるのですが、疑問文にすると
¿Con quién hablo?
(私は)誰と話してますか? どちら様ですか?

といったかんじになります。

上記のことを踏まえ、動詞saber を辞書で調べてみたら、ありました

Saber + a + 無冠詞名詞「~の味がする」

「知る」に前置詞が付いたところで「味がする」という意味になるなんて想像できませんよ。と思いつつも辞書にあった例文は

Este helado sabe a límon.
このアイスクリームはレモン味だ。

Este vino no sabe a nada.
このワインはこくがない(味がない まずい)。


冒頭にかいたモールで見たキャッチフレーズ ¿A qué sabe la felicidad? は「幸せってどんな味?」って意味になるみたいですね。

レストランとかに入ってメニューをみても味が想像できない時にはウェイター(mesero、西ならcamarero)に

¿A qué sabe este?「これってどんな味?」

とメニューにあるお目当ての品に指さしながら言えばいいの感じでしょう。
ほかにも ¿Qué sabor tiene? と言っても同じ意味になります。

 - 前置詞, 買い物・食事・観光